ゆのきさんの映画レビュー・感想・評価

ゆのき

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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

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森田剛さん演じる森田の無秩序型快楽殺人がまさにそれって感じでリアルでした。

前半の雰囲気から一気に中盤、後半と狂っていく森田が恐ろしかった。

でも森田の高校時代を見ていたら自分の小学校6年間と中学
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.8

自分が昔やられてたいじめと全く同じことがずっと流れる前半。

自分ができなかった復讐をしてくれる主人公への感謝が後半。

胸糞とか二度と見たくないとか言われるけど何回も観たくなる映画だと個人的には思い
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

6〜70年代のアメリカ社会や映画文化をかなり再現していて最後は「テートラビアンカ事件」も使われていたりしたのでタランティーノ好き&ブラピ好き&シリアルキラー好きとして大満足。

よく「この映画は何が言
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

#映画 #洋画 #映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい #Netflix #ラストナイトインソーホー #映画感想文

昔からよくある黒人差別問題を定石とは違った視点で描いていると感じた。
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

#映画 #洋画 #映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい #Netflix

Twitterでフォロワーさん達にオススメの映画を聞いていたところ本作を複数名の方に推薦してもらい鑑賞。

「こ
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ビデオドローム 4K ディレクターズカット版(1982年製作の映画)

4.0

正直最初は「エログロキ○ガイホラーなのかなー」と思わなくもなかった。

だが、観ていくと実は意外と社会派だったり風刺が効いてる作品だなぁと思った。

ポルノや過激な作品に対して表現規制を訴える人、逆に
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

今週と来週で観たい映画が重なってスケジュールを立てていたら今日はわりと早めに仕事が終わったのでノーマークだった「ザ・キラー」を観ることにした。

デヴィッドフィンチャーの作品は細かい部分に考察を散りば
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

TCGグループの年間会員の時期がラスト月だったのでギリギリ間に合ったテアトル新宿にて鑑賞。

この映画が上映されたのは2023年9月1日。

100年前のこの日にいわゆる関東大震災が発生した。

お昼
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.5

他の評価を見ると「和製セブン」という言葉が並んでいる。

個人的にはセブンをカスっているけどやっぱり違うなーって印象。

前半は〇〇の刑が立て続けに起きてサイコスリラーやサスペンスの要素が強いが後半か
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.0

むかーし「IT THE END」を先に観てしまったので何となーく鑑賞してみた。

面白いんだろうけど何となく自分には合わなかった。

やっぱり2ではビルとビバリーが結ばれてほしかった。
ベンを無駄にマ
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怪物(2023年製作の映画)

3.9

わりと評判もよかったのと是枝監督作品は結構好きなので鑑賞。

親視点、教師視点、校長視点、子供視点でこんなにも見え方が違うしそれによるすれ違いがこんなに恐ろしいのかと感じる。

いじめ問題、教師の体罰
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

前半はチャイルドプレイ感があって後半は初期ターミネーター感もあった。

叔母さんが仕方ないとはいえ最初は子育てと向き合わずにロボット作って押し付けといて制御できなくなったらぶっ壊そうとするのがなかなか
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.7

90分間というコンパクトな時間で上手く起承転結まとめられていて時間以上にあっという間なんだけど満足感は倍以上って感じ。

最後クロエそうきたかーって感じで個人的にはスカッとした。

ここまで歪んではな
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.8

あーもうホントにかわいいアートザクラウン。

きゅんきゅんしちゃう。

今回はかわいらしい相方(?)も増えてよりキュートさがマシマシ。

上映中ずっと肩を震わせて笑い堪えてたから「え、今笑う要素ある?
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.2

ゴダール、マーティンスコセッシ、クリストファーノーラン、世界中の映画監督から称賛された大島渚監督の代表作。

たしかノーランが「私の中で最高傑作のひとつだ」的なことを言っていた気がする。

ベルナルド
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RRR(2022年製作の映画)

4.1

インド映画は相当久しぶりに観た。

もともと劇中で急に踊り出したり歌い出したりするのがそんなに好きな方ではなかったのでどちらかというと観てこなかった。

でも本作を観てあまりに芝居と踊りと歌がマッチし
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波紋(2023年製作の映画)

3.3

この人が出てたら作品が締まるって感じの名優が集まっている感じで安定感があった。

2011年の東日本大震災直後だったり、それによって起きた風評被害だったり筒井真理子さん演じる主人公が問題のある旦那や義
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

途中から幻魔大戦ってか妖怪大戦争みたいな化かし合いなのかと思ったら最後まで観るとなかなか人間の業の深さを感じるなと。

國村隼さん演じる謎の男もチョンウヒさん演じる白装束の女も多くを語らないからこそ観
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サベージ・キラー(2013年製作の映画)

3.4

前半は結婚間近に控えた幸せのキレイな女性がギャングに捕まって肉体的、性的な暴力を振るわれる話。

その中でギャングが昔原住民を虐殺した人間達の子孫であることが判明してこれが伏線になる。

あんまり書く
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セブン(1995年製作の映画)

4.3

「SEVEN」感想
上映前に「7つの大罪」について予習をした。

以前新約聖書も旧約聖書も解説本は読んでいたが、7つの大罪はそこにも記載のない話が出ているので興味深かった。

側から見たら猟奇的殺人鬼
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.7

4K版が上映されていたので久しぶりに鑑賞。
坂本龍一教授が亡くなられたことも見るきっかけになった。

わたしがこの作品に出会ったのは今から14〜5年前の高校生の頃。

当時日本史が大好きで、歴史の先生
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聖なる復讐者(2022年製作の映画)

3.3

#映画 #韓国映画 #映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい #聖なる復讐者
タイトル通りキリスト教やクリスマスにまつわるシーンや設定はあったけどいまいちパッとしなかった。

小児性愛や同性
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.5

本作がオール白黒であったよさは大きくふたつあって、ひとつは当時の時代背景や人間模様が伝わりやすくて感情移入しやすいところ。

もうひとつはブツが生々しくてたぶんカラーだったら発狂していた人がいそうだっ
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食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

3.8

最初はグロ映画観たさだけでしたが、観ていくと意外と考えさせられるなと。

西洋文明、特にアメリカが第二次世界大戦以降おこなってきた自由主義の押し付け。

大東亜戦争で日本に勝ってそれが成功してしまった
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.7

昨日観てきました。

詳しい感想はおいおい書きますが、イスラム教圏の思想や考え方の違いが産んだ闇というか悲劇というか何というかって感じですね。

日本だとあまり宗教が表に出ないので分かりづらいって人も
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.6

ダリオアルジェントの作品がバチクソ好きなので10年ぶりの新作ってことでちょっと期待値がデカすぎたかもしれぬ。

アルジェントの作品だなーって感じの色使いや音楽の入り方だけど作品としてはまあまあって感じ
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.0

わたしは大学でマクロ経済学を勉強して、普段も経済学の本をよく読んでいたのでこの映画は胸を痛めるシーンが多かった。

本作には京都伏見介護殺人事件や北九州市生活保護受給者餓死事件、北海道姉妹凍死事件とい
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オーディション(2000年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

思ったより評価低かったけど観ての感想は思ったより深かった。

山崎麻美のような人間が実際にシリアルキラーになるんだろうなと思った。

日本でも海外でもシリアルキラーの大半が幼少期に虐待を受けて心にも肉
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

2〜3年前に「聖なる犯罪者」を鑑賞してからキリスト教について一時期勉強していた。

とはいっても新約聖書の解説本を読んだり旧約聖書の解説動画を観たり歴史的な観点から全体像を掴んでみた程度だが。

本作
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シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

3.9

結構話が行ったり来たりして飛び飛びなところもあったけどそれも含めて楽しめた。

90年代後半から00年代前半の時事的にも激動の時代だった香港や台湾も舞台なので物語的な要素はもちろん社会的な要素も込めら
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