「かいぶつ だーれだ」
ふたりが向かい合い、それぞれの額にあてたカードに描かれた生き物を当てっこするゲーム。自分からは、自分の額にあてたカードの絵柄を見ることができない。自分のカードは、動物かもしれな>>続きを読む
刑事と被疑者、決して結ばれてはならない関係であっても、その間に運命的な愛情が成り立ちうるのか。
復讐三部作以来のパク・チャヌク監督作品鑑賞でした。
復讐三部作は、それぞれの登場人物の執念が見応えあって>>続きを読む
アニメーションと音楽との親和性の高さが素晴らしかったです。
アヴちゃんと森山未來の声も素晴らしいです。
いま芸術が直面している問題でもある、アーティストが過去に行った事と作品の自立性の問題。キャンセル・カルチャーの問題。
世界的指揮者リディア・ターの崇高性・権力・狂気・純粋さ…、ケイト・ブランシェットの>>続きを読む
仮面ライダーは、平成ライダーな龍騎を見ていた私としては、本作は、初期仮面ライダーとの初めての出会い感ありました。
バットマンみたいな、青白くて弱い主人公を強くする変身マスク。仮面ライダー。特に202>>続きを読む
ノック、ノック、ノック。それは突然やってくる。…のですねー
バッタを捕まえる手は、そのまま神の手のメタファーですね…
天災地変に新型ウィルス、近年立て続く予知できない災害をみて経験してきた身からす>>続きを読む
誰だって、自分のために生きていい、人生は自分のためのオートクチュール!
あたたかく励ましてくれるような映画でした。
『生きる』。見る時の年齢によって、見え方がきっと変わる。
劇場は、さすがに、平日午後だったこともあり、シニアの方で3割ぐらい埋まっていました。
わたしは10代後半の時に、黒澤明の『生きる』を所見しまし>>続きを読む
1944年スペイン内戦下、主人公の少女オフェリアが、自分が置かれた苦しい現実から逃避するためのファンタジーと、現実の出来事が交差する展開が素晴らしかったです。
空想の中では、自分は本当は地下の国の、>>続きを読む
マルチバースを股にかけた母娘ゲンカ…!
やっていることはおバカなのに、人生のかけがえのなさを、これでもかとみせてくれる傑作で、カンフーアクション映画…笑
色んな映画をみていると、いろいろな人生を体験>>続きを読む
『NOPE』、『バビロン』、スピルバーグ作品だと『レディ・プレイヤーワン』。映画の映画。映画大好きピープル達がつくる、オマージュに溢れた映画。
『フェイブルマンズ』は映画監督の映画。スピルバーグの自伝>>続きを読む
宗教や信仰が何かと話題になる昨今、ベネデッタの得た啓示は思い込みなのか、それとも真なのか、そもそもキリストのこと自体も、よくよく考えるとベネデッタと同じであったかもしれない…。熱心なキリスト教徒であっ>>続きを読む
75歳になったら安楽死が選べる社会。現在とも地続きのあり得るかもしれない近未来のかたちが描かれていて、背筋が凍るようでした。
ニュース音声や政府の広報の作り込みが、あまりに現実でありそうで、より一層怖>>続きを読む
映画大好き人間が、ハイテンションのまま作り上げた強敵のようでした。
…観てて、ちょっと疲れ…。目と耳が疲れました…。
寺山修司的な世界観も感じたかなぁ…。
仲違い、内戦、終わらない戦い、歩み寄り、終わらせない戦い。すんなりと円満で解決することだけが正解ではないことを、ずしっとみぞおちに突きつけてくるような、素晴らしい作品と思います。
ときに憎しみや怒り>>続きを読む
タイトルがなぜ「そばかす」なのかはよく分からなかったのですが…、宇宙戦争のトム・クルーズのくだり、は分かる部分もあります。でも、だから?って感じは消せませんでした。
展開としてはたんたんと紙芝居をめ>>続きを読む
すっごい没入感と満足感…!
スポーツ少年漫画を映像化するにあたって、ようやくCGが、漫画の描線の良さを活かした形で、人の動きを表現できるようになったのだと感心しました。
鑑賞前はCGの違和感があった>>続きを読む
わりと冒頭のシーンで、クリーチャーが出てくるかと思いきや、見せ物小屋の獣人が結構“人間”という点がこれまでのデルトロ作品とは違いますよ、と感じました。
第一印象はリズムです。リズミカルな作品。
グローブがミットと打つかる音、縄跳が床を打つ音。リズムを打つ。小刻みにリズムが続く時と、途絶える時、そのアップダウンがケイコの心境とも重なって、見事でした。>>続きを読む
正常なジャッジを下す立場の主要登場人物がいないので、話の展開は静かーにクレイジーなダークサイドへとじわじわーと落ちていく…。
大学生グループと弁護士が唯一リアリティのあるモブ達。
阿部サダヲの衣装>>続きを読む
登場人物たちのキャラクターが、それぞれ際立っていて、面白かったです。
あの12番のTシャツ着た彼は、結局なんだったのかなぁ…
クリスマスに交わした、緑の騎士との命のゲームを果たすための寓話。
辿り着いた先で約束通りに死のうと、故郷に戻れて死のうと、同じこと。1年も100年も変わらない。生まれてから、死に向かって生きているこ>>続きを読む
大竹しのぶの声天才だ…。
庵野秀明の「式日」を観た時の電話越しの声の演技(これも大竹しのぶ)もまた凄かった事を思い出しました。
な途中から、肉子ちゃんが大山のぶ代時代のドラえもんにも見えてきました。
“ギブ・アンド・テイク”のどちら側にあなたは立ち、いずれ必ずくる死を迎えるのか?
だれかに奉仕する側がいて、奉仕される側がいる。この不平等性を辛辣に(ちょっとユーモアも交えつつ)皮肉った復讐劇、とい>>続きを読む
日本列島と地震、ガールミーツボーイで、ロードムービー、ときどきジブリ感…?使徒襲来感…?
観覧車で「来い!」なんて、ん?シンジくん…?
本作は、題材が地震というだけに、現実とのコネクト感をひしと感>>続きを読む
1951年…、ぜんぜん廃れないですし、むしろみずみずしいぐらいに今も共感できる家族のことなのではないでしょうか。
28歳。当時の感覚では、婚期からやや遅れたと周囲から思われてしまう、実家ぐらしのOL紀>>続きを読む
ホラーとコメディーの紙一重さがよくでてた作品でした。でも、手持ちカメラ撮影はやっぱり怖いです。もともとホラー苦手な自分には、心臓バクつくシーンも数々…。
トラウマ克服ものでもありますね。
おじいとお>>続きを読む
羊は、迷えるだけではなかった。
何か不思議なものを見た、という感覚は、予告映像ですでに明らかとされていた二足歩行する子羊のクリーチャーを子どもとして育てる夫婦の間にある、はっきりと表面にはでていない>>続きを読む
アウトサイダー、さかなクンの自伝的作品。でもこの作品は、たぶん完全無欠なサクセス・ストーリーではない。けれども、まちがいなく、誰かを救いうる可能性に開けた作品と感じました。
1番の驚きは、ギョギョお>>続きを読む