なかむらさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

なかむら

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正欲(2023年製作の映画)

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多様性という言葉への想像力、捉え方、視野を広げてもらった。
俳優がみんなそれぞれ、難しい役どころを違和感なく演じていて素晴らしかった。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

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あらすじに惹かれてチョイス。80分の尺も嬉しい。独特の間、オフビート感が心地良い。サスペンスとコメディ要素が気持ち良く同居しており、あらすじの面白さに負けない展開、緊張と緩和の飽きさせない構造が素晴ら>>続きを読む

白鳥(2023年製作の映画)

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小林賢太郎じゃんとレビューしている人がいて、それだ!と合点がいった。好きだったな、小林賢太郎テレビ。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

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まばたきすら許されてないのかと思うほどのセリフ量と場面展開、画面の情報量、これを2時間となると途中で息が詰まってリタイアするかもしれないけど、ウェス・アンダーソン作品の入門としてもめちゃくちゃ楽しめま>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

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男性的な強さじゃなく、人間的な強さを持った女性、女性にしか出せない恐ろしさ、サイコ感、それが怖い。
何とかポジディブに変換して、自分のパートナーのことを本当に理解しているのか、向き合っているのか、そん
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烈火青春 4Kレストア版ディレクターズカット(1982年製作の映画)

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今年の東京国際映画祭で観れたのはこの作品だけだけど、大満足。予測してない展開すぎる裏切りで、もはや快感でした。愛すべき映画に出会えました。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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3時間半…と中々腰が上がらなかった自分を恥じます。スコセッシ×ディカプリオ×デニーロ、他と同一料金で3時間半も観れるなんて何て贅沢な時間だったんだ、そんな気分で劇場を出ました。ディカプリオは世界最高峰>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

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どんどんと格好良くなっていくベンジャミン、それが一番の物語の推進力だったかもしれない。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

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マクドやアマゾンを日常使いする現代的殺し屋。殺しの前にはザ・スミスを聴くのがルーティーン。殺し屋ゆえに感情表現や表情の変化が少ない分、細かい人物造形と隙がない美しい所作で魅せられる。

さらにド派手な
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セブン(1995年製作の映画)

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殺しのシーンは直接的な犯行の様子は描かずに一貫して犯行後の様子で語られる、これは映像表現としてもすごく為になりました。安っぽくもならない。

アンビュランス(2022年製作の映画)

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このド派手アクションとトチ狂いジェイクの迫力は、やはりスクリーンで体感するべき作品だったな…。

AIR/エア(2023年製作の映画)

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「プロジェクトX」的な開発秘話そのものの面白さが核にあり。この映画がこれまたナイキのPRムービーとして現実に良い影響を与えていると思うと、さすが。

生きちゃった(2020年製作の映画)

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あまりにも、あまりにもな救いのなさにグッタリ。

石井監督の『おかしの家』でも似たようなセリフがあったことを思い出した。最高に好きなドラマだったけど引っかかったセリフ。「日本人だから上手にダンスが踊れ
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恐怖分子(1986年製作の映画)

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『恋愛時代』『台北ストーリー』を経て『恐怖分子』へ。画作りが神懸かり的に気持ち良すぎる。こんなに最高で大丈夫なのか、と不安になる。次には既に傑作と名高い『クーリンチェ』『ヤンヤン』が未見のまま控えてい>>続きを読む

台北ストーリー(1985年製作の映画)

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この時代の台北と役者・ホウ・シャオシェンから滲み出る哀愁のノスタルジーな雰囲気がたまらない。

無法松の一生(1943年製作の映画)

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1943年 戦時中の作品。検閲にフィルムごと切り刻まれ大幅にカットされたシーンがあるとの逸話もある中、それでもこうして綺麗な状態で今作品が観ることができる、その歴史と作り手たちの心意気にまず感動し、阪>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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エドワード・ヤン映画の初体験が『クーリンチェ』や『ヤンヤン』の大作を飛ばしてこの作品になったのでイレギュラーな入り方をしてしまったとは思うが、ウディ・アレンやエリック・ロメール風の1990s台北版恋愛>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

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本当に勝手なことを言うと、森達也監督・脚本の『福田村事件』が観たかった。

パンフレットを読んで、この映画の成り立ちも理解できたけど、森さんのいちファンとしてやはりそう思う。

森さんが一貫して著書や
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旅立ちの時(1988年製作の映画)

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この家族はこれからもきっと大丈夫だ。
ひょうきんな弟の明るさにも救われた。

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

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とにかくたまらない。スクリーンで観れた喜びはとてつもない。
猫が居なくなる冒頭のシーケンスで、もうこの作品の虜。
どこでもお構いなしにマッチを擦ってタバコを燻らせるマーロウの姿を常に見ていたい、猫は無
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小説家の映画(2022年製作の映画)

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ホンサンス映画を観てきた蓄積が、この作品を面白いと思える要因になっていることは間違いない。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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すべてを肯定してくれるような宮本信子おばあちゃんの包容力、説得力。素敵だった。

もののけ姫(1997年製作の映画)

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この前の金曜ロードショーで初めて向き合えた。こんな結末だったのか。これもまた、「君たちはどう生きるか」と問うている作品だったんだ。

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

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予測のつかない新鮮な展開の復讐劇。元テレ東上出さんスタイルのヒゲ坊主マッツはもちろん、脇を固めるおじさんたちのキャラ立ちがかなり効いていて、辛い展開だけじゃなくエンタメになっている。

ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

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娘としてと接する気持ちとディレクターとして接する気持ちは、ほぼ相反するものだったと思う。その両方の視点が合わさっていて、信友監督にしか撮れないし、残せない作品になっていた。

ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

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一番大切な思い出を抱いて天国に行く…設定は素敵だし、ドキュメンタリー調な展開も試みは面白いけど、登場人物に感情移入ができずに淡々とシーンが流れていくので映画としては退屈な印象。

その退屈な分、自分ご
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誰も知らない(2004年製作の映画)

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大人、特に母親が、簡単に憎めない存在として描かれていることが、憎い。
長男は、泣き顔も見せず弱音も吐かず、その強さのようなものがより悲劇的に見えてしまうような。
大人とか子どもとか、何なんだろうな。
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怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人の数、視点の数だけ真実があって、誰かは誰かにとっての怪物にもなり得ると、これまたすごい作品が生まれました。

ミンボーの女(1992年製作の映画)

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伊丹作品は本当、教科書でしょう。
定期的に観返さなくては。

それに、日本映画専門チャンネルの4Kリマスターがめちゃくちゃ綺麗で…これは他の作品も観返さなくては。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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手話に字幕が出ないシーンがあったり、環境音がすごく響いてきたり。
ケイコだけじゃなくて我々も目を澄ませて、耳も澄ませて、じっくり作品と向き合わせてくれる。
映像表現の豊かさを感じられました。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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説明的な描写が削ぎ落とされ、映像で語られるともまた違った、余白から掴み取る映画。芸術点トップクラスの映画でした。
監督のインタビュー等を読んで、さらにこの作品への解像度が上がり、観賞後にもまたハッとさ
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