加瀬さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

X-メン(2000年製作の映画)

3.6

主人公のキャラクターが掴みきれなかった。記憶喪失なこともあり行動指針やあまり見えてこなかったように思える。作品を重ねて記憶が戻る毎に理解度が深まることを期待したい。

ウルヴァリンにヒュージャックマン
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エイリアン4(1997年製作の映画)

1.9

3で完結したにも関わらず4を作る意味が分からなかったがその考えは覆らなかった。
エイリアンとリプリーの擬似的な家族の関係から今までにない後味があった。

トップガン(1986年製作の映画)

3.1

ラブロマンスの要素が盛り込まれているのは意外だった。

音楽使いと飛行アクションがかっこよかった。ごまかしなしに戦闘機が映されており、この時代に映像が作られていることが凄いことだと思う。

エイリアン3(1992年製作の映画)

2.4

過去2作に比べてもトーンが明るくなり視覚的に見やすくなった。怖さは半減するがエイリアンのビジュアルを知れ渡った当時では効果的でないようにも思える。シリーズ1作目の正体が分かっておらず、制作費が安いため>>続きを読む

8 Mile(2002年製作の映画)

3.2

アメリカのラップはあまり聞くきっかけがなかったが映画を通して触れる他にない映画体験となった。

作品全体を通してディープな雰囲気であるが当時の彼の環境を反映させた的確な温度感であるし、視覚的な演出が少
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.8


横並びの3人組だった2000年、2003年の過去作に比べて今作は先輩後輩の縦の関係性が見える。このキャラクター配置は効果的だと思えた。キャラクターが作品の魅力となる本シリーズではキャラクターの描き込
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チャーリーズ・エンジェル フルスロットル(2003年製作の映画)

3.1

アクションやキャラクターの描き方も前作と同じ温度感で楽しめた。ストーリーも重たくなく気軽に見れる手軽さが魅力になっている。

テレビシリーズのキャラクターを登場させるサプライズはファンにはたまらないの
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チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

3.5

ジャンルとは裏腹にコメディシーンも多い。変装中やアクションの合間にも3人の可愛らしさが詰まっててキャラクターとしてのキャッチーさを感じさせる。
3人のアクションは上手さや強さより、チームワークを感じさ
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エイリアン2(1986年製作の映画)

4.1

前作とはジャンルも変わり楽しみ方も変わった。得体の知れない生物に奇襲をかけられた一作目に対して今作は正面から戦っている。スリラー映画からアクション映画へ推移している。
エイリアンをはっきり写す場面も格
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.6

見る前にはスポ根のようなイメージを持っていた。その要素もあるのだが、鑑賞中は自分の居場所がテロ組織へと変貌していく物語だと思っていた。そうではないと分かるとともにもう一度見たいという気持ちになった。

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.3

ドキュメンタリーで尚且つタコであるためどんな感情になるかが想像つかなかったが、不思議と見ているうちに惹き込まれた。タコの感情が分かり、信頼のような何かを寄せているのも感じ取れた。
自然の生態系に介入せ
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.2

脚本家も同じであるが故にジョンウィックを彷彿とさせた。ジョンウィックと比べても本作のほうが狂気に満ちていた。ジョンウィックは殺し屋という限られた世界の話であるが本作のハッチはその垣根を超えて一般人に手>>続きを読む

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

2.6

後々のソーのキャラクターに比べてもシリアスに作られた今作。カルチャーギャップコメディにもっと振っても良かったと思うが作品の色味を考えたら仕方がない。
ソーが人間との交流の中で成長し、真の王になる脚本だ
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.3

半年ほどで初期のガンダム作品を複数見た私としては、現代ガンダムはここまでスタイリッシュなのかと感動すら覚えた。
ハサウェイとケネスとギギの関係性が特殊で良かった。敵対関係においても恋愛感においても、多
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機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-(2006年製作の映画)

3.4

アムロとシャアにどうしても注目してしまっていたが、今作はカミーユが主人公であることを突きつけられた。
カミーユと関わったキャラクターの思いがZガンダムの力になるシナリオはファンタジー要素が強い。だが、
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.8

シリアスとコメディのバランス感がちょうど良かった。惨い事実からくる緊張感をキャラクターで崩す、緊張と緩和が面白かった。
仕方がないことだが、ひとりを捕まえて詰問を繰り返す序盤は盛り上がりに欠けた。捜査
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機動戦士Zガンダム II -恋人たち-(2005年製作の映画)

2.4

人間関係がメインの映画。詰め込んだ分分かりづらくなっている。
Zガンダムが登場したのだからもっとガンダムアクションを見たかったかも。

エイリアン(1979年製作の映画)

3.9

堂々とエイリアンを見せるシーンが少なく、それ以外で間接的に緊張感を産むシーン造りが上手だった。
確かにエイリアンの登場シーンを見れば旧作であることは明らかだが、見せ方に工夫を凝らしてあるからこそ、語り
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.3

劇場で見かけた予告にバックストリートボーイズの楽曲が使われており音楽感に興味を持っていた。
惹かれる音楽はあったのだが何せ映画が子供向けなのでのめり込めなかった。

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-(2005年製作の映画)

3.0

ファーストガンダムの映画化と同じくアニメ鑑賞済みの人がざっくりとした復習のために見る作品だった。これだけを見て理解するには難しいとは思った。

ガンダムシリーズは平然とユニバース化していることが面白さ
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

2.9

描きたいことが多くてどっちつかずだった。
ポストクレジットとして描かれるような内容が全編に散りばめられている。アイアンマンの兵器的な側面は後のシビルウォーにも通じる議題だと思うと、アベンジャーズへの布
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.4

タイトルから想像させる主人公の姿と現代から時を遡っていく映画の構造とが上手く絡み合っていた。

恋愛面を見ると「花束みたいな恋をした」のようなサブカル恋愛ものにも思えた。本作は、もっと視野を広げた造り
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.2

女性キャストによるリブートだが1作目、2作目と変わらない懐かしさが良かった。もちろんCGや映像技術はレベルアップしているのだが、雰囲気や温度感、変わらずしょうもなさが過去作の情景やキャラクターを思い返>>続きを読む

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング(2019年製作の映画)

3.4

ヒロアカは個人戦ではなく団体戦でありヒーロー同士の組み合わせで無限の戦略が出てくるのがヒロアカの面白さだと思っている私にとってとても満足度の高い映画だった。
ヴィランもチームであることで多くのキャラに
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

2.8

上映時間が3時間と長く気分的に飽きてくる。だが関係性を描くのにはこの時間が最適であることも理解出来た。

1番の楽しみどころである家福が行う演劇と家福を中心とした私生活がリンクしていることに気づいた頃
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.5

時間軸のぶっ飛んだ一夜の物語。一晩で春夏秋冬の全てを詰め込んだ本作は、その情報量の多さに困惑させられた。
内容はしょうもないのは重々承知なのだが、台詞回しやキャラクターの独特さから成る雰囲気が癖になる
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.4

想像していなかったジャンルの映画というのが序盤、中盤の感想だった。ヒューマンドラマとしてふたりのキャラクターが良い。
レッドが度々言っていた「シャバでは生きられない」という発言。その考えを覆してくれた
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.2

群像劇として複数のキャラの視点を丁寧に描かれている。視点の転換による見せ方やテンポ感は映画としての完成度が高く引き込まれる引力があった。映画の出来が良いのは分かるが青春映画として共感できなかったからか>>続きを読む

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.5

ジャンルのSFとコメディに音楽やキャラクター、全てにおいてのキャッチーさが魅力だろう。
ポスターにもあるアイコンと劇中のマシュマロマンのイメージが強くコミカルな作品だと思っていたが禍々しい設定も含まれ
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.3

劇中の楽曲が良くて更にはガーフィールドの表現力と歌唱力が抜群だった。

夢を追う人の背中を押してくれる映画ではあるが個人としては違う受け取り方だった。
仕事感において劇中でジョンと対照的に描かれるマイ
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トレマーズ(1990年製作の映画)

3.4

低予算であることは見て取れるが王道のモンスター映画として楽しめる。時間も相まって見やすい。

モンスターパニック映画としてハチャメチャでありながら舞台を陸にすることで人間にも活躍の頻度が多い。モンスタ
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.2

ボールのひとつもマウンドも見せない、野球が題材であるがひと味違う青春映画。主な登場人物は4人であるが、それ以外のキャラクターの背景もしっかり読み取れる。本作のオリジナルが演劇であることが理由だろうが、>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.6

序盤からリズム良く一日を繰り返す主人公を見てエンタメ色の強い作品だと思い込んでいた。だが徐々にテーマの色が強くなり、主人公はタイムループから永遠に抜け出せないような根深さを感じさせる。その演出とテーマ>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.6

ヒーローとロボットの掛け合わせは特に男性には刺さりやすい題材だ。ヒーローらしさもあまりなく、ヒーロー映画としてはあまり機能していないがロボット演出に胸が高鳴る。
兵器を作る会社の社長で高飛車なキャラク
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空白(2021年製作の映画)

3.9

監督は事件の真相を描きたいのではなく、事件のあとに遺された人のヒューマンドラマを描きたかったのだろう。だからこそ万引きの瞬間は描かれないままなのだろう。私の主観ではトラックの運転手には比があると思える>>続きを読む