伊集院櫻子さんの映画レビュー・感想・評価

伊集院櫻子

伊集院櫻子

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

1.0

「君の名は。」を越えられないのに限りなく寄せて来た感じ。ハウルのような描写もありつつ、現代を小物風景にいたるまでリアルに再現。主人公二人以外の登場人物が複雑に思えて薄い。いまひとつ

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

2.0

グラバーもフィニーもそこまで怖くないし、強くない。フィニーがイケメンだった事を除いて、全てが中途半端だったように思う。

愛のコリーダ(1976年製作の映画)

3.5

本番をするという現代ではあり得ない技法なのでそれに対するスコア…
文字通り体当たりというか、見ていて決して気持ちのいいものでもないし、正直どのあたりが芸術なのか理解できなかった。始終ラブシーン、気合い
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.8

このポップな絵柄に騙されてはいけない!原作同様引き込まれました!あのちゃん=おんたんがどハマりでとにかく最高。母艦のディティールも主題歌も何もかもが素晴らしかったです。SFであり、友情ものであり、戦争>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.0

声優と楽曲の豪華さが際立つ。純愛だよが良かった。乙骨を振り返る為にもう一度見たい。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

悲痛すぎる。ハッピーエンドを期待していたが誰一人救われない結末に号泣。ただただ悲しい。草彅剛の演技が秀逸。いちか役のバレリーナも技術はもちろんのこと、難しい役どころを完全にものにしていた。年々法改正な>>続きを読む

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

レイ役が微妙過ぎた。それ以外のキャストは漫画から出てきたのかというくらい完璧で、そこからが見たいのに!で終わった。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

全ては謎のままだが何故か見入ってしまった。登場人物もセリフも少なく、シンプルなのが一層怖さを引き立たせる。ホラーというよりは神話のような作品。深掘りや考察を見るのが楽しかった1本。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

良い意味で「いったい何を見せられているんだ」といった感じ。マルチバース、とても疲れた。キャラはどれも良いしアクションも凄かったが、楽しんで見たというよりは一生懸命最後まで見た。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.0

色気が凄過ぎてどう見ても冴えない高校教師に見えなかった。イケおじ達が泥酔して走り回ってる様子がかなり良かった。日本人だったら最悪だがどう頑張っても良い絵になってしまう。マッツミケルセン堪能の1本。酒は>>続きを読む

悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.7

怒濤の復讐劇。始終血まみれでグロ耐性無い人にはお勧めできない。容赦無いところが素晴らしい。復讐からは何も生まれないし、もちろんハッピーエンドでは無いが、個人的にはものすごくスッキリした。ストレスの溜ま>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

2.0

キャストも技術も豪華だがストーリーが抽象的過ぎて個人的に今ひとつ…。緊張感を楽しむ為の一本で、結論を求めてはいけないかもしれない。得るものはなにもないです。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

最初から最後まで怖い!グロい!痛い!面白いだけじゃない阿部サダヲに震えた。まさやは聞き取りずらいし見るからにコントロールされそうとイライラしていたが、葛藤している姿や最後の方に自分の考えを犯人や母に話>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.4

かなりテンポが良かった。グロテスクなシーンが続くが、痛快。冷え切ったありきたりな夫婦が狩をきっかけに再熱していく様がまた良かった。もちろんベジタリアンの人には勧められない1本。

スマイル(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

笑顔の不気味さ!終盤はただのエイリアンでちょっと笑ってしまった。そんな顎伸びるんかと。連鎖の仕組みはわかったが、なぜ連鎖するのかまではわからなかった…

355(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

オーシャンズ8より好きだった。グラシーは能力的にちょっと弱いけど、綺麗どころが揃っていて素晴らしい。ジェシカチャスティン圧巻のアクション。撃ってみろよで撃てないあたり、女性特有の弱さが表れていて一層良>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

1.9

雰囲気は良かったが期待し過ぎて拍子抜け。あれだけ淡々と進めておいて全然リカバリーできていないあたりがなんとも鈍臭い。そんなギャップはいらないから完璧に仕事をこなして欲しかった。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

ビートルズの存在する世界に生まれて良かったと心底感じる1本。ジョンの教えてくれた幸せになる秘訣がグッとくる。エドシーランも作品の時代を象徴していてより一興。

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

見れば見るほど愛着のあるダークヒーロー。破茶滅茶具合は原作に引き続き。敵はさほど強くはないうえに妻の特異性質が最大の弱点とは何事か。パトリックマリガンの最後が気になりすぎる!続編が早く見たい

ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)

2.0

実話が元ということだったが思ったよりも地味だった。キャストはまあまあ。製薬会社であんまり親しみがないことも一因かもしれない。

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

フローレンス・ピュー、圧巻の演技。現実世界の存在に気付いてからの恐怖たるや。仮想世界も良し悪しだなと。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ただただ美しい。近年見たことのない美しさ。お父さんが傷心のエリオに語りかけた内容が本当に素晴らしいし、ラストのエリオの表情が頭から消えない。客観的に酷い男なのにオリヴァーを恨めないのはなぜなのか…。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

1.5

鈴木亮平はひたすら極悪非道だが、松坂桃李の見た目が弱そう過ぎてバランスが…何より西野七瀬が最低の演技。何をとっても1作目に劣る

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ヘイリーベネットが可愛する。と同時に見ていてこちらが痛くなる異物感。ビー玉だけならまだしも…見るのがしんどかった。親しみのない病で理解には苦しんだが、終盤の父親再会シーンはなかなか良かった。電話越しに>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

ファッショナブル。ホラーというよりは、都会に馴染めず統合失調な話。何といってもジョンが可愛すぎる。

劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(2016年製作の映画)

2.0

お兄様強いけど追憶編見てないので相変わらずブラコンの謎が解けない…是非ネトフリで配信してもらいたい。

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.0

日本人としての視点でしか見られなかった。みんな同級生なのに女性が美咲しかいないあたりもどこか異様な雰囲気。横浜流星がやさぐれた男からイケメンに戻っていく過程を見るには良い1本。(『君の瞳が問いかけてい>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.8

最近見た邦画の中で一番面白かった。佐藤二郎、面白いだけじゃなくて本当に素晴らしい俳優だと思う。娘も確かにすごいけど、父親にすごく引き込まれた。実際のニュースも目にしていたので、より鮮明で生々しかった。

チャタレイ夫人の恋人(2022年製作の映画)

2.5

ジャックオコンネルが素晴らしい、、!
半身不随の夫が可哀想にも見えたけど、結末的には良かったと思う。ただ不倫は良くない〜と言った話ではなく、階級だとか性差別を描いているのが良い。なお、原作は読んでいな
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

心と時間に余裕のある時に見る1本。
最初は主人公の声が本当に小さ過ぎて何を言ってるのかよくわからなかった。現実によくいるキャラクター。序盤は本当にイライラするし、何度棄権しようと思ったか。真白の遺体横
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聖なる証(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

どうやって食べ物を摂取しているのかまではわかったが、お兄さんのくだりが解説を見ずには理解できなかった。最後救われたのならそれで良いが、生まれ変わる過程も宗教色が強すぎてあまりのめり込めなかった。食道に>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

率直に怖いけど現実で、受け入れるしかないなという感じ。海試したんだから岩場試せば良かったのにとも思った。到着から怪しさ満点で、案の定うまい話には裏がある。旅行なのかホスピスなのかが曖昧で首を捻った。送>>続きを読む

ブラッド・アンド・ゴールド ~黄金の血戦場~(2023年製作の映画)

3.0

Inglourious Basterdsほどの爽快さはないがラストになるにつれてスカッとするシーンが増える。ヒロインも魅力的。金塊はどの国もどの組織も狂わす。最後は風刺的、皮肉たっぷりだった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

今作を一言で表すならば、『高熱の時に見る夢』

理解するというよりは感じる映画だと思った。「ジブリ」「宮崎駿」を1本に凝縮した感じ。ジブリファンは様々な作品を思い出して困惑すると思う。
あの人形が出て
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母性(2022年製作の映画)

1.0

不快極まりない。全く理解できなくてレビューを読んでなんとなく掴んだレベル。ジェニファーローレンスのマザー!を想像しながら見てしまったのでかなり物足りなさを感じてしまった。

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