nsdさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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集団左遷(1994年製作の映画)

3.5

平日の夜に鑑賞。社葬に続く東映サラリーマンもの。左遷集団の起死回生の戦い、日曜劇場の先取りのような津川雅彦の悪役ぶりと顔芸、そして、役員室でのクライマックス。堺雅人は土下座させたが、柴田恭兵は拳で解決>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

冒頭、聞き覚えのある方言だなあ……と思っていたら、やっぱり宮崎弁だった。深津絵里の宮崎弁、最高すぎる。
愛媛は西日本豪雨、神戸は阪神大震災、東京は関東大震災……と過去に災害が起きた場所を巡りながら、自
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その壁を砕け(1959年製作の映画)

3.5

最近、日活の白黒サスペンスを見まくっているが、なかなかいい。東宝や松竹だけじゃない、サスペンス映画の隠れた傑作がまだまだありそう。
ということで、新藤兼人脚本のこの映画。冤罪モノだが、社会派だけに振り
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殺人者(コロシ)を追え(1962年製作の映画)

3.5

裏窓×張り込みな感じの日活サスペンスの佳作。クーラーもなく、暑い日本の夏、汗だくになりながら、張り込みをする刑事の姿が泥臭くていい。最近の刑事モノにはない、昭和の刑事ものの魅力か。70分という中篇のプ>>続きを読む

七つの弾丸(1959年製作の映画)

3.6

記録漏れ。丹念に群像劇を描いてから、容赦なくその登場人物たちを殺していく橋本忍、鬼畜すぎる……。なんの救いもないラストが心に残る。

地図のない町(1960年製作の映画)

3.4

なるほど、空襲で追われた人たちが市有地にバラックを建てて暮らした街、それが「地図のない町」だったのか。戦後間もない頃から、高度経済成長期への過渡期、こうした街が次々にアパートやきれいな街になっていった>>続きを読む

天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)

3.3

セリフが説明的すぎる…と毎回書いている気がする。カメラワークも1sばかりで、これはというアングルはなかった。
さて、肝心の内容は…というと、死者と生者の境を描くファンタジーでしたとさ。むかーし見た大林
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ある脅迫(1960年製作の映画)

3.6

舞台は銀行。うだつの上がらない西村晃と、人を蹴落として出世する金子信雄。追い詰められた金子が、銀行強盗を目論むも西村に阻まれ……。
西村晃がなんでこんなにペコペコ冴えない感じなんだろうと思っていたら、
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悪の階段(1965年製作の映画)

3.7

 狭苦しいモノクロスタンダード画面に、ぎゅうぎゅうに押し込まれた出演者たち。次第に仲間割れして……。15年ぶりくらいに見た。昔見たときはラストの足跡のシーンしか印象に残っていないが、やっぱり記憶に残る>>続きを読む