nasukenさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

モンスターバースは昭和ゴジラ的怪獣プロレスの系譜を受け継いでいるなと改めて思った。
怪獣たちが言葉は喋らないのに台詞が付いているような雄弁な動きをしている。
コロッセオで丸くなって寝るゴジラはちょっと
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.5

北欧発の厭過ぎるホラー。
不穏な音楽やオランダ夫妻の醸し出す違和感で終始居心地の悪い気持ちにさせられる。
救いのない落ちはしばらく引きずりそう。

ベッドの下(2014年製作の映画)

3.5

たった1分の短編ながら意外性と後に引く怖さがある。

箱の向こう側(2018年製作の映画)

4.0

たった15分の短編ながらしっかり怖い。
余計な説明がない事で不条理な怖さを加速させている。

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.5

今年のコナンは完全ファン向けのファンムービー。
この映画をどこまで楽しめるかは青山先生の作品をどれだけ知っているかによるので、ある意味青山剛昌アベンジャーズみたいなものだと思う。

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

4.0

昔きょうだいを連れて映画館に見に行った思い出の作品。
マイクのどこまでも前向きなキャラクターが好き。
改めて見るとピクサーらしい色んな映画の小ネタが仕込まれているのに気づけた。

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

ほぼ全てがPCの画面で構成されたサスペンススリラー。
画面構成のワンアイディアだけでなく、それを生かした二転三転するストーリー構成がよく出来ていた。

アオラレ(2020年製作の映画)

3.5

イライラを信号が変わっても動かない車にぶつけたらぶつけた相手がヤバかった。
主人公を執拗に追い詰めるラッセル・クロウが怖すぎる。
煽り運転云々というより一種のモンスターホラーの様相であった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーの半生を時系列を織り交ぜながら描く。
20世紀の科学史の中心にいた人物なのでどこかで聞いたことのある科学者達がモブのように出てくる。
実際に落とした日本へよりも対ナチ
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劇場版 仮面ライダー555(ファイズ) パラダイス・ロスト(2003年製作の映画)

4.0

本編とは違うパラレルワールドの物語。
世界観の基礎やキャラクター造形は変わらないので本編を見ていた方がすっと入れるかも。
劇場版オリジナルのライダーはどちらもかっこいい。
さいたまスーパーアリーナをエ
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.0

ジブリ初のフル3Dアニメ。
ここから面白くなりそうなところで唐突に終わってしまったが原作未完でそうなってるらしい。
オリジナルでいいのでもうひと盛り上がりほしかったところ。

グレートマジンガー対ゲッターロボ(1975年製作の映画)

3.0

スパロボの元ネタ的作品。
ギルギルガンの出典元も本作。
異なる番組のロボットの競演に当時の子供たちは興奮したんだろうなーと思いながら鑑賞した。

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

何度も映像化されたアガサ・クリスティの名作を改めて映画化。
原作既読。
印象的なトリックはさすがに覚えていたが細部は割と忘れていたので楽しめた。
豪華なオリエント急行の描写もよかった。

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

4.0

スパイアクションではなく会議室で行われるジリジリとした攻防戦がメイン。
ロバート・レッドフォードが渋くてカッコいい。
若い頃のフレッシュなプラピもよかった。

ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

4.0

テレビ版直接の続編。
とはいえ冒頭にこれまでの振り返りが長めに取ってあるので新規の人でも楽しめるかと。
ミニチュアを駆使した特撮のクオリティは本作でも高く、クライマックスの国会議事堂でのバトルは迫力が
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.0

重たくて難しい題材が詰め込まれた物語を役者陣の演技力でまとめ上げている。
特に主演の杉咲花の演技力は圧巻。
今一番死んだ目が上手い若手俳優ではないだろうか。
饒舌すぎず抑えた劇番もよかった。

映画ざんねんないきもの事典(2022年製作の映画)

3.0

ベストセラー生き物事典のアニメ映画化。
良くも悪くも子供向けなつくり。
2話目のペンギンの話はまんま紙兎ロペだった。

SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

地上波の吹き替え版で。
ストーリーはお約束な展開ながら最後のミュージカルシーンをちゃんと引き立てている。
歌優先で起用されている声優陣も気にならない程度には演技できていてよかった。

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.5

MX4Dで鑑賞。
最初のMS発進シーンの臨場感だけでもMX4Dで見てよかったと思えた。
ガンダムSEEDの映画として求められているものが全部つまっている。
無印の頃からの懐かしい機体が出てくるたびに心
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

ファンタジーな設定ながら子供たちの抱える心の傷がリアルで重い。
少しずつ世界観が明らかになる中盤からの展開がよかった。
原作も読んでみたい。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

変声期を迎えて悩む合唱部部長がひょんなことからヤクザに歌を教える話。
紅で笑って泣ける。
綾野剛のヤクザ役がかなりハマっている。
中学生組のリアルな佇まいもよかった。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

原作をとても丁寧に再現した実写化のお手本のような作品。
ハイローの監督だけあってアクション描写は中々のもの。
原作のギャグパートやアイヌ文化パートも丁寧に拾っていてよかった。
心配はちゃんと完結するか
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

5.0

カラー版も鑑賞済み。
モノクロになったことでゴジラの怖さがより引き立っている。
熱線のエフェクトも往年の特撮合成に近い感じに調整されているように思えた。

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.5

クリスマスと愛にまつわる物語。
沢山の登場人物の話が同時並行的に進んでいくが、みんなキャラが立っているので意外とわかりやすい。
独立した話が時折交差して意外な繋がりになっていくのがよかった。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.0

黒柳徹子の大ベストセラーの映画化。
クセのあるキャラデザも見ているうちに気にならなくなってくる。
自由なトモエ学園での生活と忍び寄ってくる戦争の影の対比がよかった。
エピソードの選択も繋がりが意識され
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

6期鬼太郎のオリジン。
PG12なだけあってかなりのエグめの描写もある。
キャラデザは現代風になりながらも人物や文化の描き方に昭和の手触りがあってよかった。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

戦争と昭和の復興期の映画を撮り続けてきた山崎貴監督ならではのゴジラ映画に仕上がっている。
ゴジラの殺意が歴代最狂レベルで高く、戦争のメタファーとして原点に戻った感じだった。
熱線を吐く時のギミックの生
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ロスト・ワールド(1925年製作の映画)

3.5

熱海怪獣映画祭で活弁付きで鑑賞。
怪獣映画の元祖とも言える作品。
7年かけて作られたストップモーションの恐竜は戦前に作られたとは思えないほど生き生きとしている。
ラストのブロントザウルスのロンドン闊歩
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.0

俳句とSNSと青春。
ポップでカラフルな色使いがよかった。
夏に放送するのにぴったりな爽やかな青春物語だった。

天河伝説殺人事件(1991年製作の映画)

3.0

意外にも浅見光彦シリーズの映画は本作だけらしい。
浅見光彦役はこの後ドラマでも長く同役をやることになる榎木孝明。
重々しい絵作りは市川崑らしいが浅見のライトなキャラクターとは少し合わなかった印象がある
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犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.5

金田一映画の代表作を監督自らリメイク。
リメイク前は未見。
有名な逆立ち死体は意外とあっさりした描写だった。
日本映画らしく全編にわたってしっとりとしたトーンだった。

ファインディング・ニモ(2003年製作の映画)

4.0

長らく見られてなかったのをようやく初見。
親子の成長の話だった。
ピクサー初期の作品ながら海の描写の美しさは完成されている。

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.0

最初の10分でもう泣ける。
クセの強いキャラたちも見てるうちに好きになってくる。
ダグがとても犬らしい感じで好き。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.0

インディ・ジョーンズ最後の冒険。
クリスタルスカルで掘り起こされてしまったシリーズを真の意味で完結させるための作品。
80を越えたハリソン・フォードのアクションは中々衰えてなかった。
所々に散りばめら
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

コミックをそのままアニメに落とし込む斬新な映像表現は前作よりさらにパワーアップ。
異なるタッチの絵柄が同居していてその異物感でマルチバースの世界をうまく表現している。
アート的なタッチで描かれるグウェ
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マジンガーZ対デビルマン(1973年製作の映画)

3.5

クロスオーバーの先駆け。
今で言うところの永井豪ユニバース。
メインはマジンガーでデビルマンは客演的立ち位置。
水木アニキの熱い主題歌もよかった。

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