nekonomachiさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

3.8

登録者数とお金は多いほどいい。
そんな若者の心をガッチリつかんだ闇のチャレンジゲームサイト😱

成功を夢見る挑戦者。
視聴者の方は本心では失敗を望んでいるのではと思うと怖くて、調子に乗ってないで早くお
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エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)

4.0

セーラー服と日本刀。
インセプションのように現実から妄想へ。
さらに幻覚の世界で戦う美しき勇者たち😍

まるでRPGゲームの世界のように巨大な武者やドラゴンと戦って、地図、炎、ナイフ、鍵などすべてのア
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チキンとプラム 〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜(2011年製作の映画)

3.8

失われた過去に執着して現実から逃避する夫。
仕事も育児も家事も協力してもらえず憤る妻。

いくら芸術の才能が開花しようと身勝手な本質は変わらない。

ディズニーのように子供向けかと思ったら、
恋愛、結
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人数の町(2020年製作の映画)

3.8

もっとSFっぽく非現実的な話かと思ったら、本当に存在してもおかしくない町でゾッとしました😱😱💦

行方不明者を利用した選挙投票、作業、治験、戸籍。いろいろつじつまが合っているし、
もし表向き宗教法人の
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アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

4.3

中年の主人公が幼馴染の死をきっかけに回想する子供時代。
お店のピカピカの自転車を窓から覗いたこと、
友達との他愛もない約束、
夜の観覧車でのファーストキス。

もう失われているとわかって見ているので、
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(2011年製作の映画)

3.8

根性論ではなく、対象と目的を見極めてマーケティングをし、人を動かしていく手法を野球部で実践する。

これは当時は画期的でしたが、今でも充分通用する内容です。👍
この時期に高校生だった世代にちょうど今ド
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ブラックブック(2006年製作の映画)

4.5

ユダヤ人の逃避行と思っていたら…
そうか、家族を皆殺しにされた主人公がナチの将校の愛人としてスパイに!と思っていたら…

なぜすべての行動が筒抜けなのか、本当の裏切り者は誰だったのか?
正義とは何か、
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.5

日常と非日常。ほのぼのと殺伐の塩梅が何とも絶妙に共存しているこの感じ。
“梅ジャム”のように美味しいという訳でもないような、でもなんかまた食べてみたくなるような不思議な味わいのある映画でした‼️😚

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.2

高校受験によって選別される前の全員が対等な公立中学校。

好きなことは見つけてもまだ将来は漠然として、遠い未来のようにぼんやり霞んでいる。

思えばクラス全員の胸中を知る機会なんてないと思い鑑賞。
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.5

ウォーレン夫妻は最初と最後にしか出て来ませんが、この2人の愛情豊かな雰囲気が大好きです😍

娘とシッターは言いつけを守ってお留守番する良い娘たちなのに、お友達…😫😱😓

今回はたくさんの品物に纏わる亡
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.8

高校では性格も力も強い運動部がカーストの上位。
吹奏楽部は文化部でも、団体で創り上げる所が運動部に近く、中位。
映画部のような、オタクっぽい趣味の部活は最下位です。

上位の中でもトップに君臨していた
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.5

おひとり様を極めたアラサーの主人公。
ひとり焼き肉、温泉旅行はもはやプロの域!

料理も掃除もするけどちょっと病んでて、そつなく人付き合いもするけど深入りできなくて。

脳内のAとの会話もすごく自然で
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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

4.8

現代に蘇ったグランギニョール劇場‼️😱

髭をナイフで剃るのを見るのも怖いのに、サクッと豪快に喉をかき切ってます!🙀

そのまま椅子が床下に回転して、地下のパイ工場へ直行!🥧新鮮なお肉でパイ屋は大繁盛
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AWAKE(2019年製作の映画)

3.8

「定石にとらわれない自由な手、なのに強い。俺の理想の将棋だった。」

プロ棋士の夢を諦めた主人公がコンピューターの声に目を覚まされ、プログラミングの世界にのめり込んでいく。

まるで水を得た魚のように
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コントラ KONTORA(2019年製作の映画)

4.2

手帳に記された、祖父が埋めたものを取り憑かれたように探し求める主人公。
それは「学校より大切なこと」なのだと言う。

後向きに歩く男の出現。
他者を拒絶してきた親子に対し、男は無垢な存在で、与えられた
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私は確信する(2018年製作の映画)

4.0

主人公が膨大な通話記録の中から、殺された妻の愛人が怪しいと思われる会話を見つけるたび、これで流れが変わるのでは?!とドキドキ。😳😳

もし自分の発見により10年越しで真犯人が判明するとなったら!ミステ
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オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

3.8

「腕白でもいい、たくましく育って欲しい」
昔のそんなCMを思い出しました。

アームレスリングよりも親子の絆がメインです。10歳の息子の前にとつぜん現れた父親、スタローン。
無表情の中にも息子への愛情
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殺人者の記憶法:新しい記憶(2017年製作の映画)

4.5

ミステリー小説で一人称の場合、客観性がないということで“信頼できない語り手”
と言われます。

この主人公は認知症のために、本人ですら自分のことを信頼できず、何が現実で何が妄想なのか入り乱れる映像にこ
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.8

風俗嬢がターゲットだと犯人にとっては楽に獲物を手にすることができ、警察は被害者への同情も薄く捜査の手がかりもろくにない。

女の子たちの元締めが主人公というのは、大損したくないから本気度が段違い!
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ラフマニノフ ある愛の調べ(2007年製作の映画)

3.6

「君のために曲を書くよ。もう聴こえている」

ラフマニノフの曲は甘美さと哀しみが、ない混ぜになったような旋律で、感情が奥底から揺さぶられて心がざわつきます。

一番似ているのは、決して気持ちが届かない
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

しがらみと自由。孤独と交流。

家を持っていてもそうでなくても、すべての人はこの両方を揺れ動きながら生きているのではないでしょうか。

主人公が姉の家で話しているとき、あれ?
なんかこういう人を知って
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.5

「大切なのは、なぜ監禁したかじゃない。
なぜ解放したのか、だ。」

監禁自体が殺すよりもっとつらい目に合わせる為の手段だと思ったし、動機も主人公に遊ばれた女の子の為の復讐と思ったのですが…😱

最初か
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

3.3

以前テレビで孤独死した老人の部屋に、新婚旅行や幼い子供たちの写真が残されていて、どういう事情があったんだろうと胸が締めつけられたことがありました。

主人公は地道に“弔う人”を探して歩くけど経費削減の
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おじいさんと草原の小学校(2010年製作の映画)

4.3

DVDには本人と先生のドキュメンタリーが収録されており、映画の内容がほぼ実話通りであることがわかります。

羊飼いのマルゲの夢は獣医師になること。
そんな温和なおじいさんの過去は壮絶なものでした…😱😱
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

数学者と権力者の戦い‼️

会議の日までに必要な情報を入手し、見積額を算出して不正を暴くことができるのか?!😳

その過程がスパイ物のようでもあり、会議で菅田将暉が数式をスラスラと板書しながら理論を展
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.0

穴を埋めるだけの簡単なお仕事です🙂

心ある人間なら、意義のある労働に見合った報酬を受け取りたいと考えますよね。
単に主人公が怪しく見えるのもありますが💦

本当に自殺する人は誰にも自殺をほのめかさな
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.7

こんなステイホームは絶対にイヤ‼️😱

あの方法で子供に今の人間の言葉や思考を学ばせる訳ですね…😓
叫び声が昔の笛吹きケトルみたいで生理的に不快です💦

途中に出現した本を解読すれば脱出の手がかりにな
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リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

3.0

男の子ってヒーローになりきるの好きですよね〜‼️😚

悪ガキの撮る映画にランボーの息子として参加したのに、フランスから来た上級生に見込まれて“血の掟”をあっさり裏切る子供ならではの友情の軽さ💦

話が
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

3.8

美味しい薬膳料理で、体の不調が改善するフィンランドの人たち。

みんなの笑顔や店の女性の優しさに、心の痛みが癒やされていく親子。

警察官の出現で何か悪いことが起きる!
と邪推してしまったのが恥ずかし
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

フラッシュモブって、トゥルーマン・ショーのミニチュア版ですよね。
みんなで1人の人間をだまして、プロポーズなら「YES」と言わざるを得ない状況を作り出す。

知らないうちに役を演じていたけど真実に気づ
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理想の女(ひと)(2004年製作の映画)

3.0

「セイレーンは半身が怪物の女。甘い歌声で水夫を誘い、船を座礁させてしまうの」

美しい扇子、素敵な帽子やドレス。
とつぜん街に現れた魅惑的な女に近づく男たちとゴシップ好きな婦人たち。
まるでルノワール
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ブルックリン(2015年製作の映画)

2.6

結婚式をする意義は、大勢の人に祝福を受けた手前かんたんには別れられないからだ、という説を聞いたことがあります。

届け出だけでは自覚や覚悟を持ちづらいにしても、主人公が男性なら大炎上していそう…😱
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情婦(1957年製作の映画)

4.3

クリスティ代表作の1つ「検察側の証人」

映画館で大きいリボン🎀の帽子をかぶるなんて殺されても当然‼️😱は言い過ぎですね💦

夫人に取り入った被告の出現により遺産をもらいそこねたメイド、被告の妻には夫
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エビデンス-全滅-(2013年製作の映画)

3.0

お手頃なランチコースがけっこう美味しいかも!😊とテンションが上がった所にデザートはまさかのパピコ?!😳
…なんか求めていたラストはこれじゃない感で頭の中がいっぱいになりました💦

でも手法としては目新
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夏時間(2019年製作の映画)

3.0

登場人物のすべてが大切なものを失っていて、でもみんなで食卓を囲むことで、つながり支え合っているような。🍚🥣

昔風の豪華な邸宅の、貝の光沢を散りばめたタンスとか、懐かしい足踏みミシンなどに心ひかれまし
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

3.8

物質主義でいさかいばかりの家庭に育った青年が、すべてを捨てて無鉄砲な旅に出る。

この時代に多くの若者が物質主義に疑問を抱いてオウム真理教などにのめり込んでいったことを思い出し、せつない気持ちになりま
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