波野なみ松さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

波野なみ松

波野なみ松

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封神伝奇 バトル・オブ・ゴッド(2016年製作の映画)

2.0

とにかくCGが立派。フルCGの赤ちゃん哪吒が生意気だけど可愛らしい。
もし中国の神話について全く知識がない人だとついていけないかも。
ていうか、多少知識があっても、なんかよくわからないうちに話がまとま
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王になった男(2012年製作の映画)

3.5

朝鮮王朝版「王子と乞食」かと思って見ていたけれど、偽者がだんだん名君になっていく様が面白くて引き込まれてしまった。一人二役ではあるけれど、本物の出番は少ないので、演じ分けの上手さというより、「身分の低>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

2.8

スパイダーマンの魅力は、糸で空中を移動するときのスピード感とポーズのカッコ良さ。クライマックスに近づくにつれて、それを堪能できる映画だった。
にしても、あのスーツを男子高校生が手作りしてるってのがすご
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

3.2

モンスターの世界がどういう仕組みで成り立っているのか、説明的な台詞が一切なくてもわかるのがすごい。ムダのない脚本。
古典的なファンタジーでは、ナルニア国や千と千尋に代表されるように、主人公の子供が異世
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.0

20年以上前にも見ているけれど、ドラマの続きで見た当時よりも怖く感じたのは、わけのわからなさゆえか。得体の知れないものは怖い。
この怖さは、次の作品である『ロスト・ハイウェイ』に通じていることに、今回
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人生の特等席(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

父親とはまともな会話ができない!と怒っている娘のイライラにすごく共感。父親が病気なくせに「大丈夫」とか言い、娘が「んなわけないでしょ!」と怒るやりとりは、世界中で起きてることなんだろう。特別な過去がな>>続きを読む

ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公の行動が最低すぎて、「成功して元のサヤに戻る、なんてエンディングだったら胸糞悪いな」と思っていたけど、そうじゃなくてホッとした。
それくらい、ドヘタなカラオケを堂々と歌いきるキャメロン・ディアス
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

2.8

「UFOを信じるか」という質問は愚問中の愚問。UFOつまり未確認飛行物体とは、その名のとおり正体がわからない飛行物体全部を指す。正体がわかったら、実は投げたお皿だったとか、鳥だったとか、いろいろあるわ>>続きを読む

人間の証明(1977年製作の映画)

2.0

昔見たけど、黒人が殺されるのと麦わら帽子が飛んでいくイメージしか覚えていなかったので、久しぶりに見てみた。
謎解きとしては、巧妙なトリックも鮮やかな捜査もない。そりゃ忘れるわ。
ただ、豪華なキャストに
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.3

1回見てる作品なのに引き込まれてしまった。弱小スポーツ部が強くなっていくというよくあるスポーツサクセスストーリーだけど、メンバーそれぞれの個性が強いのが面白い。かといって、ディフォルメされているのに、>>続きを読む

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

2.8

終始、「そんなんしたらアカンって!やめとけって!…あ〜あ〜、だから言わんこっちゃない!」の繰り返し。
唯一予想外だったのは、娘が体操の鉄棒技大車輪で恐竜を蹴り飛ばしたこと。出発前の「体操の大会にはレギ
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ショウほど素敵な商売はない(1954年製作の映画)

2.7

主役ではないのに、マリリン・モンローの輝きが段違い。セクシー×キュート=とてつもなくチャーミング。やっぱ歴史に残る女優だなぁと納得。
マリリンとおやすみのキスをしたあとのドナルド・オコナーのダンスシー
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フィラデルフィア(1993年製作の映画)

3.8

エイズ差別による不当解雇を掘り下げていったら、実は同姓愛者差別が根底にあって…という、根深い問題。
次第に病魔に侵されていくトム・ハンクスの役作りが素晴らしいし、正義の人であるデンゼル・ワシントンのあ
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

2.5

怪獣に巨大ロボットだなんて、好きな人には好きなもの全部のせ。ロボットがパイロット二人の神経でつながってるかんじはエヴァ以降のロボットの操縦法って感じ。
これまで菊地凛子は美人女優と思ってなかったけど、
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探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

1.8

最後まで、大泉洋によるハードボイルドコントのように思えてしまった。何やっても3枚目に見えてしまうんだよね。
松田龍平は『まほろ駅前多田便利軒』とかぶってしまううえに、まほろの行天くんのほうがキャラが立
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ノウイング(2009年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

映像がちゃんとしてるだけに、やたら怖かった。何よりラスト、どんなに頑張ってもみんな死んじゃうってのは怖いなぁ。想像するとまじで嫌だ。
ところで、男の子と女の子、二人だけ新世界へ連れていかれたわけだけど
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

大ヒットしたのも大納得の、欠点なしの傑作だった。今さらあれこれ言うのもおこがましいので、「絶対泣くと聞いてハンカチ用意してたけど泣けなかった。てか、どこで泣くの?」とのたまった友達のために、私が泣いた>>続きを読む

ラストミッション(2014年製作の映画)

2.5

CIAってスパイであって殺し屋じゃないはずなんだけど…、とか、その殺しの仕事にどういう意味が?、とか、そういう疑問を持っても、なんの意味もない。仕事で忙しい父と、難しい年頃の娘の齟齬を、「家族に言えな>>続きを読む

誘う女(1995年製作の映画)

4.0

実話だからこそ、杜撰で適当で整合性のとれないアホらしい犯罪。きちんと練り込まれたミステリー作品はかえって嘘臭い。これは手口よりも犯人の人物像に主眼があって、そこが魅力。
「こういうイヤな女、いそう!」
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ソナチネ(1993年製作の映画)

2.5

『アウトレイジ』には血が通っているけれど、『ソナチネ』のこの恐ろしいまでの冷たさは何なんだ。
スナックでの銃撃戦のシーンは有名だけれど、ほんとにいきなり始まって、その唐突さと冷ややかさにゾッとした。
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

2.5

日本というワンダーランドを舞台にしたある種の『マディソン郡の橋』。
昨今「外国人は日本大好き」「外国に比べて日本は素晴らしい」みたいなテレビ番組が横行しているけれど、欧米人の本音はこの映画みたいに、理
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サンダーアーム/龍兄虎弟(1986年製作の映画)

2.5

車は三菱、ビールはキリン、アランが歌う歌は英語、街はウィーンをはじめとするヨーロッパ。なのに、町の人々も含めて全員が広東語でしゃべるという不思議。
ラストの気球への大ジャンプはさすがとしか言い様がなく
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プロジェクト・イーグル(1991年製作の映画)

2.5

見てないと思ってみたら、2回くらいみたやつだった。この頃のジャッキーの映画は見てもすぐに忘れてしまう。
てことは、そのくらい、あんまり内容がないんだなぁ。
ただただ、ジャッキーのアクションを楽しむ。ス
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.5

ロックバンドとそのグルーピーの女の子の話なのに、主人公を記者に設定して、その視点で描いていたのが面白い。しかもその記者が、若干15歳の男の子。
バンド中心のロードムービーでもあるし、主人公ウィリアムの
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.5

若い頃に見たときは、なぜトラヴィスがタクシードライバーなのか考えもしなかったけど、今回見てやっと理解できた気がする。深夜の都市を徘徊するタクシードライバーの空虚さ。人と接点があるようでない、やり場のな>>続きを読む

屍者の帝国(2015年製作の映画)

2.8

クオリティの高いアニメ映画なんだけど、いまいちワクワクしなかったのはなぜだろう…。
そうそう、実写なら生者と死者がパッと見すぐわかるんだけど、アニメってそのへん限界がある気がする。アニメだと、ゾンビに
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台北に舞う雪(2009年製作の映画)

1.9

本当に歌がうまい人は、ワンフレーズ歌っただけで聴く人が鳥肌立つような力があるけれど、残念ながら主人公のメイの歌はそんな驚きがなくて、なーんか説得力がなかった。
彼女は田舎の恋ではなく都会で歌手に戻るこ
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怪奇!! 幽霊スナック殴り込み!(2005年製作の映画)

1.8

オーケンが出てるからとDVDを購入したものの、長い間観ずにいたのをようやく鑑賞。出演者の印象が意外と今と変わらないのに驚く。
映画というより 、ガロ近辺のサブカル学芸会。これ、漫画だったらもうちょっと
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奇跡のリンゴ(2013年製作の映画)

2.1

無農薬リンゴの栽培に取り組む一家を、次第に蔑んで村八分にしていく田舎の意地の悪さよ。都会のほうが、無視するだけで笑い者にはしない分、変わり者に優しいかも。
それに対して、妻の菅野美穂と義父の山崎努の根
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細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)

2.5

日本の美をこれでもかと見せてくれて、終始うっとり。特に四姉妹の美しさといったら! 小説を先に読んでいるけど、姉妹のイメージがぴったり。
市川昆というか小津安次郎みたいな古風で上品なやりとりなのに、石坂
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味園ユニバース(2015年製作の映画)

2.2

あれ?二階堂ふみって大阪のコやったっけ?と思わず出身地検索してしまった(正解は沖縄!)ほど、ぴったりのはまり役。山下監督の起用がうまいのか、二階堂ふみが演技の天才なのか。
おっさんバンドのプロデュース
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アイアンマン(2008年製作の映画)

2.4

洞窟で作成したあの鎧は普通の金属製だよね?
あんなの着て、あんなすごい爆発のの中や火の海を通ったら、全身皮膚の火傷を負うか蒸し焼きになって死んじゃうだろうに…。それが無傷だからアイアンマンなんだろうか
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