なをさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

母性(2022年製作の映画)

3.5

前半面白かったけど、ラストにかけてがイマイチ。
もっと嫌な感じに終わるかと思っていたから。
戸田恵梨香、高畑淳子、大地真央の威力がすごい。
依存が終始散りばめられていた。
あと、父親がクズ。

幻滅(2021年製作の映画)

3.9

人間は時代関係なく、騙し嘲り、権力に群がる。金があると動かないものも動く。
生きるのが益々しんどくなった。

田舎出の若者は、パリで持ち上げられて一気に突き落とされる。
貴族の気ままなゲームで踊らされ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

後半、ぐっと締まってのラスト。
シャロンが生きて欲しかったという希望を込めて。
ディカプリオ、ブラピ、マーゴット・ロビーとメンツが最高だったけど、イマイチハマりきれなかった。

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

のっぺりと気味が悪かった。
音楽も不気味さを煽る(ちょっとミッドサマー的な)。
出てくる人達が皆変な事しか言ってこないし、どんどん追い詰めてくるし。
謎男は全裸でだんだんと草木に覆われてくるし、ラスト
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チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2022年製作の映画)

3.6

ドラマ大好きだったから、ハードル上げすぎたか。
転勤話から親への挨拶まで盛り沢山だけど、結構すんなり進む。
多分、ドラマでは二人が両思いになるまでのドキドキ感がたまらなかったのかも。
しかし、相変わら
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.9

市川作品の金田一シリーズは、死体がいつも不気味で美しい。
手毬唄のおどろおどろしい雰囲気最高。

Wの悲劇(1984年製作の映画)

4.0

薬師丸ひろ子の可愛らしさと三田佳子の圧倒的女優感。
薬師丸ひろ子が初めて舞台に立った時のカーテンコールシーンは鳥肌。
身代わりになったからこそ立てたあの舞台、一瞬のスポットライト。
でも彼女はこれから
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PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

不幸という環境を求めてしまう人間。
妻が意識を取り戻した後も戻ることができず、さらなる不孝を求めエスカレートする。
恐い。
犬を海に置き去りにするところぞっとする。
家族が静かに血まみれになっていて、
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パレード(2010年製作の映画)

3.6

仲の良い心地よい関係で共同生活を送る人達。
でも、それぞれ本当の顔にぞわっとする。
ラストにかけての流れが良。
ぞっとする冷たい視線。嫌な終わり方でたまらん。

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.5

金が有り余るほどあるっていうのも大変だ。
イマイチラストまで盛り上がりに掛けた気もする。

源氏物語 千年の謎(2011年製作の映画)

3.0

豪華メンバーだけど、イマイチ面白さに欠ける。
とりあえず、生田斗真が綺麗だった。
源氏物語は小説のほうがいいな。

バーレスク(2010年製作の映画)

4.0

やっぱり何度観ても格好良かったーー!
曲もいいし、迫力満点。
クリスティーナ・アギレラ最高だ。
バーレスクの華やかさを堪能。

誰かの幸せ(2020年製作の映画)

3.6

人間同士の嫉妬の話。万国共通なんだよね。
成功者を妬む者、前が良かったと文句を言う者、成功して変わっていないといいながらやっぱり変わってしまう者。

しかし、ヴァンサン・カッセルはいつもイケてる。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

原作未読。華子と美紀、育ってきた環境、階級は違えど、いい関係になっていた。
幸一郎も好青年を絵に描いたような人で出てきたけど、外の顔と美紀に見せる顔の二面性が人間らしくて。
華子が護られていた世界から
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アーティスト(2011年製作の映画)

3.9

BABYLONを観て、改めて觀直した。
サイレントからトーキーへの変換期。
劇中、トーキーなので色々と考えながら観る面白さ。
トーキーとはまた違う魅力。
一度は落ちぶれても、最後見事に復活の主人公と、
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ショコラ(2000年製作の映画)

3.8

久しぶりに観たら、ジョニー・デップがどの場面でも格好良かった。

チョコレートは人の心を動かす。
とてもチョコレートが食べたくなる。

バビロン(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サイレントからトーキーへと移る映画業界で揉まれていく人達。
音楽がまず最高。
踊り出したくなる位にテンション上がる。サントラ欲しい。
マーゴット・ロビーが良過ぎた。
自らの力でのし上がり、そして自ら滅
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

カニバリズム映画だけど、最後まで純愛だった。泣ける。
放浪し孤独な定めの中で出会った二人の幸せな時間はあっという間だった。
サリーの異常さが怖いけど、彼は彼で孤独だったのか。

ティモシー·シャラメは
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは、ラストまで観たらもう、家族の映画だった。
前半の鈴木亮平と宮沢氷魚の絡みにぞわぞわしていたのに、一転、後半の阿川佐和子との交流は本当の家族みたいだった。
自分の母親に出来なかった時間を過ごす鈴
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.7

原作未読なので、どれだけ映像化出来てるかは分からないけど、ギターの音が心地良かった。
あの終わり方で良かったと思う。
福山雅治がちょっと作りすぎかな、という感じはしたけど。

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

4.0

静かに響く作品だった。主演の二人の演技が上手過ぎて、後半は涙止まらず。

双方の気持ちよく分かる。
自分がどちらの立場になっても、そうなるだろうな、と。
でも残された方が一生傷を背負っていくのは辛い…
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.9

いい話だった。
調香師という仕事にも興味はあったし。
それぞれ苦しい時を体験した者同士の暖かさがよかった。
香りを作るという仕事に自然と馴染んでいく運転手、やっぱり素質があるんだと思う。
繊細な仕事だ
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リピーテッド(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ニコール・キッドマンとコリン・ファースときたから期待してしまった。
面白いけど、何となく先が読めたし。
でも、コリン・ファースの豹変はぞわっとする。

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

思っていたより全然良かった。
古き良き映画の世界がたまらない。
最期の時まで触れることの出来ない2人だけど、幸せだったんだと思う。
片方は年を取り、片方は永遠に若いというのも哀しいけれど。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

凄く難しい。
何とも言い難い映画だった。
ある日唐突に仲違いを宣言される哀れなパードリック。
コレムが言いたいことも分からなくはない。
でもどこからか、一線を超えた狂気にのみこまれ、伝染していく感じ。
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(1985年製作の映画)

3.8

名優ばかりだった。
ラストシーンが哀しい。
緒形拳は素晴らしい糞男だった。

鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)

3.8

皆迫真の演技だった…仲代達矢の目力、すごいわ。
岩下志麻も夏木マリも。
夏目雅子は美しくも腹の据わった女性だった。かっこ良すぎる。

陽暉楼(1983年製作の映画)

3.8

豪華で美しいこと。
もの悲しいストーリーだけど、生きざまを観た感じ。
女同士の戦いも凄いし。
池上季実子が綺麗すぎる。。浅野温子可愛いし。

吉原炎上(1987年製作の映画)

3.7

吉原の華やかさと残酷さがよく描かれていて好き。
女郎になり下がって上り詰めるか、気が狂うか。
どの女性も悲しくて。
しかし、名女優ばかり美しいこと。
昔の日本映画は美しい撮り方でいい。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.8

二人の女性の出会いから別れまで。
ストーリーはシンプルだけど、好きだなぁ。
美しいものを観た。
レア・セドゥが中性的で素敵すぎる。

ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

2.8

CLAMP作品を映画一本にまとめるには無理があるなと。
とりあえず、松村北斗と磯村勇斗を愛でる時間だった。
いや、松村北斗の色気が半端無い。
それしか残ってない。

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.9

久々に観た。
死にたくなる気持ち、ひしひしと伝わる。
精神不安定な彼女達は観ていて苦しい。
自分もこんな気持ちを通ってきたから、余計に辛い。

ウィノナ・ライダーもアンジェリーナ・ジョリーもすごく良か
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ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス(2020年製作の映画)

3.0

アナが可愛かった。
終始じめついた暗い雰囲気や音楽はぞわぞわさせてくれる。
後半は、ほぼ村人達の悲鳴が続く。人がぶんぶん飛んだり引っ張られたりを観ていて、ちょっと眠くなってしまった位。

模倣犯(2002年製作の映画)

2.8

小説が面白かった事は記憶にあるけれど、映画は何でこんな作り方になったんだろう。
それとも、学生時代に読んだ小説だから、記憶が曖昧なのか?

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.6

音楽も殆ど無いから、ぐっと入ってしまった。
生きているうちに言うべき事ほど言えない。
本音を言って泣いてしまえばいいのに、出来ないという事、よく分かる。
たらればだけど。
仲野太賀はやっぱり上手い。そ
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルは面白そうだったのに、何だかなぁ、、という感じ。
結局、あの一家に関わったせいでウサギにされたジュンと殺されたおばあちゃん哀れ過ぎ。。
なのに幸せになろうね、とか言うハナ。
皆おかしい。
あの
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