myjstyleさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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くちびるに歌を(2015年製作の映画)

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「二十四の瞳」を現代に置き換えるとこんなにも違ってしまうんですね。先生も男の子も女の子もみんな心に傷を持ってひとり悶々としています。「生きる意味はなんですか?」と問う男の子が背負っている絆の重さに気づ>>続きを読む

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

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夫の浮気を知ってしまったヒロインが虚実ないまぜに夫を追い詰めていく堀江貴大さんの脚本が素晴らしい!ともすると、陰険で陰湿になってしまうヒロインですが、かわいく演じてしまう黒木華や柄本佑のダメダメ夫ぶり>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

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圧倒され通しの映像体験でした。3DのIMAXで観ましたが、これが大正解。この作品は劇場で見ないともったい。大きな期待をハードルにせず、いつもその上を行くキャメロン監督は本当に凄い!3を予感させる終わり>>続きを読む

この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

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怖いのは大の苦手で、皆が怖い怖いと連呼しているレビューを読むとたじろいできました。でも、岩下志麻作品は折に触れて見ていて、本作を外すわけにいきません。メンタル的に大丈夫そうな今夜、思い切って鑑賞しまし>>続きを読む

カンナさん大成功です!(2006年製作の映画)

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デブでブスなのは悪なのかと言わんばかりの人格攻撃や差別待遇を受けるのは、何処も変わらなさそうです。ヒロインは一途な恋心を全身美容整形という最終兵器で全うしようとします。結果、愛犬、友人、親を裏切り、見>>続きを読む

シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

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親から自立し、独力で専門学校に通い看護士となって働くヒロインはさらに勉強し北京の大学院を目指している。ある日両親は交通事故に遭って亡くなり、親子ほども歳の離れた6才になる長男を親戚から押しつけられる。>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

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原作に感銘を受けたので公開日に観ました。もともと、原作は、湿地は美しさを描くのに雄弁で、ひとり育つヒロインの野生美も活き活きと描かれますが、「誰がチェイスを殺したのか」というサスペンスと二本柱で構成さ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

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久々の劇場鑑賞。筋肉隆々の男同士の戦いと友情が熱くエネルギッシュです。インド映画とくれば、歌や踊りも欠かせません。ごった煮のようですが、3時間釘づけにさせるのは脚本の力ですね。仲間と思えば敵、と思えば>>続きを読む

妖魔廻戦 ~白蛇伝~(2021年製作の映画)

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中国文学史における伝奇小説の存在は大きく、なかでも「白蛇伝」は本当に愛され、未だに映画やドラマで再三取り上げられます。まさに伝奇、この異類婚譚は妙に惹かれます。そのため新作が出るとつい見てしまうのです>>続きを読む

老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

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とにかく草笛さんが凄い!のひとこと。若々しくてネアカで美しい。ヨガのポーズもピタッと決める。まぁ、かっこいい。こんな88才って、存在するだけで奇跡的。出ずっぱりで、セリフも多いのに。この映画、彼女抜き>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

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えっ!と意表を突く構成が取り柄の作品。バトンをつなぐ人はアクを濾過したような人畜無害の善人ばかり。ヒロインはすくすくと育って無事ゴールイン。原作のAmazonレビューは評価が高くて、こんな作り物でいい>>続きを読む

王朝の陰謀 判事ディーと天空の塔(2018年製作の映画)

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Amazonのコピーより「スケール、興奮度、脚本の緻密さ、映像美をはじめあらゆる面で最高傑作と呼ぶにふさわしい超大作がついに登場! 絶対解決不可能と思われた複雑怪奇な“天眼事件"に挑む若き日のディー・>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

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中国大陸を駆け巡る戦いになりました。間違いなく予算規模で華流史劇に負けているのですが、邦画の方が見せ方に一日の長がありますね。殺陣のディテールへのこだわりとかサウンドが迫力を増していて、それがスケール>>続きを読む

刑事ジョン・ブック/目撃者(1985年製作の映画)

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子供が目撃者というスリリングさを活かすという点では名作「依頼人」にかないません。むしろ、本作は刑事(ハリソン・フォード)と少年の母親である美貌の未亡人に生まれた切ないロマンスにあります。刑事が匿われた>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

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こういうのを滋味のある作品というのでしょうね。世間とテンポが違って、ぶきっちょに生きてきた二人を応援してしまいます。遅咲きでもいい、チャーミングな花を咲かせてほしい。ラストでは涙腺が緩んでしまいました>>続きを読む

快盗ルビイ(1988年製作の映画)

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小泉今日子の小悪魔ぶり、キュートなかわいさが満載です。和田誠は脚本を書き、監督をしています。主題歌や挿入歌の歌詞も手がけていますね。思い入れのほどがわかります。日本でこの手のオシャレなコメディを望めば>>続きを読む

モンスター・オブ・ダイナスティ~ 王朝の妖怪~(2020年製作の映画)

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殷王朝を破滅させた妲妃がヒロインのファンタジーといえば、妲妃の妖艶さや酒池肉林の実写を期待しますが、残念ながら、それを見せるほどの気概ある作品ではありませんでした。でも、殷滅亡の歴史的な流れはわかった>>続きを読む

かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル(2021年製作の映画)

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面白さはアップしています。他愛なく笑えるシーンが増えましたね。印象に残ったのは校庭の宙に広がるハート形風船。サプライズが良かった。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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ダニエル・クレイグ版007を見届けることができました。派手なアクションシーンよりも人間の内面を掘り下げる、従来路線とは一線を画すシリーズでした。ショーン・コネリーやピアーズ・ブロスナンのような明るく能>>続きを読む

AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

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非情最強美貌のアサシンのはずが、家族に、内面に、組織に、仕事に、問題を抱えていて、スカッとしない。最後は組織の幹部がヒロインに電話して、死刑を宣告するも、組織力を使わず、娘も使わず、頭も使わず、ただ単>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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あれからウン十年、あのトップガンがこれほどの完成度で戻ってくるとは!劇場で観れて大満足♪スタローンやシュワちゃんのシニア編も大したものだけど、こっちはスマートです。計算され尽くしたシナリオには敬意を表>>続きを読む

グーグーだって猫である(2008年製作の映画)

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TVドラマでは見ていて、とても気に入ってましたが、邦画は初めて。それぞれ、ヒロインは宮沢りえと小泉今日子。宮沢りえは透明感はあるけど、ちょっとねっとり感はあるかな。小泉今日子は透明感はないけど、サラッ>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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シリーズ最高作です。色づかいがポップで、マーゴットのアクションシーンはサイコー。アニメシーンもポップです。BGMに流れる「JUST A GIGOLO」が軽快。とにかく羨ましいほどのセンスの良さですね。

花嫁のパパ(1991年製作の映画)

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初めはドタバタでお父さんが浮いていたけど、だんだんとしんみりします。夫婦仲が羨ましい程よくて、父と娘の絆があります。だからこそ、花嫁のパパのペーソスがにじみ出てくるのですね。

アニー・ホール(1977年製作の映画)

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恋愛はパッと盛り上がりますが、いつの間に惰性になり、そのうち相手のアラが気になって、一緒にいることに意味があるのだろうか?ってなるのは、人間のさがでしょうか。この世界共通のテーマをアレン流のスタイルで>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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ポップな音楽や衣装と狂気ある復讐劇。第5章までサスペンスフルに一気見させる脚本が素晴らしい。また、ヒロインのキャリー・マリガンがみせるカジュアル、清楚、猥雑なコスチュームがどれも着こなしていてチャーミ>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

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コロナ禍で自営のカフェをたたみ、具合が悪くなった義父を施設に入れ、仕事を掛け持ちして中学生の息子を育てるシングルマザー。書き出したらキリがないこの世の不幸を全て背負わされた貧困家庭です。こんな状況、死>>続きを読む

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

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水の音で始まって水の音で終わる。始めの音は、シャーロットが住むロンドン。大英博物館の床を拭く掃除婦が雑巾をバケツで絞る水の音。ラストのは、メアリーが住む海辺の町の浜辺を洗う波の音です。ロンドンから来た>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

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タイトルだと気軽な作品のようですが、結構真面目に社会を見ています。上流と庶民、東京と地方、男と女など対立軸を作ってみせるので比較しやすく、何かわかった気にさせます。階層が違うと生活習慣や思い出が違いし>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

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警察の捜査に加わり、ひとり超然としている探偵というと昔懐かしいポアロのような推理ドラマです。でも、コロンボのように一見倒叙法なので、巻き込まれて殺人の実行犯となってしまったヒロインが探偵にワトソンくん>>続きを読む

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

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この先は何を見せてくれるのか、毎回、想像できないアクション大作ですが、今回も凄い!宇宙空間でハンドル握りギアチェンジして宇宙衛星に体当たりしました。超強力マグネットで異次元のカーチェイスを見せたり、エ>>続きを読む

スラムダンス(1987年製作の映画)

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タイトルからは想像できないサスペンス。ミステリアスな金髪美女ヴァージニア・マドセンはなかなかの存在感で、小池一夫さんの劇画に出てくるような美人さんでした。彼女のバックグラウンドを掘り起こすシーンがもっ>>続きを読む

リボルバー(2005年製作の映画)

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最大の敵は思いがけぬ場所に隠れている シーザー
上達する唯一の方法は強敵との勝負 チェスの基本
投資した金を守れ 銀行家の心得
戦争回避は敵を利するのみ マキアヴェッリ

自我との戦い?格言の乱発して
>>続きを読む

2ガンズ(2013年製作の映画)

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警察や軍のミッションでマフィアの不正蓄財を摘発したと思いきや、実は上層部に巨悪が潜んでいて二人とも捨て駒にされます。そこからのリベンジに向けたアクション映画。とにかく二人の軽妙な掛け合いが笑わせます。>>続きを読む

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

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編集の妙ですね。視点を変え、時系列を崩すことで、誰の話か、何が起こっているのか、とワクワク、ハラハラさせます。金に困り、切羽詰まると、人間って、魔が差しっぱなしですね。(笑) 欲を言えば、一人残らず全>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

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こんなミュージカル見たことない!絵柄も斬新だし、ラップとサルサっていうのも初めて。明るく軽快でノリがいい。でも、歌が覚えられない。心に残る曲はなかったかな。一方、ストーリーはヘビー。ラテン系の移民たち>>続きを読む