カミツレさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

カミツレ

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わたしたち(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大人の世界はいろいろ大変で、子どもは気楽でいいなぁなんて思うことも多かったけど、本作を観て自分もこういう時期があったということを思い出した。子どもたちは子どもたちの世界があって、そこで日々起こることに>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

完成度が高すぎて、どうしたらこんなにすごい映画が撮れるんだ⁈と、改めてポン・ジュノ監督のパワーと才能に驚かされた。韓国の富裕層と貧困層を描いただけの映画ではない。それにしてもこの監督の描写の仕方って独>>続きを読む

情愛中毒(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

男と女は深く愛し合うが、男は全てを投げ捨てて突っ走り、女は一歩引き冷静に対応しようとする。その温度差が切ない。いや、女も冷静さを装いながらも内に秘めた情熱は男以上だったのか?彼女にしかそれはわからない>>続きを読む

シングルマン(2009年製作の映画)

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何より映像の美しさが際立ってた。また登場する男性たちがみんな美しくて目を奪われる。本作では女性はなんだかおまけのような感じで、大袈裟に表現するなら男性たちこそがこの世の美を纏っているかのように見える。>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

予告観て気になっていた作品で、韓国映画と言えばやっぱりという感じのスケールのでかさ(笑)無職で、日中は公園の鉄棒で無駄に体を鍛えている主人公の青年ヨンナム。子どもたちからも変な目で見られている彼だが、>>続きを読む

無垢なる証人(2019年製作の映画)

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緊迫感溢れる法廷でのやりとりがメインになるかと思いきや、観終わった後は心が温かくなっているのを感じた。ある殺人事件の唯一の目撃者となってしまったのは自閉症の少女ジウ。そして容疑者の弁護士に指定されたの>>続きを読む

FLU 運命の36時間(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

コロナ渦の今、本作を観ると何とも言えない気分になるな。自分たちの安全しか考えられなくなる非感染者たちの心情も理解できなくはないし(スーパーで買い占めるシーンは最近のコロナ騒動と重なる)、隔離された感染>>続きを読む

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

またまた第一章に引き続き、本作も冒頭からラストまでノンストップのおもしろさだった。
本作では使者3人の過去と関係性が明らかになっていくのだけど、『下界』と『冥界』、そして1000年前の出来事をどう2時
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

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壮大なスケールの物語を予感させた本作はずっと気になっていたが、ようやく観ることができた。2時間ちょっとあるこの作品だが、本当に体感時間30分くらい。それほど冒頭から話の展開と、それぞれ謎に包まれたキャ>>続きを読む

隠された時間(2016年製作の映画)

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冒頭、本作は実話に基づく話だと思わせるテロップが入っていたため、観終わった後に『これ、本当に実話…???』と驚いて調べてみたが、どこにもそんな事件記事は見当たらない。どうやらほぼフィクションらしい。で>>続きを読む

劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス(2020年製作の映画)

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朝の30分弱の方がいい物語が紛れ込んでいたりするのに、映画の方は心が動かされるようなドラマ性がまったくなく少し残念。去年観た『劇場版ウルトラマンR/B』がけっこうよかっただけに。ギンガ以降の歴代ウルト>>続きを読む

パパは奮闘中!(2018年製作の映画)

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セリフが被ったり、相手の反応を見ながらの言動はとても生々しく、ドキュメンタリーを観ているよう。どうやら、本作ではアドリブも多々あったらしく、主演ロマン・デュリスのインタビューを読むと「演技初挑戦の子役>>続きを読む

虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)

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どこの国でも子どもを虐待する事件は後を絶たないんだな、と。本作でもそうだったが、親が親になることを望んでいなかったり、自分自身が幼少期に親から虐待を受けていたりするケースも多いというのは悲しい事実。「>>続きを読む

性の劇薬(2020年製作の映画)

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以前『映画秘宝』で紹介されてて気になっていた本作が、Netflixで登場していたから観てみた。これは確かに有名な役者さんを起用して撮影はできない内容。キャストお2人は、どちらも知らなかったけれど調教側>>続きを読む

今日の恋愛(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

疲れたときに軽く観れそうな、幼馴染のかわいい恋愛ストーリー。自分に幼馴染がいたことがないからわからないけど、この関係性がなんだか羨ましくなる。たとえ異性だったとしても、いつでも側にいてどんな時にも励ま>>続きを読む

ただ君だけ(2011年製作の映画)

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ソ・ジソブの出演作もっと観ているかと思ったけど、『映画は映画だ』に次いで2作目だった。この方、それほど映画出演は多くなかったのか…。

作品はと言うと、、、とてもよかった。過去の過ちを抱えながら生きる
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ルシッドドリーム/明晰夢(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

すごい緻密なストーリーでグイグイと引き込まれていき気づいたら終わってた。よく比較されがちな『インセプション』は観てないのでとても新鮮に本作を味わえた。ま、仮に観ていたとしても製作費や映画の規模が違うか>>続きを読む

獣道(2017年製作の映画)

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閉塞感漂う地方ヤンキーの地獄絵図が繰り広げられ、地方出身の自分から見てもその完成度には思わず笑いがこみ上げる。「どこ高?誰誰って知ってる?」とか「あいつ少年院で〜」とかやんちゃ発言には聞き覚えがありす>>続きを読む

守護教師(2018年製作の映画)

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これ、原題のままだったら絶対観なかっただろうな。『동네사람들』(町の人たち)じゃ、あまりに普通すぎてダメ。『守護教師』このインパクト強めのタイトルと、主演マ・ドンソクさんに惹かれて観たんだから(笑)>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これほどまでに全てをさらけ出している映画があるとは。LGBT映画でR指定がついていたので多少覚悟はしていたけど、想像以上でびっくり。どのように撮影したかとても気になるシーンが多く、レズビアンの女性を演>>続きを読む

西部戦線1953(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

戦闘機や戦車の登場などかなり予算がかかっている本作だが、CGもすばらしく、その戦争真っ只中の映像は大迫力。メイキング映像を見たら、戦車はスタッフの手作りで、銃撃戦で弾がスローになるところは専用のカメラ>>続きを読む

必ず捕まえる(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

おっさんと老人がバディを組み、現代に蘇った30年前の未解決事件の犯人を追い詰めるという話なのだが、犯人の目星も大体ついているのにここまでストーリーに引き込まれるというのが韓国映画のすごいところ。演出も>>続きを読む

チョ・ピロ 怒りの逆襲(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ミナ、途中までクソガキだったけどよく観ていったらすごくいい子だった(笑)友だちのためにここまで尽くす、ってなかなかできない。しかも、友だちの父親や、友だちを助けようとした(セウォル号の事故が背景に)見>>続きを読む

あの人に逢えるまで(2014年製作の映画)

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最初はなんのこっちゃといった感じで観ていたが、次第に真実が明らかになっていくと胸が締め付けられ号泣…。30分にも満たないこの作品がここまでズシンと心に響くとは。歴史的背景をそこまで詳しく知らなくても、>>続きを読む

サイコキネシス 念力(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

本作を観る前に、2009年の「龍山惨事」を基にしているという記事を見かけたのでシリアスな映画かと思えば、コメディ要素がかなり強かった。でもこの事件を社会派としてシリアスに描けば、とてつもなく暗く重い映>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

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観終わった後、とても優しい気持ちになれる。そんな映画だった。自分自身は花にあまり興味がなかったけど、花のある生活もいいかもしれない。不登校の姪っ子や近所のラーメン店の娘、常連さんのおかしな夫婦、女子中>>続きを読む

Long time no see(2017年製作の映画)

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すごい王道をいくような恋愛ストーリー。まるで恋愛映画の教科書をなぞるかのようなストーリー展開には、小っ恥ずかしくなるものの王道は強い(笑)こうなるであろうとわかっているからこそ安心して観られる。

B
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愛は、365の日々で(2020年製作の映画)

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Netflixで盛り上がっているようなので観てみたが、なんだかすごいものを見せつけられてしまった感じ(苦笑)ラブストーリーでもないような、ギャング映画でもないような、官能映画…?ん?ん?ん?

内容的
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メソッド(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ベテランメソッド俳優のジェハとアイドルのヨンウがある公演に向けて稽古をしていく中で、徐々に演技なのか現実なのか分からなくなっていく様を描いている。

ジェハを演じたパク・ソンウンと、ヨンウを演じたオ・
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

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邦画を観るのが久しぶりで、あまりにも淡々とした3人の若者の日常に多少退屈さを感じてしまった。この日本映画独特の淡々さは好きだが、今の私の心境とはマッチしないらしい。でも3人の役者さんの演技はとてもよく>>続きを読む

狩りの時間(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

退廃した街で負け犬のように暮らす若者たちが、楽園を夢見て賭博場での強盗を企てるという話だが、設定からして絶対に成功しなさそうな予感がプンプンと(苦笑)それぞれ前科があったりして、決して優等生タイプでは>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

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冒頭の古代ギリシャ神話の話は興味深かった。元々人間には足が4本、顔が2つあって幸福だった。でもそれを神が切り離してしまい、人間はその片割れ(パートナー)を探すことになった、というような話。一目惚れに関>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

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これは難しい。人に「どんな映画?」と聞かれても考え込んでしまう類の映画だ。きっと丸一日考えてもうまく説明できないと思う。

『いない猫』
『ビニールハウス』
『なぜか金持ちの若者』
『ない記憶』

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密偵(2016年製作の映画)

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日韓併合の時代1910年〜1945年の35年の間にどのようなことが行われ、朝鮮と日本の人々の関係性はどうだったのか。本作を観てそんなことを考えた。
本作では、武装独立運動団体である義烈団というものが登
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ユ・ヨルの音楽アルバム(2019年製作の映画)

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エンドクレジットの曲が心地良すぎて眠くなった。その他にも色々な曲が劇中流れるが当たり前にどれも知らない曲。韓国の人なら時代ごとにその曲たちへの思い入れも深いのかもしれない。音楽を聴いてその時代の、その>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

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ポン・ジュノ監督の2013年の作品だけど、ずっと描きたいことは同じなのかもしれない。私は賞を取った『パラサイト』は未見だが、富裕層と貧困層の格差問題を本作でも盛り込んでいて色々なことを考えさせられた。>>続きを読む