natsumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

-

ずっと観たかったけど、最後までちゃんと観れなかったけど、もう観ることはないかなぁと思うので記録。

台詞のない映画故に強調される孤独、絶望、希望、喜怒哀楽、みたいなものはすごかった。

おそらく相当深
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

やっとみれた。
丁寧に積み重ねて辿り着くラストのクリスマスイブのシーンが最高にぐっときた。
少ししか出てこないけれど最初から最後まで奥さんが素敵だし、この奥さんに愛されてるトニーはやっぱり素敵なひと。

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

-

ソフィアコッポラの長編デビュー作。鬱々とした色褪せガーリー。スコアつけるのはむずかしい。

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.7

原作があまりに緻密で濃厚だから、ダイジェストのように感じてしまったけど、
逆にダイジェストっていうくらいあっという間に全部みれたので面白かったんだろうな。
世界観はとても好きだったし、原作ともぴったり
>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

頭で考えるとモヤモヤする点もあったけれど、「美しかった」という感想の残る映画だった。

温かさや儚さを内包する「美しさ」。空撮の景色ひとつ、他の映画では感じたことのない感覚になり少しびっくり(東京に戻
>>続きを読む

ばるぼら(2019年製作の映画)

3.4

キービジュアルがすごく好きで期待してしまったせいか、かなり狂気じみたものを想像してたせいか、
全体を通しても、シーンを切り取っても、あまりぐっとくるものはなかった。
二階堂ふみの演技がすごいけれど。あ
>>続きを読む

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.7

ぶっ飛んでた。

キービジュアルになっている「清田ハウスの女性たち」(結局どういう人たちなのかよく分からない)が家を飛び出して、カネコアヤノの『わすれてたこと』が流れる中で輪になって走り回るシーンが、
>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

4.1

言葉を介さずに、誰かから誰かに、何かが伝わるシーンの多い映画だった。

中学2年生の女の子・ウニからみえる父、母、兄、姉、学校の先生、親友、後輩、恋人…
「なんでこうなの?」と決めつけて苦しく思ってい
>>続きを読む

アイヌモシリ(2020年製作の映画)

3.9

映画って、リアルよりもリアルを映し出せたりするよなぁと感じた。

国内のその土地に根付く祭りの文化とか、世界の色々な民族の儀式とか、興味があって大学のときにいくつか授業を受けて映像をみていたけれど
>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.8

朝鮮戦争中の捕虜収容所×タップダンス、という掛け算に興味を持ち、鑑賞。面白かった。

デッドエンドの思い出(2018年製作の映画)

3.6

全く内容が思い出せないものの、小説を読んだことがあったので、みてみた。
映像化するより小説のがやっぱりいいなぁ、こういうのは、と、内容を覚えてないくせに思ったのだけど、数日経ってみると何となく余韻があ
>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.1

おもしろい。
撮影中のドラマの中と、夢と、現実が入り乱れて描かれていて、見終わったあとに少し酔ったような感覚になる(パプリカの時もそうだった…!)
でも、そもそも、確固たる現実があり、現実と虚構にはハ
>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

施設で暮らすダウン症の青年ザックが、プロレスラーの養成学校に入るべく施設を脱走。悪さをして追われる身となった漁師・タイラーと出会い一緒に旅をする。ザックを追ってきた施設の職員・エレノアも加わり、3人の>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

4.0

ほとんどのレビューで言われているけれど、土屋太鳳と芳根京子の演技がすごい。各々がすごいのだけど、ふたりの掛け算に周りの役者がスパイスとなりぐっと引き込まれる感じ。

ストーリー自体おもしろかったけれど
>>続きを読む

ヒミズ(2011年製作の映画)

-

これで鑑賞するのは5作目だけど、園子温の映画だけはどうしてもスコアがつけられない!😵

染谷将太が自分の顔面に絵の具を塗りたくるシーンで、以前観たドキュメンタリーで園子温がキャンバスに絵の具を塗りたく
>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

4.0

孤独で、薄暗くて、温かくて、素朴で、澄んでいて、すごく美しい映画。

起承転結があるわけではなく、ただただ時が流れる。少し気怠い休日に、飲み物片手にぼーっとひとりで観たい作品。観終わると、心地よさが胸
>>続きを読む

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.7

期待値低めでみたところ、エマ役とノーマン役は期待してたよりずっとハマってた!漫画/アニメの実写化ってすごく難しい中で、キャラクターを忠実に演じてる印象。
レイは個人的にはちょっと違ったな〜と思っていた
>>続きを読む

冷静と情熱のあいだ(2001年製作の映画)

3.7

リビングに入って来たあおいがマーヴに「愛してる」と言い、マーヴが抱き寄せる場面で、言葉と行動はそうなのに、
あおいの心がそこにないこと、それにマーヴが気づいていることが手に取るように伝わってきて、
>>続きを読む

真西へ(2019年製作の映画)

3.7

父とふたりでバカンスに来ていた少女、マチルド。父の忠告をきっかけに、それまで異性として意識していなかった少年との距離感が急に掴めなくなってしまう。

マチルドと少年があまりにも可愛いくて。着ている服な
>>続きを読む

ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

-

夢なのか現実なのか混乱させるような作品だけれど、この作品自体が死にたい人の夢のようだった。前情報なく雰囲気で選んでみたので、
森の奥の退廃的なホテル、真っ赤な服を着た美しいメイド達、まったく通らないオ
>>続きを読む

たまたま(2011年製作の映画)

4.3

「蒼井優がナニモノなのか、終始掴めない」という感想が頭に浮かんだ瞬間に、

「私は何なのだろうか」という台詞が突然来て、ぐっと引き込まれた。

詩と、お伽話と、音楽と、景色とを溶かして混ぜてしまったよ
>>続きを読む

ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.7

久しぶりにミュージカル映画をみて、なんだか懐かしい気持ちに。
完璧に踊りきっているメリル・ストリープがかっこいい。
「one thing's universal,
life's no dress re
>>続きを読む

リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

4.3

宗教上の理由で娯楽を一切禁止されているウィルと、問題児カーターが、「ランボー」(海賊版)に影響を受けてこっそり映画づくりに挑戦する。

「ランボー」を初めてみたウィルが高揚して走り出すシーンが記憶に残
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.9

作品内で流れるツイートの様子があまりにも日々目にするそれと近く。インパト大。

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.6

初めのうちは描かれる影に対して「表現し過ぎ」という印象を受けていたけれど、結局、影の存在によって随分と感情移入してしまった。。結果、とてつもない苦しみをストレートに手に取ってしまった感じで、ただただ辛>>続きを読む