人生で初めて見た猟奇殺人の映画だったと思う。傑作です。レクターとクラリスの演技と存在感はもちろん素晴らしい。バッファロービルの奇行、ダンス場面とその時の音楽が心に引っかかって忘れられない。
レクター博士は残酷なんだけれど、クラリスにアプローチする行動がロマンチックだったり嗜好が高級だったり知性も品もあって魅力的で、対比的で目が離せなくなる。
フィレンツェのロケーション撮影がリアルで臨場感>>続きを読む
人間がここまで醜い生き物だと思い知らされた映画はない。町の住人は誰も主人公のことを守ってくれないし味方になってくれないし偽善的でずるく身勝手で嘘をつき汚い。ストーリーが進むにつれ自分にもそういったエゴ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
主人公の鬱になるシーンは本当に見ていてつらいです。鬱病の車に乗れなくなったりお風呂に入れなくなったりする症状の描写がリアルです。ワーグナーの音楽と見せられる絵画的で雄大なシーンの数々は魅力的で終末の美>>続きを読む