o72さんの映画レビュー・感想・評価

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となりのトトロ(1988年製作の映画)

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3歳足らずの外国の女の子にジブリを紹介したくて一緒に鑑賞。

年齢的に映画一本は難しいかなぁと思いきや、なんと最後まで見入ってくれました。

日本の美しい景色や日本が…世界が誇るアニメに触れてもらうこ
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水グモもんもん(2006年製作の映画)

4.0

すべての効果音が口頭で表現された作品。

15分の短編とは思えない満足感。

三鷹ノ森美術館にくる最大の楽しみは、このショートムービー鑑賞。

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

3.8

年1回のこの楽しみは、大人になるに連れて忘れてく何かを取り戻す時間。

「心があると言ってくれました。
僕は自分の心で決めます。」

永瀬廉さんの声が、ソーニャの純真無垢で儚さを秘めたキャラクターにぴ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.5

優しく涙が溢れ出す素晴らしい作品。

心身が不安的なママと、包容力があり落ち着いたパパに挟まれた 一人娘ネリー。
子供ながらに何か暗いものを背負ってる表情。

この家族には確かな愛があるのに、
お互い
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

5.0

【午前10時の映画祭にて4K修復版鑑賞】

もののけの予言によって、狂わされていく人間模様を描いた作品。

黒澤作品を映画館で観る時間は、
死守したいご褒美。

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

ノマドはみんな喪失感と悲しみを背負ってる。

ノマドには〝さよなら〟がなく〝また。どこかで〟と言って別れる。それが大抵現実になるんだって。

その考えは放浪の中で出会った人だけではなく、亡くなった大切
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

(もう終盤というところで地震がきて中断してしまったので最後まで見れてないひとのレビューです。)

「すばらしき世界」を彷彿とさせる、几帳面に生活している役所さんがいた。

無口だけど心優しい人柄が端々
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.3

蟹のセバスチャン、白黒のフランダー、そして主役も全然違うビジュアルなので別作品として楽しむもの。良い意味で!

やはり見せ場はアンダー・ザ・シー。名曲だ〜
セバスチャン達がアリエルに海の暮らしを全力で
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

スパイダーマン一つでよくここまで広げられるなぁ

凄すぎるとしか言いようがないクリエイティブの鬼作品だった。

膨大な作業量と、数え切れないほどのアイデアに拍手だーー

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.1

NYでラジオジャーナリストとして暮らす独身中年男性ジョニーと、9歳の甥ジェシー(名前ややこしい)の一時的な共同生活。細やかな成長物語。
目立った起伏はないので正直退屈と言えばそうなのだけど、この2人の
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

1回目の鑑賞。
すごくメモ書き程度ですが記録します。

宣伝をしなかった理由、
まっさらな気持ちで見てほしいという意図なのだとろう思っていた。
それが鑑賞後、これ宣伝しようにも出来ないな、、、と思い直
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.5

レビュー書くために回想するだけで泣ける。

ー大好きなパパとの最後の思い出。
11歳の私には、あなたの心の闇を照らし切ることはできなかったんだね。

ー僕はこの人生に幕を閉じることを決めたんだ。君を心
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

4.2

"おばあちゃんのお家に遊びに行った後の帰り道"みたいな気分にさせてくれる作品。

どこか憎めない登場人物たちと、可愛らしい笑いに癒されます。

こういう作品を観ると、邦画ってやっぱ良いなぁって…心がほ
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.3

てっきり『ゲットアウト』『アス』のジョーダン・ピール監督だと勘違いしていたけど、鑑賞後に違うことが判明。プロデューサーが同じだとこんなに似るんだ。

私は謎解きできない人間なので最後まで作り手の狙い通
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.2

"どうせ自分は生きている間に大したものを残せないと分かったし、もういっそ元親友のせいにして一思いにこのモヤモヤを吹き飛ばしてしまえ"

というコルムの感情が伺えました。
(尋常では考えられない行動)
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.4

毎回違う角度から強烈なインパクトを与えてくるデルトロ作品。

今作ではラスト、ブラッドリークーパーの表情を脳裏に焼き付けさせていただきました。
震えると同時に、その演出力に拍手してしまいました。

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海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版(1998年製作の映画)

5.0

大好きな映画のためなら、たとえ台風の中でも駆けつけます。

観る度に"嘘みたいな本当みたいな人生"を垣間見られたことにワクワクする。
だけど同時に、悲しくて悲しくて(略)やりきれない気持ちが、ラストシ
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帰れない山(2022年製作の映画)

4.3

北イタリアの美しすぎる山麓を舞台に、「本当の友情」とは何かを教えてくれる150分の壮大な物語。

『RRR』もまた走れメロス味を感じる激アツな友情ストーリーでしたが、こちらは静かながら絶えることのない
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

この脚本をよく映像化してここまで作り上げたな!っていう面に感動。

世界観を理解して入り込むのに少し時間がかかったけど、メッセージは普遍的でシンプル、アカデミー賞ぽいなと感じた。(しっかり泣けたので入
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

宇宙級のエネルギーとエンタメの塊が3時間とめどなく体当たりしてきた。すんごいな…

本編のダンスシーンだけでもかなり楽しかったのに、さらにエンディングでも踊ってくれるて最高だった。
いけない薬打たれた
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

逃げ出したい、でも諦めたくない。
本人にしか分からない、小さくて複雑なたたかいを描いた作品。

岸井ゆきのさん出演作は他に『愛がなんだ』しか観たことがないんだけど、作品に溶け込む才能が圧倒的だと感じる
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ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)

5.0

何度目だろうか、大好きな作品を新文芸坐で鑑賞。(ベルイマン特集中)

かつて国一番の女優•祖母を中心とした超裕福なエクダール家の分裂と再生を描いた作品。

総勢10数人+他登場人物の内面が深くまで描か
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.5


『海の上のピアニスト』が大好き、つまりモリコーネのファンではあるのだけど彼自身についてはよく知らない。
同じようなファンが多数なんじゃないかな。
彼の辿ってきた人生やキャラクター、そして隠された苦悩
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ある男(2022年製作の映画)

4.5

名前と戸籍を変える。それだけでは外見も能力も背負ってきた人生も、何一つ変わらない。
だけど救われる人がいる。
それだけで人生をやり直せる人がいる。

大祐のバックグラウンドが解き明かされていくにつれ、
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

4.5

カラフルだけどホッとするような色彩と弾けんばかりに躍動する人物たちに目が離せない。
悩んで苦しむことが多くても、明るくユーモラスに暮らす人物たちは本当にキラキラしてみえた。
生きている!という感じで。
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

世界中にたった1人の強い味方がいてくれたら、自分に正直に生きられる。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

ひとりの男性を別階級の女性2人が争う話…かと思いきや、そうではなく良い感じに影響し合って、精神的・経済的な自立につながっていくという地味ながらも着実なサクセスストーリー。
良かった!

あとは水原希子
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震える舌(1980年製作の映画)

3.6

なかなか観続けるのがしんどかった。

教訓にはなったけど。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

暑い日に少しひんやりした地面に寝転がったときみたいな気持ちの良さ

どうしたって切ないけれど、彼女たちの二度と戻らない夢のような一時を共有できた気がして幸せだった…

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

4.0

初ピエル・パオロ・パゾローニ監督作品鑑賞。

ある貴族邸宅に一人の男が現れる。

そして家族全員と関係を持ち(やばすぎ)、彼が去った後に残された家族は各々、破滅へと向かっていく…

一家を虜にした彼の
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アネット(2021年製作の映画)

3.8

鬱々とした雰囲気+独特のパワー感+ミュージカルという疲れる要素盛りだくさんな作品。

心がすり減っていく感じがした。

嵐の中、デッキでワルツを踊るシーンが印象的

映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021(2021年製作の映画)

5.0

「私だって怖いわよ。でもこのままやられるなんてあんまりじゃない。」byしずかちゃん

あぁ〜カッコいい。好き。

(鑑賞当時の興奮を思い出してレビュー)

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.2

映像が…美しすぎる…完璧すぎて不気味な家庭…

『ミッドサマー』もそうだけど、北欧ホラーは映像美によってこちらを不安にさせてくる。

にしてもイングマール・ベルイマンもそうだけど、北欧監督の感性が好き
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

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ほぼadoのコンサートみたいな作品で少しがっかりしたけど、変身させられたサニー号が可愛すぎて…けっこう満足。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.3

静かな土地に建つ豪邸特有の ノイズの少なさによって、主人公が感じる圧迫感や孤独感、プレッシャーが表現されていて苦しくなる。

〝何かを飲み込むこと〟が主人公に自信を与え、その小さな達成感に依存していく
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