Mrsフロイさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

2.8

駐車料金が三時間無料のシネコンが近くに出来、買い物帰りに寄るのに好都合と行ってみた。
ちょうど時間が合う映画がこれ一本だったので、すっぽり包み込むような新型のシートに身を沈め、暫しの江戸トリップを楽し
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異人たちの棲む館(2012年製作の映画)

3.8

2013年の日本イタリア映画祭で上映されるも、劇場未公開の作品。映画祭での邦題は「素晴らしき存在」。

監督は「明日のパスタはアルデンテ」のフェルザン・オズぺテク、主演は「我らの生活」のエリオ・ジェル
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ブラックハット(2015年製作の映画)

2.5

すこぶる評判がよろしくない。

ところが大手経済新聞夕刊の映画評では★四つ!
この乖離はどうしたものかの興味で、遥々有楽町まで遠征。

マイケル・マン監督作品は「コラテラル」「ヒート」、途中で離脱の「
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もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

2.8

時は呵責なく過ぎる・・

時を自由に操れる万能リモコンを手にいれた男の泣き笑い。
大切なものは身近かにあったというお話。
笑って泣いて、ホッとする、そんな期待で観たつもりが、公開時の2006年からの過
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美女缶(2003年製作の映画)

3.2

皆さんのレビューを拝見していると、思いがけない映画に出会う機会がある。自分では出会うことのない決して選ばない一本。それがこの筧昌也監督の自主映画として制作されたその名も「美女缶」!!美女の缶詰め(゜o>>続きを読む

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.0

使い古した雑巾のようにくたびれた時は、ファンタジーな映画がよろしいかとの思いでチョイス。

「オーロラの彼方へ」や「バタフライ・エフェクト」が好みならとのお勧めもあったようだ。


ウォール街の有能な
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ブリット(1968年製作の映画)

3.5

マックイーンの出演作は三本しか観ていない。「荒野の七人」「大脱走」そしてこの「ブリット」。

「荒野の七人」では何処にいたのかとんと記憶に無い。
「大脱走」はマックイーンというより、とにかく映画本体が
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処刑人(1999年製作の映画)

2.9

えーと・・
神の啓示を受けた処刑人が悪人を断罪して行くハードボイルドな映画と思って観はじめたので、あれれと直ぐに思ったがテンポの良さに惹きつけられてそのまま最後まで。

一言で神の啓示と言うが、舞台と
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白蛇伝(1958年製作の映画)

5.0

1955年にディズニーのマンガ映画「バンビ」を生まれて初めて観た。
その数年後、初の国産長編カラーマンガ映画として渋谷の東映で観た思い出深い作品。

当時はまだアニメという言い方はなく、マンガ映画と言
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タイム・ルーパー(2011年製作の映画)

2.0

ソファに寝ころんで、スマホで無料動画サイトを観ていたら指が触れてスタートボタンを押したらしい・・

「なんじゃこりゃ?」と思っているうちに、何しろタイムルーパーものなので何度も同じ場面が繰り返される。
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君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)

3.0

「新幹線大爆破」のヤクザじゃない高倉健の映画が面白かった。
今回は東京地検の検事というエリート中のエリートという役柄で、硬派の社会派サスペンスかと期待を持たせる。
監督は「新幹線大爆破」と同じ佐藤純弥
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インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

2.9

昔から籤運が悪い。宝くじは言うに及ばず、スーパーの歳末大売り出しのガラガラポンでさえ当たった事がない。

ところが思いがけず試写会の抽選に当たるという大幸運!

降りしきる雨をものともせず、ワーナーブ
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ヒート(1995年製作の映画)

4.2

アル・パチーノとロバート・デニーロ両御大の出演作品として有名な映画である。

今までご縁がなかったが、我が家のDVDプレイヤーが壊れて電気屋さんに連絡したら「とりあえず僕のを貸してあげます・・」とブル
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

3.5

インドと言えば・・・
「インドの山奥で修業して~♪ダイバダッタの魂宿し~♪空にかけたる虹のゆめェ・ェ・ェ♪今更後には引けないと、だから行くんだレインボーマーーーン!」
っていうぐらいしか知らない訳です
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

現代のコンピューターの基礎となる「チューリング・マシン」の理論を築いた天才数学者アラン・チューリング(1912年~1954年)の物語である。

題名のイミテーションゲームは、チューリングテストの別名だ
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デイブレイカー(2009年製作の映画)

3.2

イーサン・ホークの多彩な演技力による、魅惑のヴァンパイア映画!

題名とブルーな画調の表紙に惹かれて、SF映画であろうとの思いだけで見始めたところ吃驚の吸血鬼だらけ社会2019年?!あれっ、あと4年し
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カーゴ(2013年製作の映画)

4.0

此のところ確定申告に追いまくられて映画館に足を運ぶことも叶わず、ちょっと憂鬱だった。

そこで皆様のお勧めにしたがって、手のひらムービー!
なんとスマホの画面で、ゾンビでまさかの涙、涙…

YouTu
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バック・イン・クライム 時空を超えた事件(2013年製作の映画)

3.8

フランス映画の刑事物に出て来る主人公の刑事はたいていくたびれたひげ面だけど、なんだか魅力がある。

この映画はタイムスリップする刑事の事件を追うストーリーだけれど、なんと言っても年季のいった刑事を演じ
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バンコック・デンジャラス(2008年製作の映画)

3.0

この監督オキサイド・パンのセルフリメイク作品。
オリジナル版「RAIN」2000年の原題がバンコック・デンジャラス。
Filmarksのサイトで見ると、オリジナル版はよりハードな味わいのようだ。

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シャレード(2002年製作の映画)

2.9

てっきりヘップバーンの1963年「シャレード」だと思い込んでテレビを見た・・ありゃ?

主演マーク・ウオールバーグ?ケーリー・グラントじゃなくて・・

途中で気が付く日本未公開の2002年リメイク版で
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.5

「ロズウェル事件の真相とケネディ暗殺の真犯人?!」って
知りたくない人いませんよね。

この映画が最高に愉しく感じられるのは、この最後の台詞とニコラス・ケイジの嬉しそうな顔に尽きる!

難攻不落のアル
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サンダーボルト(1974年製作の映画)

3.2

「時の流れ・・」と犬のお父さんもテレビで呟いている。


1974年のマイケル・チミノ初監督作品。
クリント・イーストウッド主演、ジェフ・ブリッジス出演のアクション映画。

でかいアメ車が「ハイオク満
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Miss Fortune(2015年製作の映画)

3.0

スマホでサックリ映画の時代にσ(^_^;)?

今日は映画館に行く気分じゃない!とは言えDVDでもない、テレビは温泉と食レポばっかり…

そんな時スマホの無料サイトで見つけたweb限定公開の短編。
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ボイスメール(2009年製作の映画)

2.9

「フォーンブース」「セルラー」の脚本家ということで期待しつつ鑑賞。

この映画では、「ボイスメール」は電話の留守電メッセージという事になっているが、はてそうだったかしらん。
相手が留守の時に着信した端
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ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

3.9

アニメが苦手だ。
「千と千尋の神隠し」では途中で居眠り(-_-)zzz、「崖の上のポニョ」ではあくびをかみ殺す始末。


ところがこのフランス製アニメでは、瞬きをする暇もなくアッと驚く衝撃のラストまで
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夜の大捜査線(1967年製作の映画)

4.0

飛んだ勘違いをしていた(゜o゜)

てっきりシドニー・ポワチエがアカデミー主演男優賞を受賞した作品と思い込んでいた。

1967年のアカデミー賞で主演男優賞を獲得したのは、アメリカ南部の田舎の警察署長
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100歳の華麗なる冒険(2013年製作の映画)

3.8

人生は一睡の夢ZZZ・・・

ダイナマイトの発明者ノーベルの国、スエーデンで大ヒットの小説の映画化。

爆発物の専門家?として100年の時を生きてきた、イケてる爺ちゃんアランのブラックなユーモア溢れる
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グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014年製作の映画)

3.0

映画好きにはたまらない小さなエピソードが鏤められている。
それを一つ一つ愛でながら、楽しんで見ることが出来る。

先ずはグレース・ケリー。
実際の1956年1月のモナコでのレーニエ大公との結婚式の実写
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スパイ・レジェンド(2014年製作の映画)

3.0

何だか疲れたなぁ~と思った時は、スカッとスッキリのスパイアクション(^^)v
そう思って映画館に走った。

原作はアメリカのスパイ小説「ノーベンバー・マン」、主演はお馴染007シリーズのピアース・ブロ
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ミスト(2007年製作の映画)

3.0

スティーブンキングは大好き!・・だけど何故か劇場公開の時に見なかった映画。

今日雪催いの一日、部屋に籠ってテレビの午後のロードショウで見る機会を得た。

なんだかなぁーーー

得体の知れない深い霧に
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ロスト・フロア(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

渋谷ヒューマントラストシネマ「未体験ゾーンの映画たち2015」にて鑑賞。

チョッピリのネタばれをお許し下さい。

アカデミー賞最優秀外国語映画賞の「瞳の奥の秘密」のリカルド・ダリンが主演、スペイン、
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ブレイキング・コップス(2006年製作の映画)

4.0

ハリウッド映画には無いユーモアとウィット の刑事アクション

日本劇場未公開で、観終わってからこの映画がカナダで歴代興業収入を更新した大ヒット作と知った。

多言語文化圏のカナダの特徴をユーモアで皮肉
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

4.0

デンマーク版相棒の愉しさ・・・

「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」スウェーデン制作のスタッフによるとの予告が期待を持たせる、渋谷ヒューマントラスト主催「未体験ゾーンの映画たち」にての上映。

本作
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ラスト・ターゲット(2010年製作の映画)

3.0

マカロニウエスタンに憧れて・・ .

スナイパーものが好きなので、主演のジョージ・クルーニーのファンでは無いがチョッピリ期待して鑑賞。

劇中でマカロニウエスタンのセルジオ・レオーネ監督の映画をイ
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タイム・チェイサー(2013年製作の映画)

2.8

天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメント。彼の出演作は「シックスセンス」と「A.I」の二作を鑑賞しているが、どちらも強いインパクトのある役柄と記憶している。

本作は大人になった彼が主演する、父と子の絆
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ヤバい経済学(2010年製作の映画)

3.0

相撲の八百長を経済学で解明(?_?)

5話のオムニバスでそれぞれ監督が違う為か、軽~いノリのものからシッカリドキュメントタッチのものまで様々。
中でも相撲の八百長を数字のデータで解明する話は、何
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