Nagisukeさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Nagisuke

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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.2

はだか電球のへや
外は空が青い
「お母さんは?」
冒険する妹
現実を直視できない兄
そうまでして生きる価値って何

兄の思考が気持ち悪すぎて
おなかがいたくて堪らない

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.8

超絶好みな質感のモノクロで
言葉の音がいちいち美しい
冷戦下に響く悲哀に満ちた歌唱
余韻漂うクレジットの暗喩がたまらない
劇場で観るべきだったと激しく後悔

2つの心と4つの瞳
昼も夜もずっと泣いてい
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.6

自己の概念
性の悦びはワインのように熟成し
人生は過ぎ去っていく

考える音
愚かなロマンチスト
イカれた君と最高の君

人生の黄金期に差掛かるとき
あの境地まで辿り着けたら幸せだ
ラストカットには痺
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.5

持ち去られた心
愛と現実は相反する
欲望は人生の燃料
悲しいのは戻れないこと

恋する気持ちは使い果たし
誰かを信じることも恐い
ひとりでいることこそ正しい気がする
心境すべて代弁してくれているみたい
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.4

なんて素敵な出逢いだろうか
惹かれあい分かち合い
未来から現在へのタイムトラベル
黄昏に沈む町
一度きりの夜を祝って

反抗は健全なプロセス
幸せな夫婦関係を築くこと
偉業をなすこと
人と人がわかり合
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

真実と事実
民主主義は形だけでいい
間違うことは
恥ずかしいことじゃない

どちらを選んでもイバラの道
さて、選ぶべきはどっち?
憔悴感あふれる演技が素晴らしい

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.3

脅迫性障害の殺人者の地獄篇
重要なのはmaterialと順序

どこまでも満足できない
建築への執着は理解できる
巻き狩りの家族は芸術性を感じるが
乱雑な冷凍室には不満あり
きちんと整頓してくれよ

21世紀の女の子(2018年製作の映画)

3.3

挑戦的で前衛的
面白い試みだと思うけれど
数ある8分間の中に
容易く好みは見つからない

ゆらぐ瞬間
うってなったら銀河の果て
コイサメル
会話の応酬は苦手、、

さざなみ(2015年製作の映画)

4.2

同じ年の不幸
45年分の時間
重ねた選択と人生の目的

話したいけどやめておく
ぶちまけたいけど出来ない
譜面のない演奏に水曜日のイエス

写真ばかり撮ると
楽しみがぶち壊しになる
美しく悲哀を含ん
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半世界(2018年製作の映画)

4.3

父の残像
興味も関心もない背中
友情の二等辺三角形
世間しか知らない
世界を知らない

あなたはあなたでいい
でないとこっちが迷惑だもん
黒い傘にクラクション
私もここに入りたい

映画ドラえもん のび太の恐竜2006(2006年製作の映画)

3.2

ぬるっとした作画に
見た瞬間から拒否反応、、
最先端に拘るとこうなる感すごい

話の節々を端折られた感じと
総じてなんとも言えない違和感
現代のドラえもん、、きつい

映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

2.8

川村元気脚本が私には合わないと確信
これが50周年記念作品なのかー
解りやすい悪役不在で
心踊るひみつ道具も少なく
違和感ありありな終盤

映画だからこそ
やりすぎた感強めの
優しいジャイアンと
強い
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ドラえもん のび太の日本誕生(1989年製作の映画)

4.0

今を生きる子どもと
過去を振り返り先を見据える大人

当時、妙に冷めていた子供の私ですら
ドラえもんの映画の時だけは
現実逃避よろしく、わくわくに溢れて
あるべき姿に戻ることが出来た記憶アリ

想像を
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.6

あぁ、もぅいちいち構図が素晴らしい
センスが良いのと頭が良いの
両面を持ち合わせてるって凄い

この人の作品は
見るたびに中毒性が増していく
肉のかたまり
普通の顔

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.2

共依存の母子
満たされない日々
抗えず狭すぎる世界と
異常な程の危うさは
時に共感すら覚える

だけど
演者「感」が拭えず
ねっとりとした不快感が緊張感が
期待値に達せず
振り切ってほしかったー
そし
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