Nagisukeさんの映画レビュー・感想・評価

Nagisuke

Nagisuke

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ムースの隠遁(2009年製作の映画)

4.3

欲した唯一の存在は去り
残ったのは実感の伴わない命
膨らむ未来と反比例していく自己価値
埋まらない孤独と冷たい床

美しさと醜さは表裏一体で
じわりと闇に浸食される感あり
生まれ堕ちた場所は苦しみの世
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(2000年製作の映画)

4.2

喜怒哀楽がはっきりしているのは
人間が正直だということ
癖になりそうな軽快なテンポと
藤山直美の輝きはすごい
…のだけれども
結局のところ大楠道代が最高

生きることは大変なこと

月が西から昇ったら
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.3

娘達ての希望による鑑賞シリーズ②

喧騒のなかの日常
俳句少年とインスタ少女
景色に色をつけるには強めなカラー
話が入ってくるのに時間がかかる

至る所への落書きに嫌悪感
共通項のヘッドフォンとマスク
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映画 五等分の花嫁(2022年製作の映画)

2.5

娘達ての希望による鑑賞シリーズ①

漫画読んでできればアニメ観てからの方が
絶対いいよ!と言われたにも関わらず
強行したために全く良さが解らない結果に。
(ぼっち・ざ・ろっく!は原作読んでなくても面白
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

子育ては悪夢の連続で
考えもしないようなことが次々起こる
日々精魂尽き果てながら
かけがえのない時間は過ぎ去る
コントロール不能な世界にようこそ

抱える家族不和と想像力の欠落
子どもは成長過程におい
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

不安定な日の青白い空
庭の植栽とハズレの子
物も人も同じ出会って別れてまた出会う
私のままじゃ生きてこられなかった

揺れるレースのカーテン
慣れた方が楽になる
私の何を知っているの
見たいようにしか
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

生まれつきの感音性難聴
ホワイトボードのコミュニケーション
扇風機の目覚まし
瞼上の絆創膏と瑠璃色のネイル
見えているのは同じ世界

集中力の重要性
苦労ではない人間としての器量
話しても解決しないこ
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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.5

3週間の品位を保った関係性
資金提供と楔形文字の粘土板
行き交う人々の営みと孤独
想像し得る一番の悲しみとは

望む行動を百発百中で
欲望を満たし人を幸せにするロボット
未来を築くには過去が必要
全て
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.7

仮面家族の幸福論
自己顕示欲と承認欲求に溺れる
自分しか見えない母親
飛び込んできた黒い不穏因子

高すぎる期待値
不安ストレス繰り返す発作
取り戻せない心の平穏
クローゼットの怪物ともうひとりの自分
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.1

雨降り頻る中 フードに包まれた人影
クリーニング店の寂れたワゴン
捨てるなら産むな
産まれた後に殺すより
産まれる前に殺せば罪は軽い?

犯意の誘発と機会の提供
養子縁組と存在の否定
洗い流されていか
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

わたしはあなたに汚物をかけ
あなたを辱め、あなたを見せ物にする

祖先は馬の調教第一人者 
馬の名前 残された正反対の兄妹
動かない雲とカメラBに映る眼
降り注ぐ赤い雨
横たわる風船 直立する靴
こち
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

まず冒頭から後悔
これ劇場で観る作品だったーー

マッハ10の壁
神の情けか天使の微笑みか
最大の敵は時間
可能かどうかはパイロットの腕次第

バーのピアノと過去の残像
自由の主張 信頼関係
息子をパ
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.9

強靭なハングリー精神で
耐え抜いたタフなファイター

大切なのは何よりも楽しむこと
マインドはオープンスタンスで
今日の日記と明日のプラン
シンデレラ会議と5人の娘

傷付いた子供時代の記憶
いつかし
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大恋愛(1969年製作の映画)

4.1

美しい街並みと大聖堂
出逢いの記憶
ズラリと並んだ花嫁候補
愛してるの砂文字はポケットへ

走り出したベッド
仕事に身が入らないギャルソン
エスカレートする夢と妄想劇
愛は逆算するもの?

いやしかし
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幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

4.3

並べられたテーブルセッティング
ごった返す車の波
ぐるぐる回る散髪客
サラミだけになったバケット

間の悪い登場人物ばかりで
クスッと笑いが起こる劇中
古典的で軽快なテンポの喜劇
こんな美しい映像で拝
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あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)

4.1

海辺の街 幼なじみの3人
紛れていた要検査の紙
上手に負ける戦法論

好きな人に体を触られる感覚
UFOの光と通り過ぎたセックス
描くことの出来ない私の未来

誰かの頼まれて
今の生活をしてるわけじゃ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

荒れた地に広がる満天の星
風に揺れる白詰草
人が住めなくなった街におりた帷
ミミズの転倒と緊急地震速報

土地に宿された想いと流れ込む記憶
人が入れる常世は生涯ひとつのみ
光の中で大人になってゆく
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.6

オオカミちゃんと赤ずきんちゃん
集められた7人
鏡の向こう側の世界
叶う願いはひとつだけ
喜多島さんの秘密とルール違反の代償

そんな奇跡が起きないことは知っている
解決出来なかった問題の行く末は?
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

4.0

美しきダンサーと女闘牛士
一人芝居の看護師の男
注意深く見つめ話しかけ続ける

少しの孤独
窓から身をのりだし
時が過ぎるのを見つめるだけ
何も訪れない それぞれの絶望

サイレント映画 縮みゆく恋
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