nkimさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ざわめき(2022年製作の映画)

3.7

呪文のようなエンドロール
ブルーバイユーの余韻より、さらに心がざわついた。そのへんのホラー映画よりしんどい。

南米、麻薬戦争、9万人行方不明
丸山ゴンザレスさんあたりに、追加取材求めたい。

フォー・グッド・デイズ/母と娘の4日間 ~あなたを守るために~(2020年製作の映画)

3.6

依存症に関しては、本人の力だけでは絶対に克服できないものだろう。それこそ、周囲の人たちの支え、金銭や生活の支援。(そうなってしまったバックグラウンドがあることも踏まえ)

拮抗剤打った後に、全てがサラ
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.0

真っ白な雪に冬の乾いた空気、木造建築とインテリア。全体的に青みがかったフィルターの美しさが、もの寂しさをより強くさせる。

脚本が神がかりすぎて、ボーーッと見てたら中山美穂の大渋滞。

図書カードの裏
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弱くて強い女たち(2020年製作の映画)

3.8

いろんなことを受け入れ、昇華できる懐の深さ。女性の強さ、お母さんの強さ。

時折感じとれる母と娘たちの関係性、姉妹の絆が、父だけ蚊帳の外状態の我が家と同じ匂いがして、画面にくぎづけになってしまった。
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さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

3.7

生まれた頃から、犯罪エリート教育を受けて育ち、自分が悪いことをしている意識すらない彼女は、ただ純粋な子にもみえた。(半ば共依存のような親子関係でもある)

愛をもらったことがないから、受け取り方もわか
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子猫をお願い 4Kリマスター版(2001年製作の映画)

3.9

20年前、経済発展真っ只中の韓国にて...自分のやりたいことを始める環境すら整わない、社会から取り残されたようなジヨンをみていると、なんだかとても胸が苦しい。

韓国の女性たちに今だに人気の映画。その
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.2

原作とっても好きな本だった。
私の頭の中にある原作世界との歪み(←好きな本が映画化する時あるある)が例外なく起こったが、映画は映画として十分楽しめた。

山田洋次監督によって脚色されたレトロな世界。古
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先に愛した人(2018年製作の映画)

3.7

この映画の中の誰とも同じ状況になったことがないけれど、それぞれの気持ちに共感はできる。

足にばかでかいギプス巻いたまま松葉杖で病院抜け出すシーンは、思わず声だしてわろてもうた。

でも これもまた愛
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

認知症が完全に進行してしまう前の不安や混乱が1番みてて辛いものがある。認知症の本人だけじゃなく、娘や婿の様子もとてもリアル。

記憶障害に感情障害、徘徊もしくは運動機能低下とまでなれば、実際の在宅介護
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.9

みんないろんな意味で未熟。でも、心の思うままに、感情ぶつけたり相手を求めるその姿が羨ましかったり。

屋上でカミーユとエミリーがノラについて話してるシーンとか、ちょっとゾクゾクした。リアル。

ノラの
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一人っ子の国(2019年製作の映画)

4.0

シスター夏の分かれ道を見てから、一人っ子政策についてより知識を深めたくなり、こちらへ行き着く。

社会科の教科書にサラッとかいてた一人っ子政策....当事者たちに口を揃えて「あの頃は仕方なかった」と言
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カンチョリ オカンがくれた明日(2013年製作の映画)

3.5

旦那さんに会いたい。捨てないで。という認知症のオンマ

いくつか病気を患う母親を抱えながら、釜山の港で働き、旅行もしたことがないカンチョリ青年

ヤクザのシーンはあれこれあれど、純粋に韓国の親子愛をみ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

鑑賞後、心の置きどころをどこに持っていったらよいのかわからなかった。

若いうちに観たほうがいいし、観せたほうがいいだろう。

30歳にはみえない、だが歳を重ねたキャリー・マリガンもやっぱりかんわい。

さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.6

友人と価値観や趣味が合わない?
見ている方向性が違う?
まわりの子達より精神的にちょっぴり早熟なレオニーだからこそだろう

そんな子、学生の頃1人はいたなあ〜
夏期講習来ずにギター弾いて過ごしてたあの
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.6

店主が厳選した本がずらりと並び、重厚感たっぷりだが、重くなりすぎぬようセンスよく配置されているインテリア、おまけにかわいいラッピングまでしてくれる。こんな小さくてかわいい本屋が、うちの町にもあったらい>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

あの頃、近づいちゃいけないような気がするけど、ひそかに憧れてたお兄ちゃん達がここにいた。(子供っぽさがちゃんとあるのもまたいい)

スマホもインターネットもない、雑誌や擦り切れたVHS、じぶんで選んで
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.7

歳を重ねていつのまにかブリジットと同じ状況になってたので再視聴。

どじで、ださくて、愛おしい。イケてなあ〜い だらしな〜い主人公モノがやっぱりだあい好きさ〜

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.7

いつもワンテンポ遅い彼について、私も少し狂気の執念を感じたが、まあよかろう。

人並みにできなくたって、いつかボーナスタイムがもらえるなら、ゆっくり生きるのもいいよね?

最後の歌....やはり彼は
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#生きている(2020年製作の映画)

3.7

ユ・アインさんの気だるさ、たわわな新弟子っぷり。アインさんとシネさん以外、ほぼめっちゃ元気なゾンビ(絶望)

っぁあ!! 私、隣の住人みたことない!!
ゾンビだったらどうしよう....
そんなことかん
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.7

ゾンビ映画苦手なわたくしが、目ひんむいてみつづけた。
ゾンビがおえおえ増えてくる。
っあ、そおだ。ゾンビってそうだった。

Management SOOP祭り

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

ブローカー仮家族、「捨てるなら生むな」と言い放つ女刑事、全てを知りながらもかわいがる養子夫婦

「태어나줘서 고마워」そうだよ、みんなで責任を分け合えばいい。

やれることをやってみよう。そんな優しさ
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狩りの時間(2020年製作の映画)

-

悪ウシクさんをみるためだけに、殺し者や拷問系が苦手だが頑張ってみてみた。
逃げても逃ても 終わりゃしない。
あたしゃ、このあとラブコメに逃げた。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

坂の多いソウルの町並み、古い建物の下にある小窓、あれは半地下だったのかと、この映画を見て納得する。

映画は視聴覚的表現であるにもかかわらず、あの匂いが分かるのはなぜだろう。

物語が進むにつれ、いつ
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.9

錚々たる役者さんたちが、演じるポンコツ刑事集団。起こるエピソードも歯切れよく、友人たちと唐揚げ食べながら見るのもいいだろうな。

ハニ姉、出産おめでとう。

完璧な他人(2018年製作の映画)

3.6

見知らぬご夫婦たちのやりとりを、こっそり覗き見ているような気持ち。

うちの母や子供が十分に育った知人などは、皆一様に面白かったと言う。

夫婦ってそうゆう部分があるのよ。
あなたはまだまだおこちゃま
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建築学概論(2012年製作の映画)

3.7

「あんた10年後泣きながら観てるよ。え〜らい心に染みてるわ。」
と当時共感の1つも得られず見終わった20代前半の私に言ってあげたい。

どの恋愛映画でもタイミングの重要性が述べられているにも関わらず、
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娘よ(2014年製作の映画)

3.4

たった10年しか生きていない少女が、村の揉め事を解決するために、部族の長老と結婚。考えただけで胸糞わるくなる話だが、パキスタンでは毎年1400万人の少女たちがその犠牲になっているとか....

実話か
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ドアロック(2018年製作の映画)

3.3

ベッド下の空間がこれから怖くなる。もはや、ソファの下やテーブルの下まで。

コン・ヒョンジン氏、結婚おめでとう記念で鑑賞したが、とんでもないサイコサスペンスホラーだった。

ベッド下からの現れ方が、ゾ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

いい映画を教えてと言われたら、この映画を選ぶだろう。

生まれてすぐに聴覚検査をした時、母親は「この子も耳が聞こえないといいな」と思ったって、この答えを全く予測していなかった私はハッとした。

「良い
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

家柄、、人生のフェーズを進めれば進めるほど、その違いはまた濃く感じる。
たまたま生まれた親と環境が違うだけなのに。

ミキとリエは私と友人をみてるようだった。ハナコとイツコもとても魅力的な人物。嫌味の
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.5

設定のリアリティは無理があれど、ずーっと暖かい空気が流れていたな。

永野芽郁ちゃんが、とにかく素敵。
涙がすごくきれい。

こんなに素敵な父親がホイホイホイっと3人も揃うことなんてないだろうけど、
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.8

年末大掃除をしながら鑑賞したのだが、ただの断捨離処世術などではなかった。

子供にとって家族を捨てた父を思い出してしまうピアノも、母親にとっては家族みんなが幸せだったあの時間を思い出せる道具だったのか
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.7

30代半ばの女性であれば、誰もが抱える不安や葛藤。とくに女性の性に関しては、とてもシビアでモヤモヤした気持ちは煮えきらないことだろう。

具現化できない思いを、おとしこめた作品なのではないかと思う。
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.7

目の前のことに飛びつき、心変わりしてまたころり。を何度も繰り返すユリヤさん。

「人生で自分が主人公だったことがない」なんて言ってたけど、、

あなた後ろふりかえってごらんなっせ。
周りを散々振りまわ
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