たまには名作シリーズのイッキ見を。
ということでエイリアンを、1から鑑賞し始めました。
プロメテウスはどうしようかなあと迷いつつ、とりあえず手元にはいま、4まで揃えてあります。
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西暦212>>続きを読む
最近、映画運がとても良くて。
星5がどんどん増えていくので、うれしいかぎりです。
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ーー発砲音。
そして路上に倒れる男たち。
「まずい、救急車を呼べ!」
誰かが叫んでいる。
通り沿いの古びた>>続きを読む
夢を追い求めるには、狂気が必要。
厳しい現実を見せて、覚悟はあるのかと問いかけながらも、本当に苦しくなったときは、存在をただひたすら肯定してくれる。
この先何年も何十年も、夢を追う人たちの人生に、寄り>>続きを読む
冒頭。
フロリダの澄んだ青空が映し出されて驚いた。
この健全な色の中には、ティム・バートンの気配がない。
どうしたのだろうと思っていると、ドラッグストアでバイトをする主人公ジェイク(エイサ・バターフィ>>続きを読む
ずっと笑えるコメディかと思っていました。
なんてったって、この題材だし。
ところが笑いの器の中になんてちっとも収まっていなくて、なんだかわけのわからないエネルギーが溢れ出していて。
うわ、これはやばい>>続きを読む
階下で両親がいつもの口喧嘩をしている。
子供部屋のベッドの上でギターを弾いていても、扉を閉めても、金切り声の不協和音はコナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)の耳に届いてしまう。
「共同ローンじゃな>>続きを読む
物語は、一家惨殺事件で生き残った少女の視点で語られる。
過去に起きた殺人事件の謎を解いていくミステリというよりも、殺人事件の被害者が、めちゃくちゃにされた人生をどう生きるか。その答えを探す姿を描いたド>>続きを読む
1945年5月8日ロンドン。
ヨーロッパ戦勝記念日。
バッキンガム宮殿前には群衆が押し寄せ、国旗を振りながら国王の名を連呼している。
その様子を宮殿の窓から、見下ろすエリザベス(サラ・ガドン)。
彼女>>続きを読む
ルイジアナ州ブラックサイトにある「ベル・レーヴ極悪犯収容施設」には、バットマンの手で捕まえられた極悪犯たちが収容されている。
たとえばこの男。
狭い独房内で、体を鍛えていたデッドショット(ウィル・ス>>続きを読む
晒し台に生首が載っている。
そこは噴煙が立ちのぼる雲仙岳の地獄谷。
まだ生首にされずに、生き残っている隠れキリシタンが数人。
彼らは自由を奪われ、湧き出た熱湯を裸の体に浴びせられる。
湯をかけるための>>続きを読む
失ったものへの想いを引き連れて、今日も明日も生きていくということ。
車内に一人の男。
マウススプレーを吹きかけ、グローブボックスから銃弾を一つ取り出す。
この中年男がどことなく落ち着きを失い、挙動不>>続きを読む
船頭さんの操る木舟に揺られているのは、まだ小さな頃のすずさんだ。
すずさんがこの先の未来で出会う、兄嫁の娘晴美ちゃんと同じぐらいの年齢だろうか。
彼女は今、兄の代わりに、中島本町へと海苔を売りに行くと>>続きを読む
ダイヤルMを廻せ。
相変わらず一度聞いたら忘れない、抜群にセンスが良くて、想像力をかきたてるタイトルです。
Mは不倫をしている美しい妻マーゴ(グレース・ケリー)のMと、マーゴの夫トニー(レイ・ミランド>>続きを読む
23世紀人類が太陽系に進出した未来。
円盤型をした「宇宙連邦船C-57-D」は地球を離れること1年、特別任務のため、地球とよく似た環境を持つアルテア星へと降り立った。
砂埃をまき散らし、自動車に乗って>>続きを読む
交通量の多い通りを信号など無視して渡り、くたびれたホテルの一室へ向かう。
倉庫として使っている狭い部屋の棚の中からある物を回収するために。
時間はおそらく巻き戻り、月曜日。
フランク(キム・ボドゥニ>>続きを読む
金鉱に設置されたダイナマイトの爆発音が鳴り響き、麓の開拓街ローズ・クリークで暮らす人々は震え上がる。
遠い地から移り住み、なんとか街を築き上げてきたのに、悪漢バーソロミュー・ボーグ(ピーター・サースガ>>続きを読む
待ちに待ったお休み、待ちに待ったドクター・ストレンジ。
ということで観てきました、IMAX3D。
今回、MARVELのロゴ演出がまた良くて。
思い出すだけで、あの瞬間の興奮が蘇ってきます。
怒涛のアベ>>続きを読む
優しさや愛情なんてものは、いとも容易く悪意にかき消されてしまう。
善意の裏に潜む悪魔はとくにタチが悪い。
というもう本当に気の滅入る真実を、これでもかってくらい突きつけられた98分でした……。
まだ胃>>続きを読む
『ファウスト』『オペラ座の怪人』『ドリアングレイの肖像』などの設定を、あろうことか闇鍋で煮込んでしまったロックンロール・ミュージカル。
音楽という夢のために魂を売り渡し、ファウストと契約した者たちの物>>続きを読む
原作は1903年に発表された小説『ミネハハ』(フランク・ヴェデキント著)。
心で観た映画を、脳みその中でこねくりまして言葉に変換していくと、どうしてもその過程で齟齬をきたします。
言葉を扱う仕事をし>>続きを読む
第6回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルにて鑑賞。
カートゥーンネットワークで放送されているストップモーションアニメの映画版。
なんとも不思議な世界観で、とくに興味深いのが、家族のあり方。
この>>続きを読む
怒濤の展開の連続で、上映時間60分とは思えない、濃厚なアニメーションでした。
これは見ながら色々とびっくりさせられて……。
じわじわとゾッとする不気味な映画です。
1969年の作品なので、今ではありえ>>続きを読む
初めてまともに見た13日の金曜日。
まさか『アレ』が出てこないとは……!
物語の始まりは1958年。
クリスタル湖キャンプ場の夜に、キャンプ監視員の若者たちが歌うハレルヤが響きわたる。
その頃、別棟>>続きを読む
一番好きなミステリ作家横溝正史の八つ墓村は、市川崑監督の96年版を繰り返し見てきました。
こちら野村芳太郎監督の77年版は、金田一耕助が渥美清さん。
あまりに寅さんのイメージが強くて、なんとなく避けて>>続きを読む
第12回ゴールデン・ラズベリー賞で、作品賞、監督賞、脚本賞を獲ってしまった本作。
ダメ方向にかなり振り切りっていて、ポンコツ映画好きとしては大満足な一本でした。
とにかくまず、キャラクター。
パスタ>>続きを読む
人違いから事件に巻き込まれた中年男のアメリカ横断逃走劇。
1950年代に撮影されたヒッチコック作品の、締めを飾ったのが本作です。
特急寝台列車での謎めいた金髪美女(エヴァ・マリー・セイント)との出会い>>続きを読む
第6回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルにて鑑賞。
少女の孤独や悲しみを爽やかに表現した美しい作品でした。
愛する父親は娘の病に怯え、悲しみに暮れていて、現実の娘に目を向ける余裕を持たず、その>>続きを読む
テリー・ギリアムらしからぬテリー・ギリアム作品。
エンターテイメントに振り切っているので、知らずにみたらテリー・ギリアムだと気づかなかったかもしれません。
ただ途中出てくる泥でできたジンジャーマンの気>>続きを読む
イカロスの羽のようなもので空を飛び、巨大な武士風の化け物と戦闘をする。
主人公の見るそんな悪夢がとても印象的ですが、そもそも映画自体がテリー・ギリアムの夢の中を漂っている感じだったように思えました。>>続きを読む
オールタイムベストにあげる人が多い『めまい』。
鑑賞する日をずっと楽しみにしていました。
死んだ女に取り憑かれた女ーー、彼女にまつわるサスペンスに始まる本作は、ある事件をきっかけに、強烈な「めまい」>>続きを読む
ギレルモ・デル・トロの初監督作品。
永遠の命を与える吸血装置に振り回された老人と、彼の救いとなった孫娘の物語。
ホラーというには物静かで、ドラマというにはグロテスクな、不思議な味付けの作品でした。>>続きを読む
禁酒法時代のニューヨークハーレムを舞台に、実在した高級ナイトクラブ「コットンクラブ」に出入りする人々の、夢や恋を描いた群像劇。
監督はフランシス・フォード・コッポラ。
物語の始まりはコットンクラブで>>続きを読む