全てが愛おしい。友達が何に苦しんでるのかなんて、あの時は分からなかった。俺も分かって欲しかったけど、口には出せなかった。最期の佐々木コールの時、なぜだかわからないけど泣いた。
男の気持ち悪さ、悍ましさを見せつけられた(喉元に突きつけられた)感じ。同じ顔ってそういうことか。出産(?)のシーンは、度肝を抜かれた。ホラーとしても、明暗をうまく使っていて、普通に怖い。怪作。
まず、壮大な映像と音楽が素晴らしい。
”ゲーム”から逃げた後、ガウェインが破滅していく様は、まさしく悲劇。だからこそ、ラストで覚悟を決めるシーンのカタルシスは白眉。傑作。
住む世界が違う2人の女の物語。
階級の差を、自転車とタクシー、大衆居酒屋とレストラン、ティーポットのアールグレイとマウントレーニアのコーヒーなどの対比で上手く表現している。
日本の”イエ社会”のある種>>続きを読む
庵野秀明はやはり構図の天才。滝くんが外星人の科学力に絶望するところがいい。
観た後に、真っ先に思い浮かんだ作品が『ヴェニスに死す』。だが、途中まで、耽美サスペンスだとは全く思わなかった。あまりの手つきの鮮やかさに舌を巻くしかない。何もわからず観て、思い切り裏切られて、戦慄した>>続きを読む