Pigspearlsさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

-

機内にて。
ABBAは好きだけどストーリーは苦手。
母娘関係にしっくりきたことが一度もないから仕方ない。睡眠導入にちょうどよい。

アラン・デュカス 宮廷のレストラン(2017年製作の映画)

4.3

予告映像がヴェルサイユ宮殿バーン、だったため、もっとこう、スノッブさに圧倒される贅を尽くしたグルメドキュメンタリーかと思っていたら、日本からはじまり世界を飛び回り、天才の食と経営と挑戦の感動を追体験で>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.5

ゾンビ映画もお笑い番組もコントも避けてきた人生ゆえ、あんまりハマらない気がしていましたが、予想以上に楽しかったです。

とくに主人公とその娘、学生時代、映画サークルにどっちもいたなー、って懐かしく観れ
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.2

敬老の日に。
フランスならでは!のこの感じ、好きです。ふつうの田舎町の人たちの、仕事や人生への誇り。
そして何より、アートは楽しく美しくどこか儚いものである、という本質に優しく迫る作品でした。

アニ
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

2.7

日本リメイク版が公開されたので再見!

あちらが同世代感でマシマシ評価になっちゃうのに対して、本家のこちらは女性が凶暴すぎて感情移入できず。。
しかし時代背景を知っていればもう少し楽しめるのか?とも。
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

いまだに眉山高め、あるいは生えてこない眉尻にジリつく元ギャル、現アラフォー必見。

「バクマン。」は男子のまんがバトルでしたが、こんどは元コギャルの友情ガチバトル。

90年代ミリオンセラーメドレーは
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万引き家族(2018年製作の映画)

-

義務感をもって鑑賞。
文句を言わせない痛々しさ、凄味のあるキャスティング。このごった煮で完成形がみえてるかんじ、是枝さん本当にすごいなぁ。とおもいます。

リリーさんと、安藤さんの雨のイチャコラシーン
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フジコ・ヘミングの時間(2018年製作の映画)

4.5

フジコヘミング、90年代のメディアとマーケットに消費されてきた印象のある名前。
しかし先入観を捨てて観て本当によかった。

世界を駆け巡るキュートなフジコさん。パリで、下北沢で、ベルリンで、京都で、そ
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隣る人(2011年製作の映画)

4.8

「どんなあなたも好きだよ。」

この言葉がウワッツラじゃなく、信じられる関係を、どうにかこうにか、築いてゆくことが、にんげんのしあわせ、っていうことなんだろうな。

フロリダプロジェクトを観てもやもや
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.8

これはもう言葉にならない。
暮らしの宝石箱。まさに二人でこつこつ作ってきた暮らしのすべてが優しくキラキラ光ってる。

ささいな夫婦喧嘩の後にみてしまい、沁みすぎた。わたしもオットより長生きしようと決意
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

-

お金も教育もなく、愛だけがある親子の関係。

愛さえあればいいという人にとってなら、この作品世界はきわめて美しい。

でも教育を受けてきちんと働いて社会のルールを守って生きることを善しとするならば、た
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SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬(2018年製作の映画)

3.5

CASIOコンデジ撤退、からの今日ついにCanonがフィルム一眼レフの生産終了を発表。終わりゆくカメラの一時代におセンチな気分になりSUKITA鑑賞。が、良い意味でめっちゃ裏切られました。

なんせ巨
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.2

だいぶ前に鑑賞。

奥さんとの関係、地下鉄シーンはよき。映像もイギリスらしい暗さと緊張感あり、フラットな密室感もよき。

しかし例のVサインシーンで
かの「SID AND NANCY」が
フラッシュバ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

フジョシホイホイかなと期待せず観たら今年のベストワン確定。エドワードヤンクラス。ひとり鑑賞推奨。

Call me by your name .
このタイトルこそが本質であり、同性でなくてはならない理
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ママレード・ボーイ(2018年製作の映画)

-

原作ファンかつアニメ版OPはフルコーラスで唄い切れるアラフォーですが。

スマートでオシャレ(90年代当時比)で平熱低そうな原作絵だからこそ、ぶっ飛んだ昼ドラ設定をさらりと楽しめたんだなぁ。。と再確認
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.9

これまで観たVRもののなかで最高に胸熱。
日本人でよかった、とホロリとするものの、これから30年後にこうやって世界からリスペクトされるコンテンツを、いまの日本は発信できているか?問われている気がした。
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.0

岡崎京子は単行本コンプ。特にリバーズエッジとpinkがすきでしたので使命感をもって鑑賞。よくぞここまで、と思えるリミックスでした。以下すべて感想というか、感傷。

昔は只々こずえの強さに憧れていたが(
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天使の入江(1963年製作の映画)

3.8

海外でカジノに誘われても付き合い程度のポーカーで終わり、ドラクエのカジノですら必要最低限しか立ち寄らない。

なので、堅物なイケメン銀行員クロードマンに感情移入しながら観始めたのですが、途中からは完全
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

予想外におもひでぽろぽろ涙ぽろぽろ。
宣伝だけなら確実にスルー案件なのですが映画好きな知人から「騙されたと思って観て!」と。

最初30分くらいは微妙なCGの違和感に我慢ですが加速度的に伏線回収しなが
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

配役と脚本が素晴らしく、高評価に納得。

娘を殺された母親の復讐劇、というあらすじとファーゴの女優さん、というキャスティングで正義感強そう&アメリカ的エモ映画かな、好みじゃないかもなー、と思っていたら
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デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり/ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴット(2015年製作の映画)

4.0

演奏のシーンがどれも素晴らしかったです。


「世界には彼のようなアウトサイダーが必要だ」

作中の心理療法士の言葉に強く同意。

Hello,I am David!

原題?のほうがシンプルで好き。
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.5

エルファニングが女の子とチューくらいはするもんだとワクドキしてたらとんだ肩透かしでした。

不謹慎ですみません。

ナオミワッツがシングルマザーなのはいいけどこれも元ボーイフレンド達とのやりとりに1ミ
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予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

3.5

映画版では胡散臭さ満点の神父役だった東出がこんどは侵略者。

夏帆のオートATフィールドみたいなチート設定はちょっと結末が見えてしまい残念だわと思いつつ、黒沢清らしいダークな心理戦がちゃんと身体全身で
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.0

久々の黒沢清、どころか久々の邦画。

シン・ゴジラ以降ぼんやり避けてきた日本のインテリジェント映画ですが、これは黒沢清らしい美しさと闇の深さと黒沢清と思えないほどの健やかさと人間愛の両方楽しめるやつ(
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ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

4.5

庭。花。情熱。色。調和。控えめな愛。だけど人生をささげることのできる愛。

同じ歩調で庭を歩く二人の静穏で親密な空気。うーん卑怯なほど、好きにならずにいられない画!

これはファッションムービーじゃな
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空海(1984年製作の映画)

3.3

チェンカイコーの新作を控えて予習。うどん県出身ゆえに弘法大師空海のため池話はむかーし授業で聞かされたんですが、その人となりについては無知だったゆえ、水戸黄門も大岡越前も女ねずみ小僧も集結した豪華キャス>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.2

スカッとする娯楽映画を観たくてFilmarks で評価の高いこちらを。アプリみてなかったら出逢えなかったであろう作品。前作は観てないけど全く問題ない。そしていま世界でいちばんスケールの大きなロケ撮影を>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

初のMX4Dで鑑賞。真夜中とはいえ六本木で連休中日なのに我々のほか2組しかおらず。不安的中。ふつうのIMAXでよかったです。。まず4Dアクションの動きが誰目線かわからず混乱。カメラワークに集中できず。>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.1

キングスマン2前のコリンファース復習その2。公開当時映画館で観たときは、自分も人前に立つことが苦痛でしかないタイプなので共感した。改めてコリンファースの演技力と眼力が素晴らしい。上品な硬質さ。眼福。

シングルマン(2009年製作の映画)

5.0

キングスマン2前にコリンファースを復習。スーツが似合うことといったら。大人の色気ってこういうことだ。隣人よりも感受性豊かに生きることの苦悩とそこに構築される関係のすべて。死に至るまでの人生を受け入れる>>続きを読む

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.9

年明け1本目の鑑賞。
作画スタッフ陣の狂気に感動。

しかしゴッホ展を観てから行くべきでした。少なくともざっと作品を見直してから。ふだんわりとそういう予習型鑑賞をするほうなのですが、年始ボケの帰省疲れ
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.9

もう20年来、カウリスマキ大好きなんですけど。

The other side of Hope

希望とあえて言葉にして、このラスト。

相変わらずクスっと笑えるシーンも、言葉にならない感情を伝えてく
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

-

カウリスマキ新作が満席で、あまり期待せずこちらを。久々の酩酊ムービー。楽しかったです。
決しておしゃれボーイミーツガール映画ではなく。泣き笑いしちゃうエキセントリック系。
エルファニングがおらな成立せ
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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

5.0

なんだろ。かっこいいの最上級。想像以上にすさまじくよかった。

教授いじょうにインテリジェントでかっこいい日本国籍の人間って今後生まれることあるのかなー、知ってたけどいい顔してるなー、理想の大人だなー
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.0

機内鑑賞。白状するとポスタービジュアルをベネディクトカンバーバッチと空目してました。Dr.ストレンジ続編的な。ぜんぜん関係なかったですね。街中で魔法ブッ放す大胆さと、能力を持つ人間の孤独感はツボ。

ドリーム(2016年製作の映画)

3.9

頭が良くてハートも熱い。そういうアメリカ人女性の話。ダウナー文系人間にとってはないものねだりでものすごーく憧れる!
おそらくインテリジェントな会話の応酬が見どころのひとつなのだが、機内吹き替えで観てし
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