こんなに美しい愛の羅列はないなあ。大好きな映画になった。カサヴェテスのミニー&モスコウィッツと同じ種類の愛を感じた。カウリスマキの映画は労働と愛が同一線上にあって、その相互関係がもたらす人生の美しさが>>続きを読む
働いた後、麺を啜って、クリスマスイブの新文芸坐に駆け込んだけれど、映画館のシートに埋もれて開始数分でぐっすり眠ってしまった。だからクリスマスに、ケーキを食べながら配信で観た。
宿のない青年を泊めてや>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
裁判のための調書から始まる映画。これから何度も読み上げられるであろうその過去を反芻するように、映画は同じ場面を執拗に映す。脚本を読む三人の声色や仕草、間、それを映すカットはその時々によって異なっていて>>続きを読む
炭酸飲んで弾けちゃうのとっても可愛い。怖い研究者さんだったけど、小さい頃のあの人が救われる結末でよかった。好きなものを信じ続けたらちゃんと報われるね。
牧場主さんは儲かったお金をトラクターに使うのが>>続きを読む
隣の隣に座っていた小さな姉妹がたくさん笑ってたくさん泣いていて、こんなに幸せな日はないなあと思った。僕も笑って泣いたよ、良い映画だったよね
なんだかすごく平成のラブを感じた〜
イブの夜におばあちゃんを2階から抱えて降りてくれる友人たちが素晴らしいよ。
雪の降る夜に車を貸して、震える手で電話をかけたいと思いました。
意図的に共感させてくれない。人物の表情を映すことを避けていて、言葉も少ない。ほとんどの物語が、人生の絶頂もしくは絶望と思える瞬間にカメラを向けるけれど、この映画はその決定的な出来事は映さない。映るのは>>続きを読む
最初のお客さんとして支配人がタクシーで駆けつけた姿に涙が出た、その後の人で溢れるレストランにも。玄関やソファに倒れ込んでいた二人が、最後には流れる浮雲を見上げられてよかった。浮雲を見上げるような日々を>>続きを読む
映し出されるのは2001年、彼女が振り返る過去のこと。過去のことだから、胸を握られるような苦しさはスクリーンを超えては来ない。ただ、遠い過去の寂しさはこんなにもあたたかい。冒頭、振り返った彼女の視線の>>続きを読む
ヴォルデモートネビルの話すごいちゃんと聞いてくれて優しい
ポリジュース薬で化けたロンが妻に遠くに逃げろと言うところが良い
シリウスがハリーをジェームズと呼ぶところとても良い
セドリック😢
改めて観たら、ハリーとロンにダンスに誘われたあの二人の女の子が不憫でならない。ハリーとロン、割と最低男
先生方のグリフィンドール贔屓が酷い、スリザリンちょっと可哀想。そりゃあ闇の魔法使いがスリザリンから出るわけだ
もう一週間愛してるよ
沢山の遊びで引き留めようとするトムの声を聞かずに、ダニエルとメロディが恋へ走り出してゆくシーンが良かったなあ
喪服を準備していく心構えをする人としない人。それを僕たちは折り合いと呼ぶのだろう。いつまでも折り合いなんてつけられない人間でいたい、紀子や京子と同じようにまだ思っている。
ところでがきんちょが可愛く>>続きを読む
ツァイ・ミンリャンは本当に水をモチーフとして扱うのが好きなんだなと思う。彼にとって人間の感情は水のように抑えきれず漏れ出るものなのかもしれない。
父と息子がバイクに二人乗りするシーンがあまりにも良か>>続きを読む
ちゃんと大人になってから改めて観たらアメリ素晴らしい!!みんな愛おしい!!
他人と向き合う事はとても恐ろしい。死んでしまうということの次に恐ろしい。それでも向き合うことをやめないでいたら、バイクの荷>>続きを読む
とても楽しい、それ以上に映画としてのリズムがとても気持ち良い。音楽と無音の塩梅とか、暗闇とランプ照明とか。心の中で踊れる映画です。
というか、あの職場の人はみんな人が良すぎる。マキタスポーツ大好き。>>続きを読む
確証となるものは何一つないのに、最悪な結果に辿り着いてしまう人間の怖さ。
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言葉にしてはいけないことばかり頭の中に浮かんでくる。僕が見ないようにしてきてこと、今だって目を背けて生きていることがこの映画には映されている。僕だけじゃなく社会が見ないように、見えないようにしてきたこ>>続きを読む
居場所がほしいのにいざ誰かに受け入れられそうになると広げられたその両腕に収まるのが堪らなく不快に思えて逃げ出してしまう。ここではないどこかに居場所があるはずだと思い込んでしまう。けれど別の居場所なんて>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
言葉にしなきゃ伝わらない、だから話し合おう。本当に馬鹿馬鹿しい。そんなことはわかっている。わかりきっている。文字にしたらたった一文のそれを僕たちはいつまでも出来ずにいる。君と話したい夜が、君の話したい>>続きを読む
彼らが過去や物語について話すとき、語り手は映されず、強烈な吸引力のある画が映され続ける。語られる言葉は詩のように私たちには掴めないままで、映像は言葉の力を必要としない鮮やかさがある。幾度となく繰り返さ>>続きを読む
絵本のようなナレーションで進んでいく物語に、遠い思い出を懐かしむような気分になる。登場人物たちのことを全然知らないのに、たった15分で彼らの孤独に寄り添えたような、もしくは寄り添われたような気がする。>>続きを読む
物語は別として、オープニングとエンディングの画が格好良い。
周りの目を気にした行動はなんとも無様だけれど、たとえば彼女が血塗れになるのも気にせずに噛み傷を抑えていたあの瞬間や、彼が病院のベッドや部屋>>続きを読む
彼女の小説を読んだことはないし映画はキャロルしか観たことがないが、どうしようもないほどに誰かを求めては上手く付き合えず、母親を恐れ続け、誰も知らない屋敷に閉じ籠って生きることを選んだ彼女の人生に共感し>>続きを読む
イザベル・ユペールが超絶キュート。
建物も衣装も作り物感満載で、テーマパークに来たみたいなわくわくがあって楽しかった。
"私の犯罪を返して!"
物語がたくさん浮かぶこういう台詞を書けるのがユーモアた>>続きを読む
ジプリパークのオリヲン座にて。
タマゴ姫かわいい、魔女もパン種もみんなかわいい。突如描かれる線画の風景があまりにも美しい、絵画だった。
物語の起伏はないが、絵画のような映像が美しい。彼らが思い出を見つめるとき、栗の森のあの黄金色が浮かぶのだろう。苦しい過去も、あの美しい景色で美化されているといいな。
老夫婦の姿に「愛、アムール」や「>>続きを読む
江國香織の原作が好きだからこそ全然好きじゃなかった。
江國香織の小説の登場人物たちはこんなに熱っぽくない。内には熱いものがあるだろうけれど、外的にはもっと冷めているイメージ。もっと冷めて、動じる自分>>続きを読む
浅野忠信の美しさったら困ってしまうね。言葉が優しすぎて、惚れ惚れする。
彼女がホームで孤独に座るときなど、街の人々を故意にカメラから疎外しない撮り方が良い。そのほうがずっと寂しいし、なんだかフラット>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
天使の詩のダミエルが人間の目に映る世界の美しさに気づくように、ヴェンダースはこの世の美しさをいつもその眼で捉えて、そしてフィルムに焼き付けている。けれど平山がそうであったように、目の前にある世界の美し>>続きを読む