なかたさんの映画レビュー・感想・評価

なかた

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ロブスター(2015年製作の映画)

3.8

哀れなる者に感銘を受けて、ヨルゴス監督の作品を振り返る旅。ロブスター🦞もぶっ飛びすぎて、今の自分には受け入れられず。。。

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.8

ヨルゴス監督のオリジナリティを感じつつも、ぶっ飛びすぎててついていけず、、、

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

【A24×大人のラブロマンス】

▼概要
海外移住のため離れ離れになった幼なじみの2人が、24年の時を経てニューヨークで再会する7日間を描いた、アメリカ・韓国合作の大人のラブストーリー。

▼感想
A
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

【今回も大作を楽しめた満足感が半端ない】

①砂の惑星があるようなリアルなビジュアル
(砂漠だけなのに全く飽きない絵作り凄い!)
②ドゥニ監督さすがの大迫力の音響
③1で理解が大変だった複雑さは減り
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マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

3.5

【怒ってないよ、愛なんだ。】

2009年6月に急逝したマイケル・ジャクソンが、同年夏にロンドンで開催するはずだった幻のコンサート「THIS IS IT」のリハーサルとその舞台裏を収めたドキュメンタリ
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

3.8

「二十才の微熱」「渚のシンドバット」の橋口亮輔監督が「ハッシュ!」以来6年ぶりにメガホンを取った人間ドラマ。バブル崩壊から21世紀にかけて社会が激変した時代を背景に、実際に起こった犯罪・事件を織り込み>>続きを読む

パレード(2024年製作の映画)

4.0

【リリーフランキーが素晴らしすぎる】

前半は設定のご都合感を感じてしまっていたが後半で見事に涙を流してしまった。

リリーフランキー氏の不器用なおじさんが役でなくドキュメンタリーを見ているようなリア
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.1

【思いやりで出来ている映画】

「そして、バトンは渡された」などで知られる人気作家・瀬尾まいこの同名小説を、「ケイコ 目を澄ませて」の三宅唱監督が映画化した人間ドラマ。

PMSもパニック障害も身近で
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.4

【ヨルゴス・ランティモス監督かっけえ...】

『哀れなる者たち』がめちゃ刺さったので監督の過去作を巡る旅✈️
哀れなるほどのアートテイストはなく、ニッチ感が強いものの独自のテイストで、興味深いけど不
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ラバー、ストーカー、キラー(2024年製作の映画)

3.8

さくっと見れるミステリー系ドキュメンタリーとして良かった

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.8

【役者の演技を120%引き出してるのが凄い】

正直、男同士の絡みを見るのが得意ではないが、鈴木亮平さんの素晴らしい演技で良い作品だと思えた気がする。
『トイレのピエタ』も本作も役者の演技が光り、まる
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

【アート性、メッセージ性、エンタメ性全てが高次元で最高すぎた】
恥ずかしながら本監督作品初視聴。
こんなに素晴らしいとは思わなかった。

世界の絵作り:◎(絵本のような実写映画)
音楽の違和感:◎
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転々(2007年製作の映画)

3.8

【くすっと笑えてちょっと心温まるロードムービー】

▼概要
「時効警察」のオダギリジョー&三木聡監督が再タッグを組んで放つロードムービー。幼い頃に両親に捨てられた孤独な青年・文哉。現在大学8年生の彼は
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.9

コテンラジオを聞いてから見るとより理解が深まった気がする。

▼概要
名優ゲイリー・オールドマンがイギリスの政治家ウィンストン・チャーチルを演じ、第90回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した歴史ドラマ。
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トイレのピエタ(2015年製作の映画)

3.8

【杉咲花、8年前から凄まじい演技...】
杉咲花、野田洋次郎、リリーフランキー。
彼らのドキュメンタリー映画を見ているかと錯覚するほどキャラクターがたった映画。

気性が荒く不器用だけど根は真っ直ぐな
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スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

3.5

デジタルペインティングが特徴の変わったビジュアルの一作。
ドラッグ映画の中で有名な部類だそう。

ドラッグによるトリップシーンを探すために見たが、欲しいシーンは見つからず。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.9

【辛すぎ】

▼概要
「奇跡の海」のラース・フォン・トリアーが、アイスランドの歌手ビョークを主演に撮り上げた人間ドラマ。


過酷な運命に翻弄されながらも、息子のためにすべてを投げ打つ主人公セルマの姿
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

【スローテンポ映画苦手だけど、これは好き】
2023年東京の美しい所だけを映した作品。制作意図や特定シーンの倫理性に疑問が残る場所もあるが、全体では好き。

物語性は薄く、主人公も無口。
そしてテンポ
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市子(2023年製作の映画)

4.3

【フィクション感が薄く、実在の人を見るように胸がキューっと締め付けられる】
良い悪いとかの枠を越えた感情を味わわせてくれた素敵な作品でした。

言語化しきれていないが、
◎お約束のフォーマットでなく
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.2

【素早いテンポでドキドキし続けるミステリー】
賛否あるが個人的には好き。
どうなるのか読めない展開に、テンポの良さ、絶妙にあり得そうなディストピアサスペンスでありながら、少し社会を小馬鹿にしてる感もあ
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.5

【庵野秀明監督×村上龍原作】
いつの時代も女子高生と犯罪は近くにある。援助交際も姿を変えトー横キッズになっているが、概念は昔からあるものだと気付かされる。

ローアングル視点は斬新だが、性的搾取感が強
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正欲(2023年製作の映画)

4.1

【バズワードを使う人間をエグってくる】

『何者』を見た後に近い感覚。
そこでは意識高い系の自分、SNSを斜めに見る自分をえぐられた。

『正欲』では『多様性』『アップデート』などのバズワードを安易に
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.1

【あの『セブン』のタッグ再び】
「セブン」「ファイト・クラブ」「ソーシャル・ネットワーク」など数多くの名作を生み出した鬼才デビッド・フィンチャー監督が、「セブン」の脚本家アンドリュー・ケビン・ウォーカ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.2

【理解難解、でも確かに美しいSF映画】
ビジュアルの面白さを感じられるSF作品。
・後頭部レスな人間ライクなAI
・第九地区っぽいが不気味さがない
 機械剥き出しのAI
・意思を持った爆弾AI
・荒廃
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.6

【確かに岩井俊二作品だが...】
「スワロウテイル」「リリイ・シュシュのすべて」の監督・岩井俊二&音楽・小林武史による音楽映画。音楽の使い方が美しかった一方、共感のうみにくさ、話の整合性への疑問、3時
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

【女性×邦画アクションのレベルが高い】

▼概要
社会不適合者な殺し屋の少女たちが、社会になじむため奮闘する姿を描いた異色青春映画。

高校卒業を目前に控えた女子高生殺し屋2人組のちさととまひろ。組織
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(2023年製作の映画)

4.1

【分かりやすいウェス・アンダーソン作品】
オシャレで難解なイメージが強いウェスアンダーソン作品だが、本作はとても分かりやすく、絶妙にリアルでファンタジーなシチュエーションが想像力をかき立てて面白い。

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.4

【ストレートに心温まる物語】

▼概要
インドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthで故郷を探し出したという実話を、「スラムドッグ$ミリオネア」のデブ・パテル、「キャロル」のル
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.2

【人生の尊さについて考えさせられる】

▼概要
「セブン」「ファイト・クラブ」のデビッド・フィンチャーとブラッド・ピットが、F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を映画化。

80代の年老いた姿で
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呪詛(2022年製作の映画)

4.2

【この恐怖、一見の価値アリ】

▼概要
台湾で実際に起きた事件をモチーフに、恐ろしい呪いから娘を守ろうとする母親の運命を、モキュメンタリー風に描いたホラー映画。

▼感想
台湾映画祭で長編映画賞・監督
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.8

【ピュアな心と美しい光がとても眩しい】

▼概要
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの脚本家として知られ、「さよならの朝に約束の花をかざろう」で監督デビューを果たした岡田麿里の監督第2作
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ドラキュラZERO(2014年製作の映画)

3.7

【ドラキュラなのにヒーロー!?】

▼概要
ブラム・ストーカーの古典小説「ドラキュラ」に登場する吸血鬼ドラキュラ伯爵のモデルとも言われる、15世紀に実在した人物ワラキア公ヴラド3世を主人公に、家族や国
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

【これは日本人の象徴かもしれない...】

▼概要
「A」「A2」「i 新聞記者ドキュメント」など、数々の社会派ドキュメンタリー作品を手がけてきた森達也が自身初の劇映画作品として、関東大震災直後の混乱
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.3

【タランティーノ×日本剣戟アクション】

▼概要
史上最強と言われた女エージェントのザ・ブライドは、結婚式当日にかつてのボス、ビルの襲撃を受け、夫や身ごもった子供まで殺されてしまう。4年後、昏睡状態か
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.5

【アフガニスタン×脱出ドキュメンタリー】

▼概要
20年の時を経て祖国アフガニスタンからの脱出を語る青年アミンの姿をとらえたドキュメンタリー。

主人公をはじめ、周辺の人々の安全を守るためにアニメー
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