「じゅんくん好きだよ。あしたも健やかに。」
松居大悟という、会ったこともないおじさんに毎度キュンとさせられる。普段見ないラブストーリーも、松居大悟ならとりあえず安心して観に行く。そして、良い意味>>続きを読む
セレクター以外(いや、セレクターも?)、何を観させられるかわからない、事前情報なしで映画を観る部活、「勝手に観やがれ」にて観る。
人間都合により、不遇な扱いを受け続けながら、あれよあれよとどこかへ行>>続きを読む
老いも若きも男も女も繊細で素直なものなのです
おじさんコレクションが趣味なさわ子の、決して深まることのない恋?人付き合い?のお話。その人それぞれにちょうどいい関係があって、それぞれの都合があって、ど>>続きを読む
夜明け前がいちばん暗い
PMSとパニック障害を抱えながら生きるふたりと、そのふたりを優しく見守るまわりの人たち。栗田科学、いい会社すぎるでしょ〜泣。
このふたりの苦しみはわからないけど、心が強くな>>続きを読む
this is from マチルダ
何十回も観てきたシーンで何十回も泣く。
初めては小学生の頃、ビデオをレンタルして観た。家で留守番することが多かったから、いろんな映画をレンタルして観た。きっと自分>>続きを読む
世界水準です!
趣味も、会話のセンスも、見た目も、ワードセンスも、好きな過ごし方もバッチリで、もうこんなにも完璧なふたりなのに、それでも別れのときは来る。現状維持っていちばん難しいよね。何でこうなっ>>続きを読む
WILLを観た余韻で流れてきました。
どこからどこまでが現実で夢を見ているのか。寝ても覚めても、ゆめかうつつか、幻覚か。どこか不穏な音楽は、死霊のえじきのサントラのよう。
そっちにいっちゃダメだよ>>続きを読む
残酷さを受け入れて、生きていく
狩猟、生、血、肉。殺して、生きる。そのサイクルの中に自分たちの命がある。
普段食べてるお肉はこんな殺生ののちにいただいてるお肉なんだよ〜とかうわべをなぞる映画じゃな>>続きを読む
“影って重なると濃くなるのかなあ?結局わからないことだらけだ”
東京のトイレ清掃員平山の、箒を掃く音で目を覚まし、缶コーヒーを買って、通勤用のカセットテープを選ぶ毎朝からはじまる日常を綴る。お昼>>続きを読む
“今日からは、ただいまでしょ”
若葉くんのこのセリフで涙腺崩壊。
無戸籍を生きる市子の壮絶な人生を受け止めようとする二人の男。観てる者は、市子にまつわるひとつひとつのエピソードを、うんうん、と受け>>続きを読む
“個性の変容したフォルムが社会をつくっていく”
フィンランドの建築家、アルヴァ・アアルト。戦前から戦後、資本主義世界の発展という時代背景の説明と、アアルトの生涯を丁寧にかつポップに紐解いていく。>>続きを読む
フェリーニなんて知らなかった18歳の頃
「ハッカニブンノイチありますか?」って
バイト先のツタヤで問い合わせを受けて、この人は何語を話しているのだろうと検索しても全く出てこずあたふたしたのを昨日の>>続きを読む
釈放後、トイレを探してなかなかションベンできない情け無いオープニングから愛おしい。基本的にトイレ難民なビリー。
バッファローが最後に優勝した66年に産まれたビリー。イカれバッファローファンの母や父>>続きを読む
映画のはじまりから終わりまで、いや帰り道の道中もずっと胸騒ぎがする。
実際にあった重度障がい者施設での殺傷事件(相模原事件)。人が生きるということはどういうことか、心があるとはどういうことか、本当>>続きを読む
「他人をわかるってどういうことですか?」
本当のことや嘘、いろんな塗り固めでできた自分や他人。本当のことがわかることがいいのか、“心地の良い嘘”くらいがいいのか。
アンダーカレントというタイト>>続きを読む
「僕は率直な気持ちの良い、空気のような男になれそうな気がした」
僕と静雄と佐知子の三人の距離感のお話。
友情でもなく愛情でもなく、なんとなく繋がってそこにいる。演技なのかなアドリブなのかなという序盤>>続きを読む
動いている古川琴音ちゃんをたくさん観たいという理由で観に行きました。特徴的な目と声と、〜だよね?って話し方、好きです。
きっと普段なら観なかっただろう映画(フライヤーももらっていないノーマーク作品>>続きを読む
加藤一浩脚本の戯曲を柄本佑監督で映像化した短編集。加瀬亮×宇野祥平の『ムーンライト下落合』、渋川清彦×柄本時生の『約束』、高良健吾×加藤一浩の『フランスにいる』の三本。
何か事情のありそうな男ふたり>>続きを読む
オープニングのチープな原子炉爆破が全てを物語る、愛すべきクソ映画。
背景について何の説明もないまま、カブトガニが人を食べて、暴れて、巨大化して、主人公がやっつけるだけの、説明しようと思っても、内容が>>続きを読む
中絶が違法だった1960年代フランスで、望まぬ妊娠をしてしまった女子大生の孤独な闘い。
劇中、観てるのが辛すぎて、7週目を超えたあたりから、この子に幸せな未来を与えてほしいと、手を組んで祈るように観>>続きを読む
「なんで『宇宙戦争』の走り方が好きなんですか?」
「ほかのトムクルーズは何かに立ち向かっていくのに、宇宙戦争はただただ逃げているんです。私は逃げているほうが共感できるから」
いい年齢になったら恋愛の>>続きを読む
うわっつらの体制批判やグローバル批判映画ではなく、さすがの現代農業・農文協による制作協力。土の人の積み重ねてきた経験と知識へのリスペクトが根底にあって、観ていて熱いモノがこみ上げてくる。
ここに出>>続きを読む
特に原作の熱狂的ファンということでもなく、好きなセリフやキャラクターが特段あるわけでもなく、バスケ部だった姉の部屋から借りパクし、漫画を見ながらバスケを少し練習してみたりしなかったり、その程度のスラム>>続きを読む
「じゃあね!」
「またね!」
ブーメラン島の海にいるイルカを探して、ひさちゃんとたけちゃんのひと夏の旅。友だちと全力で駆け抜ける夏休みは小学生だけの特権ですか?大人はその特権奪われちゃったんですか>>続きを読む
「35歳 何をするべき わからない」
そうググるところからはじまるストーリー。
生理・妊娠・中絶・産後うつ、そこにある心身の苦悩。34歳、年相応、結婚してるの?子どもは?の質問。うっせーわ!っ>>続きを読む
岡山県でトマト農家を営みながら映画をつくる山崎樹一郎監督の新作やまぶき。陽のあたらないところで咲くやまぶきの花に喩えて、社会というどうすることもできない不条理て大きな力に耐えながらも強く生きる人々にス>>続きを読む
いまのこの生きづらい世界、この空間に在るいろいろな悩みや感情を肯定して、すべてを赦す、やさしい映画。いろんな種類の「好き」という感情があって、「好き」という感情がわからなくなって、それを探す心の旅。>>続きを読む
こんな名作今さら語ることはないのですが、10数年ぶりに観ると、いろいろ抜け落ちている名シーンも多々あります。トマト農家になったので、ミアとヴィンセントとの名残惜しいシーンの文字起こしをしておきます。>>続きを読む
ニューヨークの伝説のレコードショップ、OTHER MUSICが閉店するという。開業の頃からの繁盛と、オンライン、SNSの台頭による実店舗の不況、そして閉店までを描く。
世界的量販店タワーレコード向か>>続きを読む
尻の下に入っている大切なものを探して見つけ出す、壮大な遠回りの旅に出る話。
空想癖のあるウォルターの頭の中と現実といったりきたりする冴えない序盤。25番のネガを探して、空想のような旅を現実のものに>>続きを読む
大手チェーン店に買収間近のエンパイアレコード。店長ジョー率いる個性派スタッフ集団。アガる音楽かけて、踊って、スタッフルームでグダグダして。もう来週から踊れなくなるぞ、今のうちに踊っておけ!って。とある>>続きを読む
「無理してすべてさらけだして受け入れてもらわなくてもいいよ。人間は裸で生きる生き物じゃない」
顔のアザを通して描かれる人間模様。
安川有果監督×城定秀夫脚本
城定脚本、見に纏う服の脱がせ合>>続きを読む
お世話になった閉館間際のテアトル梅田にて、無事ウォンカーウァイ童貞を卒業しました。今までせんどすれ違ってきたこの作品とこのタイミングで邂逅。映画の神様から今観ておけと言われた気がしてます。
同じア>>続きを読む
農繁期から強制解放され、なにかこの作品に吸い寄せられるように、久しぶりの映画館へ。
ずっと優しい涙が目頭に溜まったまま、ゆるやかに時間が流れていきます。物語の時間軸、ミー坊が一体何歳になっていて、>>続きを読む
一般的ではない好みを持ち、一般的な恋愛ができないふたりのいびつな超純愛。
広瀬すずちゃんのことずっとアイドル女優だと思ってました、ごめんなさい。松坂桃李くんのこと、ずっと苦手でしたが、新聞記者以降>>続きを読む