港町に行った次の日に鑑賞しました。観察映画、観察映画の定義ははっきりと分からないけれど、たしかにその場に佇むような、流れに身をまかせる映画だった。
漁師のワイちゃんから始まり視線が移っていくように魚屋>>続きを読む
台詞が詩的でとても美しい。終始美しかったな。
[全知ではないから予感を味わえる]
[私たちは天使たちの知らないことを知っている。]
[世界の歴史に入っていく]
と、本当に天使の詩のように感じる台詞の羅>>続きを読む
合格者発表、父と子の会話、照らされる天井、対比で描かれる世界。
黄みがかった画面に時々水色やらピンクやらが散りばめられるエドワードヤンの色彩。夏に観ると別格。
ファーストカットから半開きの扉が映る。こ>>続きを読む
タイには行ったことがないけれどきっと今発展していっている最中なのでは。
タイで増えつつあるのだろうか、ミニマリストになるということの代償。仏教との関連性。物を捨てる、増やすということへの疑問。
コンマ>>続きを読む
“新恐竜”ってだけあってオリジナル版へのリスペクトがしっかりありつつ、変化も進化も遂げた恐竜だった。
オリジナル版もすごく好きなんだけど、のび太のワガママでピー助を育て、仲間の元に返すという行為が正直>>続きを読む
ドラン作品で一番映像が好きだったかもしれない。
恋人の死に向き合えず涙を流すことのできないトムが恋人の家でギヨームの代わりになろうとする。
冒頭流れた、”小川の石が波紋を残す”という歌詞のように、トム>>続きを読む
勝手にもっとキラキラした物語をイメージしてたんだけど、実際は戦争によって抑圧された人々がもがく姿を描いた物語だったのね。
映されている当時の人々の表情が印象的だと思った。絶望と希望が入り混じっている>>続きを読む
確かにジョンドゥは犯罪者で、人間として足りない部分も沢山ある。自分ももし彼の家族の1人だったら到底理解できないだろう。
それでも、そうだとしてもコンジュにとってはたった1人の理解者だった。悪でも見方を>>続きを読む
初ホドロフスキーですが、意外とスッと入ってきたイメージ。
撮影手法であったり色使いが大胆。これは自伝的なストーリーだったので、ぜひとも自伝ではないホドロフスキーの作品も観てみたい。
過去の自分に語り>>続きを読む
クモに噛まれてからの過程が丁寧に描かれている。
展開は前作と同様のところも多々あるけれど、ピーターの嫌な部分の描き方は生々しい。
奇抜すぎない展開もうまいと思う。
ピーターが普通にイケイケ高校生すぎ>>続きを読む
ひどい。実写化の中でも群を抜いて酷い。
途中途中に挟まるういらぶのタイトルコールは何…?
あと普通に優羽と凛の関係は全然魅力を感じません。
当事者でありつつ外からやってきた第三者でもある指原が監督をしていることで客観的にHKTというグループを映せていると思った。
あとこれはアイドルとファンを描いた作品。
HKTグループのメンバーから指原>>続きを読む
虚構と現実が緩やかに重なっていく。
最後の控え室でのやり取り、それこそ演劇のセリフなのか現実のセリフなのかわからない言葉遣い、そこから広がっていく画面。
公演中止で虚構のものになってしまった舞台を現>>続きを読む
青くて未熟な画面が特に前半ずっと続くけど、音楽を見つけた彼らにパッと光が差すのがわかりやすさもありつつ綺麗だった。
全体的な設定は甘いし深く掘り下げたらボロが出てしまいそうな力ずくさがあるけれど、その>>続きを読む
再見
シンメトリーと交わるチェック。
やっぱり色合いが好きだな。
ドクタースリープ見てから見直すとまた面白い。わかりづらいけど伏線というかこう繋がってるのかってわかる部分もある。
鏡の使い方がかなりい>>続きを読む
この映画に出てくるウイルスは最恐ですけど、やっぱりそれ含めて全て壊してしまうのは核なのね。ウイルスも核も全てが人間の手で作られたもので、結局人間のせいで人間が滅びるっていうストレートなストーリーとメッ>>続きを読む
悪役の描き方が凄く良かった。どちらかというとシシガミの方が主人公っぽい。
ほんの優しさと絶望と向けようのない怒りが生む悪役は嫌いになれないし、共感できるんだよな。
CGもかなり見応えあった、機械の細密>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
子どもと親の孤独に寄り添ってそこを重点的に描いているのがいいなと思いました。
個人的にベタだけど唯一の仲間?(母親にとっては子ども子どもにとっては母親)がふと見せる狂気だったり怖さを描くのが1番怖い。>>続きを読む
小津作品は2作目ですが、白黒ということもあり余計に映像美が際立っていた気がする。
街並みや家の中での直線的な表現の多用。
垂直水平が美しく、人工的な美という印象。
途中途中で挟まれる重なり合う家々や終>>続きを読む
映画を観終わった後ボコボコに殴られた感覚を覚えたのはとても久しぶりだな。疾走感。
カルチャーに影響されて自分が恐る恐るその世界に入っていくあの感じがとてもリアル。
映画として多くを語らないのにスティ>>続きを読む
BIS誕生の詩とこれを見て初めて完成するという構成に感動してしまった。勝者と敗者という構造を、渡辺淳之介と清水。そしてBISとSISという対立構造で描く。そして最後は清水対皆。
BIS誕生の詩の伏線>>続きを読む
Sis消滅の詩の前振り的映画なので、これだけ観ても微妙です。前振り映画としては完璧。
この一本だけを評価すると、BISのプードゥーと渡辺淳之介のお互いの絶妙な関係性と信頼感とかBISになるために翻弄さ>>続きを読む
反吐が出てしまう汚い大人達と彼女達の熱量の対比が堪らない。
BISHのドキュメンタリーでありながら監督宮地のドキュメンタリーでもある。オタクになっていく様を描いた、オタクのドキュメンタリーという感じ。>>続きを読む
AKB48は自分がアイドルに興味を持つきっかけになったグループだと思う。
当時何故自分がAKBに惹かれるのか分からなかった。今作ををみてなぜ彼女たちから目が離せなかったのかを振り返るきっかけにもなった>>続きを読む
うへーかっこよい!
乗客、警察、国鉄、犯人とさまざまな視点で描かれている。行ったり来たり、なのに気が散らない。綺麗に纏まってる感じ。
丁寧に犯人側にフォーカスしているため彼等を一概に悪だと思えない。そ>>続きを読む
公開当時映画館でみてトラウマ級に恐怖だったので、今観てもやっぱり不動のトラウマ映画です。映画館で、しかも2009年の公開当時に。小学生の私にとってはかなりの衝撃だった。
容赦なしに滅びていく世界は観>>続きを読む
終始コミカルなのに最後の最後に見せる葛藤的な動きが切ないな……。
自然光と人工の光の描き分け綺麗すぎでは。
なんて爽快で爽やかなの。映画って感じ。うまく行き過ぎだけど世の中こうあってほしいよね。
それともアメリカはみんなこんなに多様性に溢れててそれぞれの個性に寛容なの??
お互いのことを知っていってそれぞれ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
科学と信仰という相容れぬ物同士の交わり、そしてなにかを追い求めて突き進む人へのリスペクトを感じる作品。
自分も小、中、高とキリスト教の学校に通っていたので聖書に書いてある言葉(神が創られた世界)と、>>続きを読む
平手友梨奈という人物を軸に現メンバー達が自分の存在意義、欅坂の存在意義を見つめ直していく映画だった。
最近ドキュメンタリーを少しずつ観ているんだけど、現実の世界がここまで出来すぎで良いのか?と各映画を>>続きを読む
この10分強に全てが詰まってしまってる。
◯◯になりたい、それになれたら他にはもういらない。そういう誰しもある劣等感や妄想、嫌悪感がつまりすぎて苦しかった。
その中でも優しさを与える山戸監督「何者にも>>続きを読む
光と影がとても綺麗。光源がはっきりとわかるような自然光の綺麗さ。窓から差し込む光とか影にいる人物とか。
鹿の夢と現実の反比例。食肉加工場が主な舞台で普段なかなか目が向けられない場所にいる人間達にスポ>>続きを読む
ドラえもん映画の進化は止まらないな。って感じた今作。
その反面今までのドラえもん作品へのリスペクトがすごくてお約束的な空気砲、ひらりマントはもちろん終盤のコエカタマリンとかスーパー手袋とか、沢山出てき>>続きを読む
映画を観るにあたって、個人的には共感性がとても大事だと思っていて、それが無いとしたらそれを凌ぐぐらいの何かが欲しい。
この映画わたしには共感できるポイントがほぼゼロで、それってまぁ自分の人生の問題なん>>続きを読む
あの有名な階段のシーンディレクターズカット版だけなのね。
しっかりとだんだん狂っていく様子が描かれているのが良い。音楽の使い方も秀逸。物語の邪魔しないのに主役級の効果。
全体的に時計の指針のリズムのよ>>続きを読む