なかむらさんの映画レビュー・感想・評価

なかむら

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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

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胸が熱い。若ジェイク。ジェイクはいつの時代も最高だ、最近のムキジェイクも。

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

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めちゃくちゃ面白い。
「なんか、その、うやむやに、曖昧に、逃げ出してしまう」っていうものすごく些細なスケールの話が、主人公とその限られた人間関係を通して、丁寧に繊細に映画的に描かれている。

キスマイ
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最後まで行く(2023年製作の映画)

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頭からフルスロットルでノンストップに最後まで行ききってくれて気持ちよかった。
男前で肉体派でありながら追い詰められていく様、張り詰めた緊張感の中でのコミカルな芝居、その緩急が嫌味なく効いていて、岡田く
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花腐し(2023年製作の映画)

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めちゃくちゃ良かったんだが、めちゃくちゃ良かった最中、マジックマッシュルームのくだりであちら側のプロの女優が出てきたところで一度ストンと冷めてしまった。それをしてしまったらもうAVやん…と。綾野剛、柄>>続きを読む

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

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写真のスライドショーにナン・ゴールディン本人の語りで独白のように淡々と進行されていく時間が長いので、今、語っている本人の顔や表情が少しは見たくなった。写真自体にパワーがあるとはいえ、リズムが一定だった>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

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鈴木亮平に感服。この徹底した役作りで、どんどん日本の基準を上げていっていただきたい。バラクータの着こなしにも惚れ惚れした。第二弾があれば、エンディング曲は「Super Girl」でお願いしたい。

日の丸~寺山修司40年目の挑発~(2022年製作の映画)

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この「日の丸」を現代に問いかける発想、企画を、TBS局員という立場を利用しながらも愛と情熱を持って、実際にやり切り映画として完成させたことには最大限の敬意を表するところだけど、現代パートの街録がどうも>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

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ドラマ『アンメット』の2人が良すぎるので、ではこちらも、という流れで。杉咲花から目が離せくなっている。存在に惹きつけられる。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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始まりのテーマ曲から良作の予感。マルサの女のテーマのような口ずさみたくなる耳馴染みの良さがあった。原作の、和山やま作品の空気感も感じられる人物の距離感や間合いが心地よかった。綾野剛の演技はやっぱりワク>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

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完璧に仕上げ切ったジェイクの肉体の説得力。ジェイクに対峙するのは、ヒッチャーみたくしつこく追いかけ回してくるコナー・マクレガーとあって、かなりな見応えの肉弾戦。

猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

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可愛い猫に癒されながら、イスタンブールの猫事情を知れたり、綺麗な景観、人々の心の豊かさを味わえる良質で充実した内容でした。
猫目線のアングルや、猫の動きを予測して生態を把握した上で狙いを定めた固定アン
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Winny(2023年製作の映画)

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金子勇さんの早熟な天才ゆえの苦悩は凡人には分からない域かもしれんが、衝動で突き動く生き様、権利や尊厳、後進たちの未来を守るために奔走する姿は本当に格好良い。それを体現する東出さんの熱演も格好良い。劇映>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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やはり印象に残るは夫婦喧嘩のシーン。こうして人と人ってすれ違っていくんだ…そんな過程をまざまざと見せられるような。お互いに正義があって、正しいとか正しくないとかじゃない。最近、上司が力説していた言葉を>>続きを読む

ラッシュアワー(1998年製作の映画)

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仕事に疲弊。束の間の空き時間。何もしたくないが、映画は観ておきたい。しかし思考は停止している。そんな気分の時にラッシュアワー。大正解チョイス。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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話題作ということで観ておこうという程度の気持ちだったが、泣かされた。自分でも驚くくらいにツーと綺麗な涙が流れた。ゴジラが出てくるシーンが素晴らしいのは言うまでもなく、人間ドラマが実に良かった。神木くん>>続きを読む

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

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見所しかない最高の夜。
最高で奇跡のようなシーンの連続。

好きなシーンは山程あったが…
急遽ソロパートを用意されて個性を出すことに苦労するボブ・ディランに、"ボブ・ディランらしさ"を指導するスティー
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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『哀れなるものたち』と続けて観た。
歪みのある超広角でも収まりきらない壮大なスケール感の映像美。特徴的な画作りの美しさに、エグさのある突き抜けて不条理な物語と、どこか不安を掻き立てられる音楽が同居して
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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映画の世界にのめり込んで打ちのめされる感覚の映画体験は久しぶりだった。2時間半、観ている映画の世界だけが現実だった。圧倒された。
ランティモス作品を初体験だったこともよかった。撮影や美術、音楽、そのす
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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学生の頃に観ておくべきだったけれど、今観ておけてよかったとも言える。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

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良き友、良き師、良きパートナーとの出会い、そういう巡り合いが大きく人生を左右する。そんな出会いを信じたいし、自分も誰かにとってのそのひとりになれたらいいなと思わせられる素晴らしい作品。

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

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母子共々に空回りしてやらかしていく様を大いに見せられて、居た堪れない気持ちになる。でもそれらは身につまされる話でもあって、もどかしくもある。

ある一定の人達から見る分にはそこそこな成功を収めていて割
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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

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ナンセンスな小ネタを挟んでしまう大根仁の悪いところがしんちゃんをもってしても溢れ出していたが、エンドロール職人として最大の力を発揮して後味が良く思えてしまうところも大根仁だった。

ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

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タイトルがいい。画のルック、空気感がいい。ただし主人公たちの共依存の関係がいただけない。

お早よう(1959年製作の映画)

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バイバイする時に「アイラブユー」と言う7歳に出会ったことがあって、もしかしたらこの映画の勇ちゃんを真似していたのかもしれないし、そうじゃないのかもしれないな、と思った。

終わらない週末(2023年製作の映画)

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人間が壊れていく、ひとつの国家が壊されていく、終末していく過程をジワジワと描く、終わらない週末。物理的にも精神的にも追い詰めていく様が、見境ない不穏なカメラワークでも表現されているよう。

ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー(2023年製作の映画)

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音楽性からも来日公演を生で観ても太陽のように明るい印象を持っていたけど、妻の闘病、創作の重圧、こんなに色んなものを背負っていて、あれほど多幸感に満ちたグラミー賞パフォーマンスの裏にもこんな物語があった>>続きを読む

(2023年製作の映画)

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大好きなたけしさんなだけに面白くなかったらどうしようかとソワソワしていたが、最高に最高の北野武だった。実際に戦国時代を見た奴なんか今いないんだから、という前提でのたけし流の解釈。相変わらずのド派手かつ>>続きを読む

クール・ランニング(1993年製作の映画)

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外さない面白さ。古典的、とまで言っていいのかは分からんが、間違いなくみんな大好きなストーリー。

晩春(1949年製作の映画)

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父と娘の話でありながら、どことなくぬめっとした雰囲気がある。愛されすぎている父。結婚相手が最後まで出てこず、父と娘の話に終始しているので焦点がボケないのがいい。とはいえ、「不潔」と言われてニヤニヤする>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

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日本には小津がいた。日本には小津作品がある。日本代表。今、観直してもそう思わせる説得力がある。偉大すぎる。真顔で冗談を言うおじさんたちがいい。下世話な話でも下品じゃない気品さが漂っているし醸し出されて>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

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どんどん真田広之化していく岡田准一。海外進出にも期待が高まる。むしろ真田広之とのバディものなんかどうだろう。

サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

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ストーリーに入り込めないほど、演出が好みでなかった。特に編集の間合い。不自然な編集点でブツ切りの繋ぎ、同ポジに次ぐ同ポジのカット割、定まらないカメラワーク。意図を持たずにとりあえず長回しでぶん回した画>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

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程よいお酒は人生を豊かにしてくれること。楽しい酒も悲しい酒も。それを再認識しましたよ。
酒を分かち合う4人の友達の感じがすごく良かった。

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