nekonomachiさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.8

忙しいって、心を亡くすって書くんですよね。

なんにもしないことをやめてしまったクリストファーロビン。

「僕は英雄じゃない、迷子だ」
「でもボクが見つけたよ」

本当に大切なものを失う前に、なくして
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

4.3

女の子の夢と憧れがギュッとつまった宝箱みたいな素敵なおうち☺️💓

可愛いものばかりのおうちで暮らし始めるふたりの、おままごとみたいな生活。

もし自分が子供の頃にみていたら、あのおうちに行ってみたい
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.8

ダンボの表情やしぐさがとっても可愛らしい‼️
😍
アニメーションの方を観ていないので、純粋に楽しめました。

当時の衣装や雰囲気をよく再現していて、エヴァグリーンが本当にその時代の女優さんみたいです。
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.0

ばかうけなのか柿の種なのか問題‼️

ではなくて、せめて言語は勉強してから来て欲しかったです💦

ふたりの間に生まれてくる子供が将来的に要の人物になる、という設定ならよかったなぁ。

※あくまで個人の
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白い恐怖(1945年製作の映画)

3.3

フロイトの精神分析が最先端だった時代。

ものすごくインパクトのある夢の映像がダリと後から聞いて納得!😲たくさんの目の集合体が怖いです💦

夢の分析による謎解きは緊迫感あってよかったのですが、最新のも
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薬指の標本(2004年製作の映画)

4.0

昆虫を標本にするときって、生きたまま薬を注入💉するんですよね。

ハイヒール👠を履かされたときからすでに下処理は始まっていて、靴にあわせて服も髪型も侵食されていく。

まるで老獪な蜘蛛🕷️に絡めとられ
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.3

なぜプロ棋士がAIに衝撃を受けたのか。
それは相手の言い分も聞く、とか美しい形、という人間らしさを一切排除した、勝つために手段を選ばない手だからです。

影と本体が入れ替わる瞬間。

「あなたはここで
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コインロッカーの女(2015年製作の映画)

4.0

コインロッカーから拾われて、悪の組織の家族になった少女。

役に立つことだけが生きる道なのに、恋をして可愛らしいワンピースを着て青年を逃がそうとしてしまう。

虐げられても帰るのは、愛よりも筋を通す育
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読書する女(1988年製作の映画)

3.0

映画のなかで朗読しているのをみると、読書とはまったく違うものだとよくわかります。

美しい声が文章を読むとまるで心地よい音楽のよう。🎵
朗読者の読む姿を眺めながら、情景を頭の中に思い浮かべる。🍀

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華氏451(1966年製作の映画)

3.6

「美しい。まるで花びらのようだ」
という言葉の通り、焼かれる本の造形美に思わず見とれてしまいました。

本は焼き払っても人々は内容を暗唱し、伝えていく。
規制しても情熱は決して奪うことはできない。
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娘よ(2014年製作の映画)

3.3

不幸の反対が幸福とは限らない。

強制的な結婚は悲劇だけれど、自由に相手を選べる日本でも、結婚に苦しみつつも経済的な不安から離婚できない女性も多い。

先進国とはいえ、男女の賃金格差を考えると女性の地
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評決の行方(2006年製作の映画)

3.5

明らかに冤罪と思われるのに、全員が白人の陪審員により不当な裁判を受けさせられる黒人の被告。

「黒人はみな吊るせ!」

それは昨今のニュースを見てもなおアメリカの白人の心の奥底にひそむ本音なのかもしれ
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記憶の棘(2004年製作の映画)

3.8

自分の気持ちに折り合いがつかなくなったとき、人は精神を病んでいくのでしょうか。

10年前に夫を亡くした妻に、生まれ変わりだと現れた少年。

現実と願望のはざまで揺れ動く心情を、ニコールキッドマンが
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野いちご(1957年製作の映画)

4.5

恋人を弟に奪われ、妻となった女性には裏切られ、名誉を与えられながらも満たされない老人。

老いや夫婦間の問題が重く描かれる中で、子供時代の思い出や、生命力に満ちあふれた若者たちが光をふりそそいでいて、
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

3.6

ナチスにひどい目にあわされたのはユダヤ人だけではなかったのですね。
精神病者を根絶やしにするためにガス室送りにしていたなんて😨

赤ちゃんを失った真相を知ってもお互いを愛していたわりあう、主人公とその
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.5

ボタンで開閉するオープンカー、エレベーター、電話、自販機、ポケットカメラ。
当時はこれらのアイテムは最先端だったん
でしょうね☺️🎵

犯罪が計画どおりいかないのはよくあるけど、軽薄な若者の行動で事態
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魔女と呼ばれた少女(2012年製作の映画)

3.3

少女が魔女と呼ばれて迫害される話かと思ったら、原題は「神」なんですね!😲

過酷な運命に翻弄される少女。

でも少年と白いおんどりを探したり、日常の村ののどかな風景などホッとする場面もあり、ラストシー
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ニューオーリンズ・トライアル(2003年製作の映画)

3.5

陪審員を徹底的に調査して選び、弱味を握り裏で票を操作する。そんなことが行われていたなんて😲

ジョン・グリシャムの法廷物の原作が人気なのは知っていましたが、この映画を観て納得しました。

少しずつ全貌
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

4.0

誰も自分の話を信じてくれない。子供がいなくなったのに見た人はなく、存在を証明する手立てすらない。
見ているこちらも彼女の妄想なのでは?と思ってしまう。

ついうっかり、街の監視カメラは?DNAは?と考
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アリス(1990年製作の映画)

3.5

自分の役割を日々演じているうちに、本当の自分の望みを見失ってしまった主人公。

夫に頼り、不倫相手に頼り、漢方医に頼り、誰もすがる人がいなくなって初めて自分で決めなくてはいけないのだと気づく。

ゴシ
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スリーピング ビューティー 禁断の悦び(2011年製作の映画)

3.4

大金を得るために失うものは大きい。

何の治験かは示されていないけど、内容によっては寿命の縮むものもあるでしょう。 

ランジェリーでの給仕で金銭感覚を失い、もっとディープな仕事への抵抗感も失っていく
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しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)

4.0

タイトルにびっくりしたけど、トムハンクスの映画ではありません⚠️

子供ってほったらかしにしていたオモチャでも、他の子に取られそうになると自分の物だって泣きわめくんですよね。

車の教習を通じてそれぞ
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.5

おとぎ話のようなカラフルなおうちとか、テントやトランクなどの小物が可愛らしい😍 

恋する少年と少女の逃避行。
スカウトの知識を総動員してカッコいいところをみせようとする男の子。
夜中におねしょしたら
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しあわせの雨傘(2010年製作の映画)

3.0

私は飾り壷じゃないわ!という時代の女性の奮闘記。

現代では、こんな風にキレイに着飾ってセレブみたいに優雅に暮らしたい!!
と願っても、飾り壷を望む男性はほとんどいないでしょうね。

カトリーヌ・ドヌ
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

4.5

お弁当が別の人の所へ届いても、夫はその事にすら気づかない。

手紙でのやり取りで惹かれあう二人。
「あなたの名前を呼べたなら」みたいな分別ある大人のやりとりがいいなぁ☺️

固く閉ざされていた中年男の
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

3.5

そんなに昔の話じゃないんですよね😨

分離法に、黒人の地位向上を訴えたら処罰する、と明記されていたのが衝撃でした。
本を出版することで誰かが殺されるのでは?とビクビク💦

黒人がひどい目にあうばかりで
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.5

芸術性にこだわり、出版にすらこぎ着けない父親と、人気作家で称賛される母親。

父親の肩を持つ長男が、カウンセラーに幸せな記憶を話して「父親はどこにいたの?」
と聞かれて思い出せないシーンが印象的。
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ミスター・ロジャースのご近所さんになろう(2018年製作の映画)

4.5

「幸せへのまわり道」では語られなかった、黒人やゲイを受け入れた話や、パロディにされていたことなど、多くのことが語られています。

弱さを抱えながらも、ひたすら愛を与え続けた彼は本当に聖職者だったと実感
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

勇気ある3人が、子供の頃は問題児だった?!
😲
最近では落ち着きのない子供に薬を服用させるのが、日本でも普通になっています。
この映画では拒否した親まで問題親に‼️😫

親や校長にしかられても平気でも
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イロイロ ぬくもりの記憶(2013年製作の映画)

3.5

子育てに仕事に妊娠。余裕のないときに優しさを失ってしまうのはわかります。
メイドは子供の世話が仕事だから、その分ちょっとだけふざけあう余裕があるのも、保育士としてわかるなぁ。

あと、他人だからこそ、
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

5.0

心に深い傷を抱えた記者。ロジャースの思いやりある態度に惹かれつつも、傷口に触れられそうになると痛すぎて逃げてしまう。

今まで表面だけバンソウコウでごまかして生きてきたのに、父親との再会により放置でき
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ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

4.5

自分の信念を貫いた女性の物語。

好きな人に利用されてるだけなのでは?💦
と危なっかしく観ていました。

でも科学者ならではの全体を見てバランスを取ろうとした、という合理的な主張。
じつは彼女は正しか
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グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

3.5

若者の行き過ぎたおふざけと好奇心。

最初からすべてがいたずらの範囲をこえた犯罪なのですが、ドア、じょうろ、ベルなどが偶然にも思い出のアイテムだったのですね。

若者のしたことを正当化する気持ちは一切
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喜望峰の風に乗せて(2018年製作の映画)

2.5

スカッとした冒険の物語が観たいな😚🎵
と思ったのですが😨

実力に見合わない行動をするとどうなるか。

事業がうまく行かないから、レースに出て賞金もらって人生逆転だ‼️
というダメなギャンブラーの典型
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美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)

3.0

私たちずっと親友よね。女の子達が大人になって、息子同士も親友。4人でプライベートビーチで楽しく過ごす毎日。

美しい母親たちは背徳感を抱えつつも、夢のような時間を手放したくはない。

これ、父親同士と
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ベルリン・シンドローム(2017年製作の映画)

3.0

ちょっと変わったもつ煮込み?ベルリン風です、とおしゃれっぽく出てきたけど材料は内臓だよね?みたいな映画です。
洒落た映像で味付けしてみても、中身は異常者による監禁💦

教師で見た目まともそうに見えるけ
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