あささんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

4.0

名前しか知らない名作シリーズの観ようの巻エルム街の悪夢編
Jホラーモンスター2大巨塔がさだかやなら、3大アメリカホラー殺人鬼はジェイソン、レザーフェイス、そしてフレディでしょう
夢の中というこれ以上な
>>続きを読む

13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.9

ジェイソンはチェーンソーをほとんど使わないというこすられまくって一周回って常識になった豆知識、まあそもそも一作目は
なんだかんだみてなかった有名シリーズの一作目
一般的な13日の金曜日のイメージとはか
>>続きを読む

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

4.0

バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!
日本2大呪いのバケモンが夢の共演
このコラボの監督に白石晃士を持ってくるセンス
ラストは必見

薔薇の葬列(1969年製作の映画)

4.2

ラストがよすぎてなんかもう全部どうでもいいやってなった
ナイフの置かれた洗面器から先のすべてが最高
そこまでも嫌いではないけども
監督に「店に入ってきた途端に周りが明るくなったように感じた」と言わしめ
>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.8

初黒澤明
想像の3倍何言ってるのかわからなくて焦った
「羅生門」より「藪の中」なので何が嘘で何が真実なのかわからないけれど、そんな中でも人が人を信じることができなくなったらおしまいというラスト

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.0

内戦真っ只中の旧ユーゴの過去50年をブラックユーモア満載振り返る
高らかに鳴り響くブラスバンドの演奏と狂気にまみれた共産主義者たちが3時間異様な熱気を放ち続ける
戦争の悲劇を笑うしかない喜劇に仕立て上
>>続きを読む

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.8

本編よりもこの映画に執着し続けた作品外の顛末の方が面白い
ドン・キホーテは夢見たまま目を覚まさないし死んじゃいけないの

ロスト・イン・ラ・マンチャ(2001年製作の映画)

3.5

さんざん続きだったドン・キホーテの撮影が始まって中止になるまでのドキュメンタリー
規模に対して予算が全く足りない、キャストが集まらず読み合わせや衣装合わせができない、撮影スタジオは音が倉庫のように響き
>>続きを読む

メトロポリス(2001年製作の映画)

4.0

原作:手塚治虫、監督:りんたろう、脚本:大友克洋
あまりにもドリームチームな布陣で作られた大予算映画
全ての場面で緻密に描かれた背景美術が特徴的で、画面を隅から隅まで見つめているだけでも飽きることがな
>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.8

サスペンスホラーのつもりで見始めたらアクションだった
謎の実験施設から逃げ出した幼少期の記憶を無くした少女がテレビに出たら組織に見つかってさぁ大変、みたいな前半
後半からCGてんこもりの今どきアクショ
>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

冒頭から「ラジオの曲に聞き覚えがあるのは直前に流れたテーマソングだから」なんてやりとりからトンチキ映画というのを早々に知らせてくれる
ゾンビがあらわれたことを早急に理解し、わかりきった弱点も当然対策を
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なんと御年82の宮﨑駿(表記ママ)御大が7年の歳月をかけ完成させた最新作
もうこんな説教タイトルだし、スラダンの情報を絞ったPRに影響された鈴木Pの声優どころか本編映像の1カットすら出さないスラダンだ
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.6

スラダン世代ではないため、原作は最初の数巻を齧った程度、アニメは主題歌しか知らないという有様で観に行ったが、そんなこと関係なくとても燃え上がった
スパイダーバースを見たばかりで、あれはとても素晴らしい
>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.6

ここからアニメーションの革命は始まっていた
アメコミ風のCGが動き、効果音やエフェクトが飛び出す
カメラは実写さながらに動き、ゲームのようなシーンの連続
初見で最初に感動を覚えたのはハトに壁に叩きつけ
>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.9

相変わらずの実写岸辺露伴クオリティでした
十分期待通りではあったけれど、日本編(特に青年編)が冗長に感じたのと、後半ずっと地下なので欲を言えばパリ・ルーヴルをもう少し見たかった気も
後半の答え合わせパ
>>続きを読む

吸血怪獣ヒルゴンの猛襲(1959年製作の映画)

3.2

いつも通りのロジャー・コーマン制作、チープすぎるヒルゴンで局所的に有名な一本
血を吸う人型タコが沼地に訪れた村人の血を吸っていくパニックホラー
不倫した妻が不倫相手ごとヒルゴンに連れ去られ、残された夫
>>続きを読む

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年製作の映画)

3.7

若き日のジャック・ニコルソンがマゾのすきっ歯を演じているで有名なロジャー・コーマン監督作ホラーコメディ
花屋で働くドジな青年が、クビを回避するために人寄せ用に(日本人からもらった)謎の珍種植物を育てる
>>続きを読む

カリートの道(1993年製作の映画)

4.2

5年ぶりにシャバに出て足を洗ってカタギになろうとするも、結局今までの縁や借りもあってずるずると巻き込まれてしまう男の話
アル・パチーノにしか出せない色気と渋み
クライマックスの逃走シークエンスは結末が
>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

4.0

ただただ急速に歳をとるビーチに閉じ込められた人たちの話だけれど、老いていくことへの不安だったり、何も出来ず時間が過ぎて寿命が無くなっていくことの焦燥感だったり、そういったものがとても理解できてしまって>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

ノーランって娯楽映画監督なのに映像優先でストーリーは意味わかんない映画撮るよね
映画だから出来ることって意味ならそれでいいけど
結局なんで弾とか金塊が戻ってくるんですか

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.5

厨房のときにみてたら絶対に影響受けてただろうな

点数つけすぎって気持ちとまぁいいか...って気持ちが二つあるけど二つあるならあげちゃっていいか

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.0

監督の特撮への愛情が見えるゴアゴア特撮
怪物がわちゃわちゃ闘ってたり最後の殺陣なんかはかなりニチアサ感ありましたね(絵面)
あとエゴの塊のミミはじめ登場人物が反省しないのがいい
よし!ハッピーエンドだ
>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

3.8

トランプ大統領誕生から始まっているが、大きく尺を取っているのはトランプそのものよりも、フリントの水質汚染問題や教師のストライキ、高校の銃乱射事件に端を発した学生運動など、アメリカの社会構造そのものに問>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.8

観ているだけで胃が痛くなる全編加工なしワンカット
狭い通路や人の背後をするすると抜けていくカメラ、違和感のない演技、すべてが緊迫感を演出する
レストランものだが、メインは料理でないのでほとんど映されず
>>続きを読む

JM(1995年製作の映画)

3.8

キアヌ主演のマトリックスみたいで実は逆な映画
たけしもいるよ

個人的には割と好き映画
ウィリアム・ギブスン原作の短編を、本人脚本で映画化した作品
キアヌがアドリブで帝国ホテルを誉めたシーンだけ一人歩
>>続きを読む

華氏911(2004年製作の映画)

3.9

ムーアお得意のユーモアと皮肉で飾りながらブッシュ政権のお粗末さを痛烈批判したドキュメンタリー
公開当時は新鮮な話題でも、もはやこれ自体が20年前の映画ということで今見ると歴史映画としての見方になってし
>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

3.8

アオッテンジャネェ!
クラクション鳴らしたことを謝らなかった結果ラッセル・クロウに目ぇつけられて一族郎党皆殺しの勢いで追われ続ける話
離婚し仕事も失ったもう何もこわくない無敵の人には弁護士も警察も関係
>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.8

死霊のはらわた並みに血の量がおかしい系台湾製スプラッタホラー
ウイルスによって脳みその倫理観ぶち切れて欲望に抗えなくなった住民たちが襲い掛かってくる
殺人、レイプ、食人、眼姦までなんでもあり
欲望の抑
>>続きを読む

ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

4.0

銀行口座を作るとライフルプレゼントという衝撃の幕開け
コロンバイン高校の銃乱射事件を軸に、他の国との被害者数の差や6歳児が銃を撃ち同い年の少女を殺害した事件の背景など、様々な切り口からアメリカの銃社会
>>続きを読む

ファイナル・カウントダウン(1980年製作の映画)

3.4

嵐に巻き込まれた空母が真珠湾攻撃前日に迷い込んで着前にまた嵐に呑まれて帰ってくる話
...いや、本当に中身がこれだけ
途中で日本人風の捕虜がカタコトで銃ブッパしたりヘリが爆発したりあるっちゃあるんです
>>続きを読む

リベリオン(2002年製作の映画)

3.9

本国では早々に打ち切られ、日本でも細々とした上映であったにもかかわらず、そのガン=カタ(銃=型)の格好良さとインパクトだけで何故か我が国のサブカルチャーに絶大な影響を残したB級映画、リベリオン
カンフ
>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.9

ネットで荒らしやってたら両手に拳銃くっつけられて強制デスゲーム参加させられた男の話
実際こんなんに一千万の視聴者が集まるかはさておき、あまりのアホさに夜中に酒飲みながら笑いながら観るのが楽しいB級映画

食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

3.8

前半は正直退屈
人喰い部族を撮りに行ったまま消息を立った若者ドキュメンタリー班を探しに行くモキュメンタリーかと思いきや、しっかりとカットを割っている
カメラが部族の視点になるシーンなんて顕著
本領は後
>>続きを読む

メシア・オブ・ザ・デッド(1973年製作の映画)

3.8

この町では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない
別題の『メサイア・オブ・デッド』の方が通りがいいかもしれない

意味深な手紙を残し連絡の取れなくなった画家の父親を探しにとある海辺の町を訪れたオーレッティ
>>続きを読む