nekonomachiさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

nekonomachi

nekonomachi

映画(575)
ドラマ(6)
アニメ(0)

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.4

コロナの記録映画かと思うほどのリアルさ!

アメリカのコロナのニュースでみた店舗の襲撃や、たくさんの遺体を並べた巨大な墓穴。

ワクチンの開発を急ぐ研究者たちや医療の現場。マスクをして人との距離を取り
>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.8

古典と思ってたら突然SFっぽい展開に‼️😲

権力者が街を牛耳ろうとする中、人々のために良心的な会社であり続ける主人公。

今まで自分に影響を与えた人について想いを巡らせることはありましたが、自分が影
>>続きを読む

牧師の未亡人(1920年製作の映画)

2.5

サイレント映画でピアノの生演奏付き✨✨
ものすごく贅沢な映画鑑賞でした‼️😚🎵

老人と若い娘が無理やり結婚させられるというのはよくあるけど、老婆と若者というのは初めてのパターンでした。
しかも見た目
>>続きを読む

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

4.5

おとぎ話のような幕あけに期待をふくらませていたら、まさかの残酷童話‼️😱😱

「悪魔が最悪な罪をそそのかすとき、まずは天使のような姿で誘いをかけるだろう」
というシェイクスピアの言葉を思い出しました。
>>続きを読む

婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.0

人の心を優しく癒やす嘘か。
人を絶望につき落とす真実か。

主人公は相手を思いやり、常に人を傷つけない道を選ぶ。
友人は弱さゆえ、人を傷つけても自分が救われる道に逃げようとする。あのキスもずるいなぁ…
>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.5

DVD特典で、監督による解説と、脚本家とキャストの音声解説が付いています☺️🍀

主人公が寮へ向かうシーンにコステロの曲を使おうとして全員に止められ、青春映画はポップな音楽で始まる時代は終わったという
>>続きを読む

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.6

ヌーベルバーグのような色彩とインテリア。
冷たく現代的な植物研究所に咲く奇妙な花🥀

日本の雅楽が不安感をあおり、ミステリアスな雰囲気を増幅させています。

人をハッピーにさせる花粉のウイルスが、人の
>>続きを読む

世界一美しい本を作る男 ―シュタイデルとの旅―(2010年製作の映画)

3.8

この映画を見てなぜ紙の本が好きなのか、はっきりわかりました!☺️🍀✨

文字を読むということだけでなく、紙の質感や匂い、重みやめくる手触りなどたくさんの感覚が味わえるんです🍀🍀

何度も読み返してボロ
>>続きを読む

イルマーレ(2006年製作の映画)

3.2

「君の名は」を観たとき、生きている年代がズレている設定にすごく驚いたのですが、かなり前から存在していたんですね💦

キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック、美しい2人のラブロマンス☺️🍀

ディズニーは
>>続きを読む

エスケーピング・マッドハウス(2019年製作の映画)

4.8

ゲットアウト以来の衝撃‼️😱😱
精神病院という名の拷問施設。

正気な人間に恐るべき “治療” をほどこし、殺人さえ闇に葬る💦
人間の持つ支配欲。院長だけでなく一見優しそうに見える人の裏の顔に震え上が
>>続きを読む

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)

3.6

独裁者だった大統領がとつぜん追われる身に。
それでも貧しい子供から服を奪って孫に着せる極悪非道ぶり!!

逃避行の道すがら、初めて国民の声に耳を傾けることに。さらに自分が招いた悲劇を目の当たりにして、
>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.6

ノートを今日中に届けたい理由を上手く説明できない少年の歯がゆさやもどかしさ。

知らない街をあちこち走り回っていくうち、日が暮れて薄暗くなるときの心細さ、不安やあせる気持ち。

子供の無力感と友だちへ
>>続きを読む

アポカリプト(2006年製作の映画)

3.0

原住民イコール野蛮という描写にうんざりする前半😨

捕虜の行き着いた先の、資金力に物を言わせた全部乗っけ盛りのような壮大な情景。😳😲🥺

なんの映画観てるんだっけ?
とすっかり迷子になりつつも、後半の
>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.8

「このソナタを聴いた人は悪人にはなれない」
盗聴し、監視する側も人間。
職務には真面目でも幼い子供から父親を取り上げることや、芸術家から魂を取り上げることを躊躇してしまう。

そもそも社会主義は貧富の
>>続きを読む

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.8

レンタルされた当時に観て、何度も過去に戻っても好きな女性を助けられない、ショッキングで悲しい話だと思いこんでいました🙀💦

内容をほとんど忘れていたので、今観ても新鮮な驚きの連続でした!😳😳😳

TS
>>続きを読む

八月のクリスマス(1998年製作の映画)

4.0

個人の写真館て今ではほとんど見なくなりました。昔は現像に出してプリントされた写真に想いをはせていたんですよね。📷

まだつきあう前の、お互いに好意を抱いて引き寄せられる楽しい時間。ふたりの幸せそうな笑
>>続きを読む

親密すぎるうちあけ話(2004年製作の映画)

3.8

女性が何度も訪れては、精神科医と間違えて税理士に夫との不仲を打ち明ける。
何にも怖くないはずなのに、音楽も含めて妙にミステリアス。

この話は本当なのか?夫は存在するのか?夫婦に利用されているのではな
>>続きを読む

ミケランジェロの暗号(2010年製作の映画)

3.8

コメディというより風刺的。
服を取り替えただけでナチスかユダヤ人かの区別もつかないのに、天国と地獄が簡単に入れ替わる😱

権威を得て恩人に手のひらを返す親友と、絵画のありかを嘘とはったりで切り抜けよう
>>続きを読む

ロマンスドール(2019年製作の映画)

4.0

スパイの妻の夫婦役があまりにもよくてこちらも鑑賞。
4年目の倦怠期の、微妙な距離と横たわる溝。
2人の演技力が醸し出す空気感がこの映画をしっかりと支えています。

完成した人形を試す場面。魂のある人間
>>続きを読む

夜の来訪者(2015年製作の映画)

4.5

ホラー的な話かと思ったら、訪ねてきたのは警部で、あれ?と思いつつ思わぬ展開にどんどん引き込まれ…

最後にえ?!あれホントは誰だったの??
というびっくりなラスト!!😳

これは舞台で役者たちの息づか
>>続きを読む

コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.5

加害者にはやり直す人生が与えられるが、殺された罪なき人にやり直す人生はない。

フィクションとはいえ、特定のモデルがいないというだけで、多くの犠牲者がいた事実に胸がつまりました。

若き弁護士の子供の
>>続きを読む

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.8

You Tube世代にこそ見て欲しい、むしろ授業で取り上げてもらいたい映画です。

前半は主人公側で、布団たたきにラジカセと、デッキブラシでの戦いの動画がバズる様子に思わず笑いが😚

でも後半、ノイズ
>>続きを読む

ギャビー・ダグラス ストーリー(2014年製作の映画)

4.0

「オリンピックの表彰台に上がる自分の姿が見えた」
メダルを取る選手はやっぱり考え方がすごいですね!😊🏅

子供特有の無鉄砲な一途さで突き進んだり、子供特有のふてくされた態度で応援してきた人を困惑させた
>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

生を実感できない者は死をも実感できない。

めんどうな事から逃げていると、最終的には行く先をも見失ってしまうのかもしれません。

メモを見て自分が死んだことを悟ったのか、あるいは自分を消してしまいたく
>>続きを読む

ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

4.0

ストックホルム症候群になる経緯ってどんな感じなんだろう?と興味を抱きつつ観賞。

ふと気づいたら犯人の要求をつっぱねる警察が極悪人に見えていて、ミイラ取りがミイラに‼️😱

傍観者のつもりが、ストック
>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.3

女性は仕事をしていても母親として完璧であることを常に期待される。

ファビエンヌのように無意識に女優を優先していると、子供から自分勝手で愛情の薄い母親と非難されてしまうのは、なんとなくわかります。
>>続きを読む

ドント・ハングアップ(2016年製作の映画)

4.0

迷惑系ユーチューバーの末路💦😫

これはB級かと思ったらなかなか良くできています。イタズラ電話に怒った何者かが逆にイタズラ電話をかけてくる。

仕返しもただのイタズラだよね?と不安に思いつつ、えっ?そ
>>続きを読む

レプリカズ(2018年製作の映画)

2.5

ペット・セメタリーをSFにしてみたら✝️

死んだ家族を会社の巨額な装置を私物化して生き返らせようと暴走する主人公。

家族の遺体まで処分させられて献身的に協力するエドに思わず同情😿
なのにエドは助け
>>続きを読む

エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

3.3

家族間での人種や宗教をめぐる戦争に巻き込まれる心優しい少年。

感謝祭のディナーにみんなを招待してもてなすことで、和平の大使になろうと試みるエイブくんの姿がけなげです。

見終わったあとも何かすっきり
>>続きを読む

ノクターン(2020年製作の映画)

3.5

嫉妬ほど醜い感情はない。

実力がないことを認められず、プライドばかり高くて傲慢な態度。

悪魔のノートを手にして成功をもくろむ姿が本物の魔女に見えました。

あと、舞台に立ったことのある人間なら、別
>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

2.8

3つの約束とかどうでもよくない?
とだらだら観ていたら突然衝撃の事実が判明‼️
まさかウソでしょう⁉️😫

長く待たされましたが、そこからやっとホラーな展開に💦

美味しいと評判のお店に並んでいまいち
>>続きを読む

ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.0

これ実写になってたんだ!可愛らしい映画で癒されたいなあ☺️💓と思ったら⁉️

(悪い)ピーターラビットと仲間たちVS人間との壮絶バトル‼️😲

ドタドタコメディとしてはたぶん成功してますが、とりあえず
>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.8

冒頭の8ミリフィルム‼️😲
この使い方、本当にお見事です。音楽も当時の雰囲気で素敵です。

蒼井優と高橋一生の演技の素晴らしさ。
優雅な動きと台詞回し、ふたりの掛け合いに引き込まれてしまいました。
>>続きを読む

黙秘(1995年製作の映画)

4.0

黙秘ってそういうことだったんだ‼️😲 

ミザリーのイメージと、タイトルから想像する内容とのギャップが大きいですが、良質な人間ドラマです。

不器用な人間って誤解されやすいんですね。
母娘のやり取り、
>>続きを読む

砂と霧の家(2003年製作の映画)

4.0

人の不幸の上に成り立つ幸福はない。

奪い取った訳ではないけれど、家を返してと懇願する女性をはねつける買い主。
それを見る家族も不安そう。

警官も、妻と泣き叫ぶ子供たちを捨てて女性と幸せになろうとす
>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.8

忙しいって、心を亡くすって書くんですよね。

なんにもしないことをやめてしまったクリストファーロビン。

「僕は英雄じゃない、迷子だ」
「でもボクが見つけたよ」

本当に大切なものを失う前に、なくして
>>続きを読む