なかむらさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

なかむら

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はりぼて(2020年製作の映画)

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硬派なドキュメンタリーには仕上げずにエンタメ作品とも言い切っていいようなこの作りは、市議会議員のヤバさをより際立たせていたように思える。
笑いたくないのに思わず笑ってしまう序盤からの不正の連続が、いよ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

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さかなクン×のん、本人たちのパーソナルな部分での魅力も含まった不思議な化学反応が起きていて、唯一無二の世界観に到達している。脇を固める役者陣も、個々にキャラが立っていて良かった。

悲しかったり辛い出
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

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MCUを好きで居られる理由は、愛すべきコイツらがいるから。
全キャラクターへの愛情が伝わる誰も置いていかないスタイルで、堂々と完結してくれたように思う。

真実(2019年製作の映画)

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上品に、小綺麗におさまった印象。
設定からそうなので、それでいいんだけど。
是枝さんだから、そうじゃないパターンも観たいなと欲が出る。

そして父になる(2013年製作の映画)

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こうも対照的な(それも善悪がつけられない)家族、ベストな選択は何だろう。
起こってしまったからには向き合わないといけないその現実の難しさが辛すぎる。
そしてやっぱり是枝さんが演出する自然体な子どもたち
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最終頁(2021年製作の映画)

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当たり前にあった場所が無くなるのは寂しいことです。こうやって作品として残せることが、映像の良さだと思います。
来てくれる人の為に閉店間際でも新しい本を補充する主人の姿に胸を打たれます。

グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

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美しい映画として記憶には残るんだろうが、ところどころに余計なシーンだったり、残念な演出があった。オリジナル版ではカットされてるのかも?完全版とはいえ49分も足さなくても…と、オリジナル版を観てなくても>>続きを読む

アトランティス(1991年製作の映画)

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冒頭の仰々しいナレーションとエンドクレジット以外のほぼほぼ全編に渡って、一切の情報性が排除された構成で、美しい映像と音楽だけをとことん味わえる。まるでダイバーになったような、もはや魚になったような、不>>続きを読む

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

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「絵なんて北海道でも描けるじゃん」とまる子は言うが、違うんだまる子。嫁ぐ先は牧場、そんな簡単な話ではないんだ。だからこその覚悟を決めたお姉さんの涙に、私も涙を誘われました。

草の響き(2021年製作の映画)

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穏やかなカット割りで、一定の距離感を保った引きの画、長回しがいくつもある中、観たら「そう、ここ!」としか思えない場面で、奈緒のドン寄りカット、そして東出さんへの切り返し。
長回しだからこそ味わえる登場
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

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ドキュメンタリーの枠では括れない。解説だとか年代の情報とかそんなのが一切ないし、ナレーションもボウイだし、ただただボウイを体感する作品。
こんなストロングスタイルな作り方も確かにボウイなら有りだなと思
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GONIN2(1996年製作の映画)

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映像は1同様ものすごく格好良いんだが、メインの女性5人が、どうしても1と比較すると魅力に欠けてしまう。
1とは繋がりのない物語だし、比較せず単体で観るとかなりハジけイカした作品なんだが、1のあの衝撃、
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月世界旅行(1902年製作の映画)

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120年前なのに、などと侮ってはいけない。14分で月に行って帰ってこれるので、オススメ。

さらば愛しき人よ(1987年製作の映画)

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ずっと観たかった映画がHuluにあった。見つけた時、思わず声が出た。
ダンビラ振り回すキモ金髪の佐藤浩市をYouTubeで観た時に感じたヤバさをフルで体感したくて、頭の片隅にずっとあった作品。

まず
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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小さいステージが、どこまでも広がっているようにも見える。前のめりで、横ノリで、魅入ってしまう。気付けばユートピアの中だった。

デヴィッド・バーンが、ショーでステージ上からケーブルやらのゴチャっとした
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

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90分の映画が観たかった!
そういう気分の時はあるし、テンポ良く展開されていく内容も爽快さに振り切っていて、満足度はかなり高い。

架空OL日記(2020年製作の映画)

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ブラッシュアップライフにどハマりした流れで。これまた最高で、バカリズムが何の違和感もなくOLとして溶け込んでいる狂気。
ダラダラと聴いてられるセリフ回しは、まさに職人芸。
バカリズムの描く日常は、我々
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パッチギ!(2004年製作の映画)

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終盤にかけての展開が大好きです。
悔しくも大友康平に泣かされる。

悲しくてやりきれない、はいつ聴いてもジーンと感動。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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あらゆる可能性をポジティブに受け止められる斬新な発想でのマルチバース展開は、それらが強烈なビジュアルで具現化されているのでただただ視覚的に楽しい映画でもあり。
とも思えば家族間の問題が下地にあって、そ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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いわゆる伝記映画ではない監督自身による自伝的映画ということで、自伝要素を盛り込んだ作品っていうのはあれど、ここまで自身の半生を商業映画に仕立てあげられた人っていないんじゃ?あるのかな?
それがスピルバ
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エルヴィス(2022年製作の映画)

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エルヴィスの最初のパフォーマンスシーンでの困惑からの熱狂、観客含めた臨場感が凄まじくて、まさに追体験できた感覚があった。

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

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イーサン・ホークが、「君のために歌う」って言って演奏し始めた曲が、めっちゃダサかった。笑
サントラはイカしてたのに。

それと、ウィノナが撮ったドキュメンタリー作品が勝手に手を加えられて別物にされるん
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ちひろさん(2023年製作の映画)

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いい映画でした。
やさしい、とはまた違うのかな、あたたかい、必要な人に届いてほしい作品。
僕は、受け取りました。

そして、これ結構重要なポイントで、お弁当がめちゃくちゃ美味しそうだったなあ。

窓辺にて(2022年製作の映画)

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公開終了ギリギリに滑り込み鑑賞。
劇場で観れた、そのことがまず嬉しい。
ずっと観たくて頭の片隅にあった作品だったので。
今泉監督が吾郎ちゃんを当てがきしてのオリジナル脚本、面白かない訳がないだろうと思
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

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久しぶりにウディ・アレン作品が観たくなり、アニー・ホール。
第四の壁のぶち破りどころが、毎回ハッとさせられて大好きなんだよなあ。

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

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実際の年月の経過と一致するように、ウィーンでの最高な1日から 9年経った今作、一つの作品の中で9年後の姿を演じるのとは説得力が違います。
ジャンルは違えど、これ、『北の国から』と同じですね。
一作目の
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

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2人の恋を邪魔するモノが何も出てこない潔さ。人間にも、機械にも、2人の行く手は本当に何にも阻まれない。
いわゆる恋愛映画における苦難を乗り越えるシーンが何も出てこない。それが気持ち良く観られるポイント
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別れる決心(2022年製作の映画)

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パクチャヌク流のメロドラマ…。
直接的な表現は無くとも、すこぶるエロティック…。

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

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強くて健気な綾瀬濃姫と、不器用で人間味溢れる木村信長の、夫婦でありながら戦友でもあるような絶妙な関係、極上のラブストーリー、格別でした。

綾瀬濃姫のかっこよさが木村信長を超えてくる時があり、惚れ惚れ
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

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夫婦間のリアルな問題や、暮らしの中で起こる些細な煩わしい出来事、そういった普遍的な日常のわりとシリアスな痛いところをつく加減がよかった。
ほどよくまぶされるユーモアとテンポ感がよかったので面白く観れた
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佐野元春 Film No Damage(2013年製作の映画)

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「つまらない大人にはなりたくない」と歌う当時27歳の佐野元春(今の自分と同じ年齢)に奮い立たされる。どの時代でも佐野元春は常にイカしているが、このフィルムに収められた佐野元春はパワフルでキレキレでとに>>続きを読む

眩暈 VERTIGO(2022年製作の映画)

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メカスさんのドキュメンタリーでもあるような愛のある内容で、密着のカメラとは別に吉増さん本人が回しているハンディカムの映像が使われていたり、ドローンを飛ばしていたり、合間合間で挿入される豊富な過去の映像>>続きを読む

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

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いわゆるパニック系の方向に行かず、どう着地するのかワクワクしながら観ていたら、エンディングでみんな踊り出して笑った。
部屋におけるピリついた夫婦2人の長回し会話シーンがマリッジストーリーを彷彿とさせて
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バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

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イニャリトゥ監督の自伝的作品ということで当然一筋縄ではいかず、現実と想像?妄想?の境界が曖昧で、サブタイトルにあるように真実は一握りな抽象的な話だった。

広角で捉えるロングショットの長回し、少し魚眼
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

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駆け抜けた師走、仕事が納まった一年の最後に観る映画として最適だった。
疲れた心を癒してくれた。
映画は観る環境や精神状態で響き方が全然違うことを改めて感じられて、印象に残る大好きな映画になった。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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中?高?の時に一通り読んだことのあるスラムダンク。当時猛烈に感動した記憶は残っていて、でもそこから作品に触れることはなかった、というようなそれくらいの感じで、前情報無しで鑑賞した次第だが…、何やらもう>>続きを読む