myjstyleさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

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高校で学生たちを人質にとる無差別テロが発生。母親の死が受け止められず孤独で地味だった少女がただ一人でテロを主導する学生たちに立ち向かう。ハイスクール版ダイハードですね。ただ、少女が特別強かったり、頭が>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

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頭を空っぽにして楽しむ痛快バイオレンス映画です。日頃から、会社でも評価されず、妻や息子からも冷ややかな眼で見られている中年男ハッチ。しこうして、その本性は?バス事件で、その凄さを見せるも、ほんの序の口>>続きを読む

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

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鵞鳥湖のほとりで春を売る水浴女。このイメージを映像化したくって作ったって感じ。主演のフー・ゴーは見ている間じゅう吉田栄作にかぶりました。「藍色夏恋」以来のグイ・ルンメイですが、ベリーショートで相変わら>>続きを読む

ドリームランド(2019年製作の映画)

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マーゴット・ロビーの演技目当てでした。さすがの演技、サービスショットもありましたが、必然性がないだろう!とつっこんでしまうラストです。色々と狙いはあったのでしょうが、2人が夢を描いたドリームランドに切>>続きを読む

唐人街探偵 東京 MISSION(2020年製作の映画)

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東京編というだけあって、日本の俳優さんがいっぱい出てきます。今回も面白いけど、唐人街にウェットなお話はいりません。ノー天気にコメディが見たい!報償金目当ての叔父さんとひたすら密室殺人を解明したいオタク>>続きを読む

唐人街探偵 NEW YORK MISSION(2018年製作の映画)

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唐人街第二弾。安定したテイストで楽しめます。ニューヨークへと舞台を変えても、相変わらず物おじしないはちゃめちゃぶり。アクションシーンで流れる中国歌謡の懐メロがツボです。妻夫木がちょこっと顔を出していま>>続きを読む

唐人街探偵 THE BEGINNING/僕はチャイナタウンの名探偵(2015年製作の映画)

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こういう一昔前風のコメディがかえって新鮮で面白い!お笑いの王道でしょ。洗練されてなくてごちゃごちゃしているけど、勢いで押してきます。罰則が、刑務所、ワニのエサ、性転換とか。病院での激しい銃撃戦の最中に>>続きを読む

逃げた女(2019年製作の映画)

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ガミは、5年間の結婚生活で一度も離れたことのなかった夫の出張中に、3人の女友だちと出会う。←そもそもこれは本当のことか? ガミが友人と会って会話を重ねるほどに彼女は本当のことを話しているのかという疑念>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

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面白かった。ひとえにブッ飛んだ脚本のバカバカしさとキャスティングの意外性のたまものです。バカリズムは才人ですね。でも、架空OL日記ほどの切れ味はありません。これからもバカリズムならではの切れ味と面白さ>>続きを読む

アビエイター(2004年製作の映画)

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ハワード・ヒューズは、幼くして父母を亡くし18才で孤児となります。莫大な遺産とともに父からは遺伝的難聴、母からは病的な潔癖症を引き継ぎました。遺産を注ぎ込んで、映画づくりや飛行機づくりにのめり込み、ど>>続きを読む

シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(2018年製作の映画)

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20世紀の扉がまもなく開こうとするパリ。産業革命と植民地主義の恩恵で巷は活気と興奮に満ちています。そんな最中に生まれた舞台劇「シラノ・ド・ベルジュラック」の誕生秘話。物語の執筆と現実が同時進行するのは>>続きを読む

俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

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ひょんなことから国境近くの監獄から脱獄し、警官に追われることになったふたり。またまた、ひょんなことから聖職者と間違われ教会に潜り込みます。身バレするか、捕まるか、隣国カナダへと逃げおおせるか?ハラハラ>>続きを読む

ナンシー・ドリューと秘密の階段(2019年製作の映画)

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サスペンスとして見るものではなく、明るく正義感に富んだナンシー・ドリューの若さや魅力を羨ましがる映画。ヒロインは高校3年生、才能があって行動力もある彼女の将来には大きな可能性が広がっていそうです。続編>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

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父がバイクで帰ってくる音を耳ざとく聞き分けて出迎える場面や初聖体拝受に現れた父に私のために来てくれたと呟く場面。父と娘の関係は、8才くらいだと恋愛じみた感情があるようです。父には女性の影があり、語らな>>続きを読む

五月の恋(2004年製作の映画)

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「藍色夏恋」の監督だけど、残念ながら柳の下にどじょうはいません。あれだけ好感度の高かったチェン・ポーリンくんもパッとしません。だけど、ヒロインは輝いていました。ちょっと気の強い美少女役のリウ・イーフェ>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

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侮れない傑作。昭和初期の小説に描かれていたエロ・グロ・耽美の世界を見事に再現、映像化しています。のみならず、上月老人が出自を隠し、日本人として生活し、日本のエロ稀覯本を収集するなど、倒錯、屈折させた人>>続きを読む

十二単衣を着た悪魔(2020年製作の映画)

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タイムスリップものとしても異説源氏物語としても物足りない。残念ながら原作のもつパワーや面白さは跡形もなくなっています。原作で藤壺・光源氏チームと戦ってる感があったのに、映画では一人相撲のようです。予算>>続きを読む

藍色夏恋(2002年製作の映画)

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多感な青春のひと夏の思い出。この時期の瑞々しさ透明感はかけがえがありません。ヒロインがとてもボーイッシュな髪型で、ここに伏線があったのですね。男の子は爽やかでシャイで誠実。とても絵になる2人でした。こ>>続きを読む

大阪物語(1957年製作の映画)

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中村鴈治郎と浪花千恵子は名役者ですね。見応えがありました。年貢が払えない貧農時代は妻や子供の幸せを願い心根の暖かい父は、大阪に出て商家として成功すると人格が変りました。妻や子供の幸せよりも金が大事とい>>続きを読む

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

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閉ざされた空間に生き、音楽を愛し、音楽を自在に操った孤独な男の物語、といえば、この構図は「オペラ座の怪人」と同じ。ネガとポジのよう。荒唐無稽なお話をリアルにしてみせたのはティム・ロスの名演技です。彼が>>続きを読む

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー/千年魔界大戦(2020年製作の映画)

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大概の中国伝奇ものは許容範囲ですが、ヒット作「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」にタイトルをあやかっただけの別ものでした。接点は主人公が原作者である蒲松齢ということ。彼には妖魔を封じる4つの門を開閉>>続きを読む

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

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全く別々の物語が同時進行しているみたいで感想をまとめるのが難しい。10代の若者2人の友情物語と夏に始まる2組の恋愛物語。美しい映像のなかでみずみずしくときめきます。一方で、2人の若者がどんどん悪に染ま>>続きを読む

フェア・ゲーム(2010年製作の映画)

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こんな凄い映画とは思ってもみませんでした。シリア攻撃を断行したブッシュ・チェイニー・アミテージは名目にした大量破壊兵器が見つからず、政権中枢の判断ミスを咎められる世論の中で、糾弾する学者とCIAの妻を>>続きを読む

ハード・キャンディ(1999年製作の映画)

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古き良きアメリカの学園ものと気楽に見始めたら、のっけからショッキングなシーンで、これは何だ!と驚きました。スタイル良すぎで、主張の強いファッション。これで高三ですか。でも、始まって見ると、ファッション>>続きを読む

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

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大学を卒業したら親から離れよう、文明社会ではなくアラスカの自然の中に入ろう。信仰心に似た情熱と行動力で実行していきます。至る所で出会う人々との打ち解けた交流。留まろうとしない彼を見るうち、人生は旅であ>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

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SFアクションと思ったら、バーテンダーと客との会話が延々と続くので驚きます。とても思索的、パズルみたいですね。原題の「輪廻の蛇」はおのれの尻尾を喰う蛇を意味します。でも、その蛇はもともと親から生まれて>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

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ネットには、少女を支配しようとする変態があまりにも多く蝟集していました。チェコではネットを使う子供の41%が他人から性的画像を送られた経験を持ち、ネットで知らない人と会話する子どものうち2割は直接会う>>続きを読む

心の香り(1992年製作の映画)

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両親の離婚騒動で見知らぬ祖父の元に押し付けられるようにきた少年と京劇の名優であった祖父との反発と和解の物語。お向かいの少女や祖父と親しく付き合う蓮おばあさんが少年に優しく接するエピソードに心が温かくな>>続きを読む

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

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シュールなコメディホラー。殺人鬼の魂が乗り移ったロボットキャラクターが人を襲って殺します。どんどん殺すけれど怖くありません。それより、ニコラス・ケイジが怪演でロボットたちを次々と返り討ちにします。強い>>続きを読む

恋愛睡眠のすすめ(2006年製作の映画)

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ステファンとステファニーのお話。2人の恋の物語が動き始めたのは、紙粘土づくりの舟に森を乗せて青白のセロファンの海に漕ぎ出そう♪という2人のアイデアがひとつの大きなイメージになった瞬間でしょうね。でも、>>続きを読む

ヒプノティスト 催眠(2012年製作の映画)

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なかなかのサスペンスでした。映像も秀逸。警部が自宅の一室で考え事をしているシーンは警部の背中越しに窓の外にはストックホルムの夜景が広がり、また、外から警部を映すときには窓に煌めく夜景が映り込んだりして>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

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身近な人との死別や生別、病い、老い、自らの死など人生では避けられない切実なテーマが次々とさらけ出され、刺さります。幸せな人生であろうとなかろうと、人は絶対的な孤独を背負っているのです。登場するノマドた>>続きを読む

アンダーワールド(2003年製作の映画)

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満月の夜、細くしまった9頭身の身体をボンデージ風のコスチュームを身につけてロングコートを身にまといゴシック風の尖塔からロンドンの街並みを睥睨する漆黒のケイト・ベッキンセールはふわりと地上へと飛び降りる>>続きを読む

尼僧物語(1959年製作の映画)

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ヘップバーンは何をしてもお美しい。でも、この作品の執筆動機はなんだったのでしょう。無批判でひたすら従順であれという世界は怖すぎる。宗教も軍隊もそんなところですね。この先ガブリエラの前には、どんな世界が>>続きを読む

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

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映像美は凄い!ポンヌフから見る花火や足元に降り注ぐ火の粉。ポンヌフの巨大な彫像の馬の背に2人並んで寄り添うところ。雪の降り続きしっかり積もったポンヌフを歩くミッシェルの純白のミニコートと美脚が眩しい。>>続きを読む

戦うパンチョビラ/戦うパンチョ・ビラ(1968年製作の映画)

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パンチョはフランシスの愛称だって初めて知りました。メキシコ革命で活躍した国民的英雄パンチョ・ビラのお話。革命で生まれたマデロ大統領を信じ、彼のため国のために奮闘するビラだけど、渦巻く権力闘争や映画では>>続きを読む