Mrsフロイさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

2.9

東野圭吾のミステリーはどうも頂けない。主役が福山だろうが、阿部だろうがキムタクだろうが。
それでも映画館に足を運ばせる力が有る。

社会派なのかと思うと、あらっ?と外される。
群像劇として面白く成りそ
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マイル22(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

Wバーグ作品初めてのオリジナル脚本、そのせいか肩に力入りすぎ。
CIA機密特殊捜査官の主人公マークがいやに饒舌!核物質の危険性を説く時の広島、長崎の惨状を語る言葉がやけに耳に残る。
彼の造形を狂ったイ
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.0

スウェーデン版『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』2010年公開がR15+で、その続編本作はPG12。
その通りと思わず膝を打つ鑑賞後。
PGとはParental Guidance(親の指導・助言)の
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

2.9

昨年末、ゲームオタクの息子がレンタルして来たDVDを一緒に観るもレビューを出来ない内に年を越してしまった。

スピルバーグ監督の『ペンタゴン・ぺーパーズ』は映画館で観賞。殆ど同時期に此方の作品も撮影し
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第二警備隊(2017年製作の映画)

2.5

監督の柿崎ゆうじは実際の警備会社の経験があるそうだ。それ故に民間ボディガードのリアルな実態を描く渋いアクションを期待して観るも叶わず。

主演の筧利夫、脇の麿赤児等の配役が活かせて無いのは脚本のせいな
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Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~(2017年製作の映画)

3.0

「クリスマス・キャロル」の作者チャールズ・ディケンズの、アメリカの小説家による2008年のノンフィクションが原作、あの「クリスマス・キャロル」の創作秘話といった趣。

1843年12月19日に出版のデ
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アウト&アウト(2018年製作の映画)

2.8

魅力的な元ヤクザの探偵遠藤憲一の主演、美談の影に隠れる若き政治家のスキャンダルと滅法面白い筈のストーリーが弾まない。

映画館は小さな座席規模だがほぼ満席。「狐狼の血」程では無いが女性客も多い。年格好
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.0

観終わって今更気が付く前作の原題「SICARIO」(暗殺者)そして今作「SOLDADO」(兵士)。
米墨国境のボーダーラインは背景に過ぎない物語。麻薬カルテルの扱う商品も麻薬から不法移民への変遷。
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

2.9

100年の恋も冷めるという諺があったっけ…恋は100年と相性が良いのか。

1908年生まれの主人公アデライン、日本なら明治41年生まれ。
冒頭彼女が見ているエジソンの発明した活動写真は、この年に特許
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.0

原作もアニメも知らず動画配信で視聴。PCの能力の所為か、画面が暗い場面になると見え難い。

突然非凡な能力を授かってしまった二人の男。
佐藤健の獅子神青年の慟哭が今少し感じさせる余裕が欲しい。対する定
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内閣特務捜査官 ORDER(1997年製作の映画)

2.9

1997年(平成9年)のVシネマ。
影の警察と呼ばれる内閣特務捜査官西岡徳馬が内閣特別調査室局長の狙撃事件を受けて、独自の捜査チームを編成して捜査に当たる。
監督は多くのテレビドラマの演出を手掛ける藤
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バグダッド・スキャンダル(2018年製作の映画)

3.0

国連史上最悪のスキャンダルを若き職員が告発、今もその全貌は明らかにされていない。
スキャンダルの中心人物として描かれる国連事務次長のベン・キングスレーが、ひたすら悪党にしか見えないのが残念。紛争地での
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.3

「キムチガンボ」検索…あれっ?出て来ない、この映画の画像だけ。
それならCookpadの299万レシピのサイトなら…うん?0ヒットですって~。
サーチ出来ないのは何故だ!

映画では、失踪した娘の手が
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デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

2.9

やっぱり1974年のチャールズ・ブロンソンのオリジナルを観ておけばよかったかと後悔。
それにしても米国の銃社会、44年前の話が違和感無いのは空恐ろしい。
外科医のブルース・ウイリスが戸惑いながら銃の扱
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秘密工作員: 敵地の行動規範(1943年製作の映画)

-

Netflixドキュメンタリーで配信されている、1943年(昭和18年)ジョン・フォード監督の第二次大戦中の諜報部員の訓練映画。ハリウッドの有名監督が映画という形で戦争に参加した証し。
敵地に潜入した
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ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

原作は1973年出版の児童文学「壁のなかの時計」、物語の設定は1955年のアメリカ。
第二次大戦が終わって10年、主人公ルイス少年の伯父(ジャック・ブラック)のかっての魔術の相棒は、戦争で彷徨う森の中
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

2.9

初めて見るオランダのチューリップ球根の白熱の競り市、魅力的な予告編と謎のR指定の違和感に惹かれ事前情報無しで初日の開映へ足を運ぶ。

17世紀の繁栄するオランダで、現代の経済の先物取引に通じる希少なチ
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.1

前作より謎解きのミステリー感があると途中まで見入ったが、あっさりと犯人とその仕組みが明かされてちょっと残念。
年取ったデンゼル・ワシントンが小さな手掛かりから思索を重ね、推理をして行くところが魅力。も
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

実在したという巨大鮫にジェイソン・ステイサムが挑む、海洋冒険小説が原作の筈なのに今一つの評判。何故?の疑問で観賞…アッそう言うことね!の某スポンサー国への忖度映画に頷く。日本へも気配りのマシ・オカのエ>>続きを読む

アビー・センの時間旅行(2015年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

Netflixとどうも相性が悪い(+_+)
そこへ料金改定のお知らせ、で、解約することに。
とは言え来月の初旬まで視聴可能とのことで、マイリストにチェックした作品を消化することに。
一本目はなんとか熟
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死の時 ー悲しみの連鎖ー(2016年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

珍しいアルゼンチン制作の時間がループするSF。
スペイン語の台詞と、登場人物の造形に慣れるまで少し時間がかかる。
亡くなってしまった愛する大切な人に会うため「死の時」というタイムスリップの手法を使う主
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

2.9

女子率高めの東宝シネマワイドスクリーン456席!何故かポップコーン抱えた爺様がチラホラ(^_^;)

劇中主人公クリストファー・ロビンが応召する戦争が第二次大戦である事に疑問を持った。
原作「クマのプ
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エターナル(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

仕事一筋の真面目な証券マンの主人公、会社の不祥事に現場責任者としてバッシングに耐える。妻子は良かれと思い海外の別居生活。独り帰宅の自宅で酒と精神科の処方薬を煽る。
う~ん、この時点でオチが見えてしまう
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デッドプール2(2018年製作の映画)

2.9

いつもライアン・レイノルズとライアン・ゴズリングがゴッチャになってしまう。二人共にカナダ人で顔や雰囲気が似てる!実際よく二人は間違えられるとのこと。
ネット上には二人の見分け方なんていう記事もある、と
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メイズ 大脱走(2017年製作の映画)

2.9

欧州で最も厳重な脱獄が困難なメイズ刑務所から、多数のIRAの政治犯が脱走した史実に基づく本作。
冒頭の短いサッチャー首相のIRAの暴力行為への非難の言葉、北アイルランド紛争の長い歴史と英国との関係、そ
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

言わずと知れたアガサ・クリスティの「検察側の証人」を既知の事としたタイトル。
キムタクだろうとジャニーズだろうと映画館へ足が向く。

期待は最小限にしたが、何とも心に響かないのが残念!サスペンスが感じ
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スリ(2000年製作の映画)

3.1

黒木和雄監督、主演原田芳雄でアル中で腕の落ちた老いたスリとそれを取り巻く刑事、育ての娘、弟子入り志願の青年、加えて断酒会の面々と多彩な脇役。

2000年(平成12年)の東京が美空ひばりの「東京キッド
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

『カメラを止めるな!』ではなく『カメラは止めない!』と叫んでいる。これは映画人の決意表明!?
撮影現場を撮影する、更にその撮影をするという入れ子構造が巧み。
つまり観ている観客も、映画の中に取り込まれ
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フロンティア(2018年製作の映画)

2.9

ロシアがこだわる第二次世界大戦...

このサイトに関連作品「タイム・ジャンパー」2008年と「タイムソルジャー」2010年について、レビューをされている方が居られるので、そちらを読まれてから本作をご
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スリ(2008年製作の映画)

3.2

香港ノワールの鬼才ジョニー・トー監督のクライムサスペンス!と来れば、ヒリヒリのドキドキ感を期待するじゃないですか。
ところが冒頭のスリの頭目サイモン・ヤムのお裁縫シーンから始まる、なんとも言えないお洒
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

2.9

豪華な出演者、輝く舞台設定、煌めく衣装、それなのにときめかない…犯罪のハラハラドキドキのサスペンスも無いなんて!?
なんて勿体無い、ステイーブン・ソダーバーグの制作はどうした?
ストーリーが何とも魅力
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スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

3.2

ドキュメントタッチの犯罪サスペンスとの思い込みで観ると、なんと冒頭から「この映画は刑事ものではない・・」のナレーションが流れる。
1960年公開のローベール・ブレッソン監督の名作の誉れ高いモノクロ作品
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テイク8(2015年製作の映画)

3.5

今話題の「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督のショートフィルム。
八王子市のショートフィルムコンテストでグランプリを受賞した作品とのこと。

映画の撮影現場を舞台に、映画という虚構と撮影現場という現
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

56歳トムおじさんのイテテ感満載!
男子トイレでの格闘は狙ってやっている演出?手洗い排水パイプで首絞められたらそりゃ痛い!
全治数か月の骨折したビルの飛び移りシーンも直後の左足の引きずりをそのまま活か
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操作された都市(2017年製作の映画)

3.3

てっきりSFと思っていたが、韓国社会の若者の就業や格差の問題にまで切り込むサスペンスアクション。
ネットゲームの世界では頼れるヒーローの主人公は生田斗真似。ニートのゲーマーでしかなかった彼が冤罪で投獄
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

2.9

大勢の女性客、映画の日でもありシネコンの大スクリーンが殆ど満席!
ドラマも観たこともなく、出演俳優の知識も全く無い状態の鑑賞。冒頭から長いドラマの歴史を前提とした(2008年スタート)ストーリー運びに
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