一番茶さんの映画レビュー・感想・評価

一番茶

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八甲田山(1977年製作の映画)

3.8

雪山はただひたすらに残酷で容赦ない。
今や当たり前に周知されていることだけど、全身で痛烈に感じる作品。
サラリーマン社会や政治的な人間関係も胸に刺さるものがある。
昔から変わらない。
実話ベースという
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.8

ノンフィクション殺人ミステリーです。
ゾディアックを追う関係者たちの人生がジワジワと変わってまう。ロバートダウニーJr.はシュッとお洒落してて皆んなの人気者だったのが、そこからの堕落っぷりが良かったで
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ストレンジ・アフェア(2019年製作の映画)

3.0

図書館で動画を再生してしまいその内容が少々センシティブで、周りがからかうようにクスクス笑う。羞恥心を煽るための演出なのはわかるけど、そんなんで笑わないでしょ普通!!リアリティに欠ける!って少し冷めてし>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.8

前作よりギャグに磨きがかかってましたね。
なんてったって、ばかばかしい!
なのにみんな大真面目だからなんと愛らしい!

都道府県を罵り合うのもいい加減にしろよ!
もっとやれ!
こんな感情がせめぎ合いま
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.0

原作があれほどもりもりのボリュームで大作だっただけあり、流石に映画にするのは難しかったのかな…と。
重要人物を削ったり、立ち位置が全く異なったり。
えー、と少し茶々もいれたくなる。
話の舞台がひとつの
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

禁断の愛があまりにも禁断すぎるからヒヤヒヤ。

なのにアップテンポ、展開早め、純愛まっしぐらのロマンテックもの。
結構色んな人にカムアウトしてるし。
「妹にも話したのかい?オゥ…会ってみたいな。」笑っ
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヤクザのいざこざ色が濃厚でした。
失礼ですが少々迫力薄めの役者さんも多くいたので、女目線では見やすかったです。
話は意外にも少女漫画チック。
アクションシーンはめちゃくちゃ見応えありましたね!木村文乃
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.8

死生観の描写が濃いファンタジーもの、といった感じでしょうか。
プロの声優さんを起用してほしかったと強く思います。興醒めしてしまうので。

結果的には監督が満足してるならそれでいい。

フード・インク(2008年製作の映画)

4.5

本当に素晴らしいドキュメンタリー映画でした。

我々は本当に食べることばかり考えて生きてるなあと最近思ってる。
観光地、住居環境、外食。殆どが食べ物のカテゴリーで埋め尽くされる。
その食べ物について何
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.5

田中みなみさんめっちゃ良かったなぁ。
こうへいくんのダメンズぶりは多少盛ってるにしても、結構リアルに感じた。

ご飯作るよー!って言われて三時間経っても出てこないでこっちがイラつくのめちゃわかる。
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

美術が題材ということもあり撮り方もオシャレだな〜って感じたのだけど、ちょっとずつ違和感もある。
孫にあれだけ罵られたのにすぐ仲良くしていたり、え?携帯もないのになぜ場所がわかったん?ってとこもあり。
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.0

イマドキ、令和の映画ってカンジ。個人的には異世界転生のジャンルに当てはまる。20年前のジュマンジが衝撃的であれを懐かしく思いましたがこれは何もかも別物。でもめちゃくちゃ笑えた。キスであんなに腹抱えて笑>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

2.5

中山七里ファンの私には少々解せないほどの原作へのリスペクト感なし…な、気がしました。
キャラ性格性別だけでなくストーリーそのものがまるで違う…
違うそうじゃない…そうじゃないんだろぅ…?と、集中できず
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.3

小日向さんが面白すぎる。
ジルベールが加わるともう最強。

劇場版でもなんのブレもなく安定の仕上がりで凄く良かったです。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.8

不朽の名作がまたここに一つ。

心温まり躍る、ちょっと切ないとこもあり、また笑える!愛らしくも凸凹なユーモラスな俳優たちから1秒たりとも目が離せない!
名言揃いで定評のある作品。一生忘れられないですね
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.5

おしゃれ番長な監督…。
カット、音響、カメラワーク、照明、すべてに愛と拘りが感じられます。

現在と過去が混じり合うロードムービーで、彼らの雰囲気の変え方に驚愕しました。メイクの力なのかな。
色気むん
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さがす(2022年製作の映画)

3.5

さわやかな少女が全力で探しまくるも、終始血生臭く、安穏がなく、全身畏怖した。
ラストシーンで、シンプルなタイトルを理解します!

カクテル(1988年製作の映画)

3.0

意外と奇想天外な展開多めで
ちょっと落ち込んだ、、(^O^)
パフォーマンスシーンは圧巻ですね。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.8

とても良い映画でした🎞
映画を通じて、これまで無縁、無知だったことを知れるのはいつも新鮮。
兄貴が乱暴に突き放したり、家族がルビーを責める中でも、複雑な心情描写が強く見えて、胸が苦しい。そこに、しっか
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アリスのままで(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤はほんの少しの症状。
それが進むうちに想像以上の悲劇だった。
感動シーンをうまいこと含めつつも、観てる側は本当にただ辛い。
家族の支えも限界がある。ラストはまさかの夫ではなく末っ子が介護を引き受け
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完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

3.4

ソ連と冷戦という、かなり繊細な時代背景で生まれた才あるチェスプレーヤーの伝記。
主人公のボビーフィッシャーは、傍若無人で私利私欲が強め。それを支える影役者の存在は大きいんだな…
チェスをもっと知れたら
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さよならドビュッシー(2013年製作の映画)

3.6

岬先生…カッコ良すぎる、こんなん好きになってしまって当然だろ!!
岬先生演じる清塚さん、多方面で活躍するピアニストらしいが、演技の魅力も申し分なし!
橋本愛の存在感に負けず劣らず、とにかく先生がとても
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.8

ウィレムデフォー!めっちゃゴッホ〜!!

観ない方がいいかなあ。って言ってたのに、観てしまった。そしてやっぱ観なきゃよかったかな、と再度思ってしまった………。だってゴッホとテオはどう切り取っても不幸の
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恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)

4.2

なにこれめっちゃ素敵やん、、
良い映画だなぁ、と溜息漏れる。

結局のところ。
恐竜って最後の一匹云々とか、
ひとりに慣れる訓練とか、
そこに大した重きはないのだけどそれも全て愛おしい!

ひとりの幼
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

銀行強盗という設定は非日常だが
会話や人格の個性はかなりリアルに感じられる。
気の弱さからやたら喋る奴、お人好しな奴、ただのサイコパス、、
たぶん強盗集団ってちょっとマヌケで、こんな感じなのかもしれな
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.7

とある頑固爺さんの、微妙にハートフルで、やけに質感がリアルな旅の話。

多くの人に助けられながら爺さんはなんとか前に進めるのだけど、
彼自身が慈愛に満ちているわけでもなく、
彼に惚れた人々が全面協力!
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

自由すぎる嫁さんが、めちゃ可愛い。

料理が下手で、夢がたくさんあって、家中ペイテンティングしまくって、旦那のポエムを全力で愛してくれる。毎日の楽しい、を表現してくれる。
彼女は愛おしいなあ、という落
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.5

伊藤英明の新境地。ちゃんとサイコパスでした。
当時、母の要望で一緒に映画館まで行ったのですが激しく後悔したのをよく覚えてます。
母は隣でサンドイッチを美味しそうに食べてました。

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.5

自分の犯罪スタイルはこうであるべきなのだとか、反省してるかしてないかとか、
そんなことは全てどうでもいいんだろうな。
盗むことで幸せを感じるからやめられない、という万引き常習犯と同じ心理。

実話とい
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.5

主演、監督共にジョンファブローが担っています。
テンポとバランスがよく取れている作品だなと思いました。
調理シーンは「美味しそうなもの」がしつこくない程度にちゃんと出て来て、
息子含めた男旅の「男の荒
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.8

監督キャスト共に素晴らしいのは言わずもがな、皆実話に驚愕したはず。結末がこんなに感動する映画はもうないだろう。すげーアメリカ。

これが監督という仕事の面白さなのかなーと思った。
追って追われて、とい
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