ねぎとろさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

スコセッシの皮肉っぽさとレオ様のまじめにぶっ飛び演技が重なった良作。高級病院の個室で痛み止めを打ちながら観るという非現実感に、良さが2割増し。iPhone画面で見たので、ちゃんと大きな画面で観たい。レ>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.5

昨今の説明過多の作品に飽き飽きしていたので、是枝イズムで精神浄化。人を撮るのがうまいなあ。どこまで台本なのか気になる。

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.2

なるほど、こういう描き方で伝えるかぁ!アメリカ在住経験者としては、誇張されているというわけでもなく「そそ、これが現実」という感じ。白人にも良い人がいる論は理解できるけど、この描写も完全に現実の一部。だ>>続きを読む

インディアナ州モンロヴィア(2018年製作の映画)

3.7

ワイズマンらしい淡々とした描写の中に、なぜトランプが勝ったのかがわかるような感覚を覚えた。ニュースだけではわからないアメリカ田舎町のリアルな日常。

セノーテ(2019年製作の映画)

1.0

山形国際ドキュメンタリー映画祭にて鑑賞。監督の前評判がすこぶる良くて、立ち見まで出るほどだったが、映画が始まった途端、作り手のマスターベーションのような描写が続き、耐えきれなくなって、人生初めて映画の>>続きを読む

眠狂四郎 女地獄(1968年製作の映画)

3.3

高崎電気館で「昔おじいさんとよく観たのよ」という祖母と鑑賞。最高の映画体験。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.3

ワイオミングの荒野が良いとすすめられ観てみたら、ほんとに荒野が良かった。個人的にはサスペンスや暴力が得意でないので、そういう描写がもう少し少なくても良いかな。ネイティブアメリカンの現実を、説教ぽくなら>>続きを読む

RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.8

彼女の人生を知るには良いドキュメンタリー。人間としてもなんか好きだな。この方が亡くなってからのアメリカ最高裁が心配。We need you! Notorious R.B.G.!

真実(2019年製作の映画)

4.5

フランス語がわかればなあ…と悔しくなるくらい、テンポ良い小気味いい会話が続く。カトリーヌ・ドヌーヴが等身大とも言える大女優の役で、歳を重ねた上でのかわいさ、ずるさ、わがまま、プライド、弱さ、悲しみ、寂>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

もっとヒップホップ色が強いかと思って観たら、LAのカラッとした空気感に、男子の不器用さやかわいさが出ててよかった。90年代というのがひとつの背景にはなってるし、映画の中にも音楽やスケーター文化として色>>続きを読む

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

4.3

最初ドキュメンタリーだけど主観が強いなと思って見始めたけど、登場人物に淡々と且つじわじわと惹かれていっちゃう描き方。映画監督ならここ掘り下げそう!という期待をさらりと交わし、最後の数行のナレーションで>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

2.8

悪くはないんだけどあともう一捻り欲しかったかな。ザ推理ものという雰囲気とキャストがいい味出してる。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.4

映像や音響を最大限楽しむために、IMAXフルで観たのは正解でした。物語の内容やいわゆる謎と言われているもの(実際のところそんなに謎めいた物語ではないけど)を深掘りしすぎる必要はないかと。途中で「この人>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.2

ケイト・ブランシェット演技うまいなあ。ところどころにウディ節が散りばめられてて良き。サンフランシスコの撮り方が現代版のハリウッド黄金期って感じだった。

薄氷の殺人(2014年製作の映画)

3.4

今まで見たことのある雰囲気ではない映画でとても新鮮でした。古さの中の斬新というか、幻想の世界にいるような気分。共産主義っぽさがそう思わせるのかな。中国の時代背景・文化背景をもっと理解してから、もう一度>>続きを読む

ナラタージュ(2017年製作の映画)

3.5

有村架純のせつな顔が見たくなって鑑賞。意外と良かった。愛しすぎちゃうと歯車が狂い出すんだよなあ。でも好きすぎてどうしようもないって恋愛をしたことがある人には響くかも。松本潤の演技も今までにない感じだっ>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

正しいとか、こうあるべき、とか、そんなのが通用しないのが恋愛、ってみんなどこかでわかってるのに、つい求めてしまったり、それに傷ついたりしちゃう。この心の動きが愛なのか恋なのかわけわからなくなっちゃった>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.8

ジム・ジャームッシュ年取ったなぁってなんか嬉しくなった。角張ってるジャームッシュもいいけど、そこでフェイドアウト使うんだ!意外!とニヤニヤしてしまった。何もなさそうに見える日常にこそ、詩的な何かがある>>続きを読む

ティグ: それでも立ち続ける(2015年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリー映画としてはいたって普通。でもティグ・ノタロさんの人生が興味深かった。つらさの中の笑いだったり、暗闇の中の希望。物事にはいろんな側面があってこそ、深みが増すのかなと。

HOMIE KEI チカーノになった日本人(2019年製作の映画)

2.9

映画としては普通だけど、KEIさんの人生は興味深かった。アメリカの刑務所での話がもっと聞きたかったなー。

娼年(2018年製作の映画)

2.8

顔と声と会話の間はきらいじゃないんだけど、実際の行為が官能的じゃなかったなあ。あれが女性の幻想と思われるのはちょっと…。松坂桃李のお尻を見過ぎてお腹いっぱい。

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

4.5

内容はぼやっとしか覚えてないのに、すごい衝撃を覚えたことだけ記憶にある映画。もう一度観ないと思い出せない。

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.5

老いた女性と移民の青年の関係のお話。初見からだいぶ時間が経っているので、もう一度観たい。

東京物語(1953年製作の映画)

5.0

傑作。言葉で説明できたら映画なんて作らなくていい。その説明できないものの質感・温度・空気がそのまま映像になったような作品。こう説明してる時点で自分にイラッ。とりあえず観てとしか言えない。(寝るかもだけ>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

2.5

新海誠きらいだけど、なんだかんだで作品は結構観てる。。くやしい。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.5

スターウォーズは最初の三部作とエピソードワンしか観たことなかったが、まあ楽しめた。アクション映画としては良い。スターウォーズ映画としてははてな。キャリー・フィッシャーにもう一度会えただけで、まあいいか>>続きを読む