加瀬さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.1

ナイアのこの扱いは今の映画には出来ない。ヒロインの役割だったりに時代を感じさせて、懐かしくなる

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.4

ジャンルを織り交ぜてホラー要素を足すことはいい事だとは思うが、ホラーとしては単調でつまらなかった。ジャンプスケアの一点張りで怖いというより定期的に驚かされる。

ミシェル・ヨーの降霊術は少し笑ってしま
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

ジョンウィックが日本にいることや真田広之やドニーイェンと共演していることには何かに似た高揚感を覚えた。MCUなどに感じる作品間のクロスオーバーするときと同じ気持ちの高ぶりだった。

ツッコミどころも多
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

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オリエント急行殺人事件の方が好きだった。
比べるのは酷だとも思うが、今作はどうしても型にハマったように見えてしまう。

ポアロの意外な過去が見れたことも今作の収穫だった。

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

2.3

キャストが多くて見にくいという思いが第一印象だった。ヒーローが飽和しているが故に能力が魅力的に見えなかった。
キャラクターに魅力を感じない2時間で今作のヴィランに関してもキャラクターがイマイチ掴めない
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.9

原作も未読のため結末にも驚けたし、楽しめた。犯人が誰かということも他に類を見ないがその後のポアロの決断にも驚かされる。

掴みどころのない飄々としたポアロのキャラクターが良かった。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

カラーリングやセットの美術面はどの映画でも見た事のないものだった。この視覚的な可愛らしさだけでウェス・アンダーソンを感じることができる。
設定は複雑なものだが、分かりやすく造られていた。

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.9

マ・ドンソクでないと成立してないキャラクターと脚本。彼が感じさせる安心感の上に出来ている映画シリーズだと思う。
マ刑事が強すぎるがあまり主犯のカン・ヘサンに会わせて貰えないのだが、引っ張り過ぎてもどか
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.7

このくらい軽いヒーロー映画を待ってた気がする。昨今のMCUは新規参入しづらい玄人向けだが、見やすいのがDCだと思う。

ジャンルこそヒーロー映画だが、やってることはドウェイン・ジョンソンの他作品と変わ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

60年代のロンドンから感じられる煌びやかさとかげに潜む不気味さのようなものが良かった。
外から見れば美しく見えるものも内側から見れば見え方がかわる。

ストーリー展開において終盤のミスリード辺りからや
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.1

悪魔祓いの道具がハリーポッターチックで良い。宗教的な側面もありながら厨二病感溢れるファンタジーなバランス感覚が絶妙。そのおかげで取っ付きやすい。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.4

基本的にはテンポ良く進むことは良い事だが、本作では私はおいてけぼりを食らっていた。
カット数が多いからか、今何が起こっているのかよく分からなかったり、物理法則を無視していたりと感じることが多々あった。
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.4

「エックスメン」シリーズは迷走を続けて来たという印象があるのだが、その一旦の終わりがジャンルを切り替えロードムービーになっていることには驚かされる。
これまでのエックスメンシリーズでは考えられないほど
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.7

実写映画として造りやすい作品は過去作からも見て取れる。原作もそうなのだが、戦術などを知らない初心者でもわかりやすい造りのおかげで見易く取っ付きやすい作品だった。

キャスティングの豪華さが魅力になって
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.1

公開当時のエックスメンシリーズだからこその話の広げ方が良かった。現在と過去の同時進行で話が進んでいく。
改変が行われた後の今後の作品に期待。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

世間の評価は分かれるのも理解できるが個人的には賛だった。全体の半分も解釈が追いついていないがジブリ作品とはそんなものだと思っているからだ。
子供の頃に見た過去のジブリ作品を思い返してもファンタジー要素
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

ビビットなカラーリングとコミックの世界観を崩さない映像表現は前作と同じく素晴らしかった。
マルチバースの平行世界として実写やLEGO、MCUもSSUもといった手広さがあり面白かった。新たなスパイダーマ
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.7

フラッシュの事前知識派それ程なかったが単独作として楽しめるのが良かった。

マルチバースは昨今、見飽きるほどの飽和状態だが、今作では新たな展開を見せてくれたことが嬉しかった。
マルチバースという設定は
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.6

スパイ映画の王道。映画を見たのは初めてだが潜入アクションは見た事のあるものが多い。だが、緊迫感は存分に味わえたため、満足感は高かった。
思いのほかサスペンスの要素が強いことに驚いた。この内容は1作目で
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.1

シリーズ3作目として完結してしまうことが寂しい。ガーディアンズのメンバーが横並びに歩くショットでさえもしんみりとしてしまう。
シリーズを振り返ると、アメコミでありながらそれだけに収まらないスペースオペ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

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面会室のシーンには監督の過去作「凶悪」を思い出す。事件について捜査を続ける中で主人公が悪に染まるか染まらないかにドキドキさせられる。ガラスに反射して映り込む榛村は怖さもあるし、どこからか感じる視線のよ>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.4

劇中の言葉通り90分に纏められている。テンポの良さが別格で、物語はトントン拍子で進んでいく。90分とは思えない満足感があった。
ジーンが編集するシークエンスはアニメーションならではの映像的快楽があった
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.4

映画全体の圧倒的な熱量に魅入られる。荒唐無稽ででたらめとも思える造りも「インド映画だから」「神話だから」と振り切れば全く気にならない。
更にはこれを超える続編が用意されているのだから凄まじい。

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.4

征服者カーンの登場で新たなフェーズの幕開けらしさは感じられた。
MCUの世界の広がりの為にアントマンの量子世界の話は展開されている感は否めない。単体作品としては売り出す気がないのだろうと思った。
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

2.3

原作のキューブに現代的で邦画の要素が付け加えられている。
過去回想はやっぱりいらないと思う。
登場人物が謎を解いていくプロットは原作と同じだからか新鮮みはなかった。中盤にも違う展開やギミックが欲しかっ
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.1

実話とは言えども「ボヘミアン・ラプソディ」も「ロケットマン」も大きくは変わらないストーリーではある。今作はマネージャー視点であることが大きな違い。

やはり「ボヘミアン・ラプソディ」が脳裏にちらつくが
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

3.6

1作ごとに成長しているのも珍しい造りな気もする。
ミスリードが見事でまんまと騙された。現状は1本の作品として本作がベストだと思う。
内容もハリーの出生に絡むことが多くなりシリアスさが増えている。

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.2

リアリティがあるとは言えないのも理解できる。この人格を形成したのが元風俗嬢であることだけなのは説明不足だとも思える。
フィクションとして見れればちひろのキャラクターは凄く良かった。
リリーフランキーの
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.9

恋愛要素や過去回想もなく、前作と変わらない面白さがある。観客が求めているものを監督が理解しているのだと思う。
日常パートの緩さとアクションパートの張り詰めた緊張感のギャップを楽しみにしている人が大半だ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.7

「ウエストサイドストーリー」をリメイクしたと思えば、その1年後に今作では映画についての映画、自伝映画を作ってみせる。
「JAWS」や「レディプレイヤーワン」と同じ監督が撮っているのだからスピルバーグの
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.2

内容に関する前情報をほとんど入れなかったことが逆効果となった。制作者の布陣やマルチバース、ポスターを見てもアクションを楽しむものだと思っていた。
確かにアクションは凄いし、アイデアに溢れている。常識か
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.7

案外、改まって鑑賞するのは初めてだった。
子供の頃から毎年のようにテレビでやっていたが、前編通しで見ることはなかった。
同級生の皆がハマる理由がわかった。童心に帰れる設定と、世界観の作り込みが凄い。
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.3

チャドウィック・ボーズマンの喪失に加えて、アバターの続編公開や、アクアマンのヒットにより制作が難航したのだろうと容易に推測できる。
前作で作られた民族的な国の取り決めを本作では蔑ろにしてるように感じら
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.4

3時間の長尺でずっと暗い。ヒーロー映画の要素はほぼ皆無でサスペンスとして楽しめるか、鑑賞環境が評価の分かれ目だと思う。
映画館で見るべきもので、自宅で見るには勿体ないのだと思う。

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.6

名だたるアーティストが参加することで完成されている。字幕、吹き替え共に楽しめる作品。有名曲のつるべ打ちでとっつきやすく、ミュージカルとして類を見ないクオリティだと思う。

劇中のトラブルや物事を全てひ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.3

A24らしく少しゾクッとくるシーンがありつつも、今作は懐かしさに重きを置いたノスタルジックムービーだった。
友達との中に自分らしさを確立していくスティーヴィーは子供と大人では解釈が別れそう。高望みする
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