麩菓子さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

4.5

どこかで、この原題は私が死んだ後に生き続ける人を主語に解釈も出来るというのを見た。
死にゆく彼女の視点の映画だけれど、家族が病気で先に逝ってしまう者の視点の映画なんて幾らでもある。
世界なんて、そんな
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.9

救われたのか。そうか、だから聖フランシスかと納得。各所にキリスト要素が多く見られた。
でも現実的には救われてない気がして、ふーん。となった。映画の中だけね、的な。そりゃそうですけど。
“ママ”と“マミ
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.3

頭で考えない、掛け軸は絵のように見る
とても救われた気がした。現代はどこに行っても理性主義で、理由があって、それを述べられるかどうか。息苦しい。日々季節を感じることを嗜む、毎年同じように正月を迎えられ
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.8

永野芽郁の役の違和感は最後まで拭えなかったけど、あれくらい軽くないと他の役者やストーリーのリアルさ重さに作品が飲み込まれてしまう。その抑止としての彼女だったのだろうなと一人で納得した。それほどに物語の>>続きを読む

ケンタとジュンとカヨちゃんの国(2009年製作の映画)

3.6

良いなあ。全部投げ出しても、隣にいてくれる誰かがいてくれるの。

ドロップ(2008年製作の映画)

3.6

エンドロール後の写真が良かった。
『この作品はだいぶフィクションです』良かったな。俳優出の人だけでなく、出ている人皆んな自然ながら真摯に役に務めてて清々しかった。はつらつとしたヤンキー映画でした。水嶋
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THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

4.2

何度も鑑賞したことはあるけど記録は初。
WOWOWで三谷幸喜特集。全作品面白いの。全作品三谷幸喜だって分かる質感を持ってるのに全部それぞれ見たいと思う。日本語分かって嬉しいなとなる。

恋の骨折り損(1999年製作の映画)

3.8

ミュージカルに親しみがないため、シンプルに楽しめて酷評だったという前情報もそんなにか?という気持ち。ヒーローヒロインに色をそれぞれ当てているのもかなり好きだった。やはりプリキュア魂でしょうか。どれもこ>>続きを読む

ヒマラヤ杉に降る雪(1999年製作の映画)

4.1

課題用に選んだ作品だけど、映像の美しさに度肝を抜かれた…森と海と少年少女。これこそ国の域を超えた永遠の美しさと儚さと怪しさ。ハツエの少女時代の過渡期らしい身体と表情と表現がかなりグッときた。

BIRD(2015年製作の映画)

3.0

私は、分からない人だった。視聴者として眼中に入れられてない側のようだ。
まあ課題に追われながら見たのが悪いけど。島でぼんやり過ごす描写は気だるげで美しかったけどね。

69 sixty nine(2004年製作の映画)

4.0

徹底してくだらない戯言なのが良い。
太田莉菜のような異国風の美少女像が私の中にずっとあるので最近の美少女像とのずれにモヤモヤしていた。しかしやっぱこれだわ〜をできて爽快でしたわ。

破戒(2022年製作の映画)

4.3

清く純粋な物語りだった。
誰も彼もが人間らしく、それでありながら、幼い頃から慣れ親しむ『物語』であった。

ロック・オブ・エイジズ(2012年製作の映画)

2.5

アメリカっぽくて良いんじゃないでしょうか。
私は今このバイブスを求めてなかったから微妙だなって思っちゃった。元気で何も考えてない時に見たらおもろいかも。分からん。あのクラブのオーナーの2人の描写は結構
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.4

深夜3時から観始めるという最高のシチュエーション。小栗旬という人選が良いのでしょうね、題材は重たいが、主役がほどよく軽いので作品全体も絶妙なバランスを保っていた。深夜に見ても余裕。何よりエリカ様が可愛>>続きを読む

アンハサウェイ/裸の天使(2005年製作の映画)

3.8

なんというか、『裸!脱いだ!』という煽り方が凄く嫌だ。現地でもこのような売り方だったのかは分からないが、邦題は最悪だし、あらすじにもあのアンハサウェイが…!のような書き出し。しかも内容的にこの宣伝文句>>続きを読む

ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

3.6

主人公の心情とともにメイクや服が変わっていくのが良い。
アナザーストーリー的なのはワクワクするので是非普及して欲しい。

355(2022年製作の映画)

3.6

スパイさん達、そんなツメ甘々で大丈夫?という感じの新しいタイプのスパイ映画だなと思いつつ、
後半はチャーリーズエンジェル最新版のような構図で。終盤ボスやら恋人やら間髪入れず殺しちゃってて急展開でした。
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美女と野獣(2014年製作の映画)

4.2

見たことないと思ってずっとリストに入れてたら、しっかり鑑賞済みのやつでした。でも、レアセドゥの美しさを堪能でき、しかも作品全体の悲しさと静かさと美しさにまた触れることができて良かった。

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.7

私の記憶力と表現力が最悪なのが悪いのですが、日本の『果てしない渇き』実写版とA24が撮る芸術性全部盛りなのに調和が取れている最高な映画。出会いはたまたまで、時は選べないものですがもっと早く出会いたかっ>>続きを読む

トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

最初、この作品をトランスジェンダー作品だと認識していたが、観ていくうちにそんな社会性に富んだものではなく、ただただ少年少女のひと夏だなと思った。全てにいやらしい誇張がなかった気がする。個人的には。
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.9

映像がお洒落で満足感があるが、運命の恋…??とはなる。結局何がなんなのよ感はある。
ウェスアンダーソン作品みたいに、チャプター分けてみたら良さそうだけどな〜と素人の感想