Nagisukeさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

Nagisuke

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過去のない男(2002年製作の映画)

4.6

観る度に味わいが増す傑作。
過去を手放すこと。
人生は後ろには進まない。
選曲のぶっ飛び具合もさる事ながら
いつも通りのこの質感、整理された会話
実に好み。

いとはん物語(1957年製作の映画)

4.0

いつものマチ子よ、何処へ
夢想シーンがなければわからない程
見事にそのオーラを打ち消した
醜女メイクはもはや芸術的な完成度

意識下に持つ他者への偏見
所詮見た目の差別的な感覚が匂い立つ
ラストと冒頭
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黒蜥蜴(1962年製作の映画)

3.8

京マチ子の七変化に心奪われる
モダンミュージカル。喜劇。
夢のある犯罪、美しさは完全。
意外とすぐあげちゃう称号。
耳に残る軽妙なリズムに囚われる。
豪華な面々が揃い踏み。

(1959年製作の映画)

4.4

とにかく仲代達矢が気色悪い
各々の楽しすぎる役者陣、最高!
曲者揃いの中でも北林谷栄の存在感ったら

人物対比が分かりやすいエンタメ作品で
序盤のストップモーションはじめ
映像的にも大変好みな一本
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雨月物語(1953年製作の映画)

5.0

これほど感銘を受けた作品はない
後世に語り伝えたい
日本映画珠玉の一本

山猫(1963年製作の映画)

5.0

荘厳にして絢爛豪華。
実在の美術品多数に貴族たちの出演。
夜明けの暗闇に老公爵。
B・ランカスター最高。たまらん。
劇場のスクリーンで鑑賞できる日が来るなんて。
幸せだなぁ。

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

4.2

カウリスマキ作品では珍しい回帰。
淡々と描かれる男女の違いと恋模様。
総じて音楽が素晴らしく、
引き込まれるこの独特な世界観、すごい。
ペロンパーが楽しいのも魅力。
もう彼を見られないは本当に惜しい限
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魔法にかけられて(2007年製作の映画)

3.8

過去作品のエッセンスたっぷりで
細部まで楽しい作品。
動物たちのおそうじシーンを
実写化する勇気が素晴らしい。
頭空っぽにして、歌いたくなる名曲多数。
娘のお気に入り映画のひとつ。

8月の家族たち(2013年製作の映画)

4.2

所詮家族なんて遺伝子で繋がれ
無作為に選ばれた細胞に過ぎない

とは言え十二分に愛に溢れた家族たち
育つ環境って大事だな
M・ストリープが素晴らし過ぎて言葉なし

ダンボ(2019年製作の映画)

3.8

原作が好きで、正直予告の段階から
心配しかなかったが、蓋を開けてみれば
ちゃんとT・バートンだった。
中々に無理やり感はあるものの
相変わらずの綺麗な映像と
ダークスパイスが小気味好い。

めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

4.2

偽りの幸福 枯渇した心
求めた完璧な姿と対極にいる自分

印象的なシーンが多く
M・ストリープはじめとする女優陣に
お見事!の言葉しかない
公開当時とても好きな作品だったことを
思い出した

人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.0

特に驚愕も爆笑もない
怒りのあれこれ6作品。
怒りって愛情ありきの感情だよなー、
と再確認するにはいいかも。
いやしかし。うーん…好みでない。

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.4

なんとも独特で奇妙な世界観。
さながら寓話のようにぎこちなく率直で、素晴らしい質感。
あぁ、好きだーーー。
二面性の描写が面白い。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.2

瞳の奥に揺れる脆い感情。
確かに恋は性別の垣根を越えるかもしれない。
交わらない二人の想いと
ブルーがなんとも印象的な作品でした。

王と鳥(1980年製作の映画)

4.6

不穏な空気に傍若無人な態度
王だけでなく皆孤独
細やかな動きと質感が好き

ドラえもん のび太のドラビアンナイト(1991年製作の映画)

3.6

不完全燃焼たまらず
手近にあった昭和世代のドラえもんにエスケープ。
これぞ映画ドラえもんの世界観。
へんてこ感満載ながら、普段は粗暴なジャイアンの別の一面に心温まり、子供じみたシンドバッドに笑う。
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