ねんまにさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.0

お話らしいお話はなく、とにかくダンスすごいダンスは夢叶えるという理屈で力押しして最後まで乗り切る90分でした。まあ、ストーリーを見せたいんじゃなくてパフォーマンスを見せたい映画なんだからこれはこれであ>>続きを読む

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

2.8

志も何もなく撮られた映画には空虚さしかない。プロジェクトと予算だけが決まり、そのなかで各自が仕方なく仕事をしたという温度感が伝わってくる妥協の集合体のような脱け殻の映像でした。伏線も糞もない投げやりな>>続きを読む

ビデオゲーム THE MOVIE(2014年製作の映画)

3.2

ゲーム業界にいる人間としては興味深く見ることができた。ただ、時系列に沿ってだとか、何かひとつのことを掘り下げてというよりは、ゲーム好きな人が撮りたいものを撮ったという感じなので、ドキュメンタリーとして>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.3

テンポが良い、脚本が良い、カメラワークも良い。ちょっとケチのつけようがないレベル。あえて言えば副題がダサいことくらいでしょうか。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.4

移民排斥問題で揺れる現代ドイツにもしヒトラーが復活したら、というお話。数十年の眠りから覚めても確固たる信念を持つヒトラーは、自分の目的のために手段を選びません。技術の進歩を素直に受け入れ、インターネッ>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.2

今見ても正当な評価は難しい映画かもしれませんが…。
とりあえず、当時の人たちの宇宙に対する畏れと好奇心が伝わってきて興味深かった。途中のコンピューターの反乱は宇宙は関係無い気がしたが、それも含めてのS
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.8

分かりやすく痛快な筋書きですが、これが現実というのが面白い。パイロットという仕事は大変ですね。
あと、構成が非常によい

ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険(1988年製作の映画)

2.5

色んな要素がごちゃ混ぜになった本編のパラレルシナリオ。昔のアニメの劇場版にはこういうの多かったよねー、と懐かしい気持ちに…。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.5

ミュージカルシーンはさすがの一言。特に導入部分は圧巻で、否が応でも引き込まれることになる。ただ物語の本筋はかなり王道なので、全体的な評価は控えめ。

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.6

これはもう、こんな壮絶な人生を送った人をテーマに選べた時点で勝ちですね。映画としては、そもそもナッシュがどんな理論を提唱したのかという点をあっさり流しすぎたせいで、凄みが伝わってこなかったことが残念。

モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.1

頭を空っぽにしたいときにはいいですね。オチはちょっとだけよかったかな

リビング ザ ゲーム(2016年製作の映画)

3.0

プロゲーマーの抱える葛藤や矛盾を描きたかったというのは分かるのだが、他の方が言うほど一貫したテーマ性が伝わってこず、撮り高に対する編集の限界を感じた。
まあ格ゲー界を全然知らない視点で見たら新鮮でより
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肉体の門(1988年製作の映画)

3.9

女性の視点で描かれる敗戦直後の日本は新鮮で、米軍支配下の当時の風俗が生々しく描かれている。

1トンの不発弾に守られた廃墟ビルに出来るはずのないパラダイスを作ることを夢見る幼さと、ヤクザにも屈さず仁義
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超高層プロフェッショナル(1979年製作の映画)

2.9

70年代は本当にこんな手法でビルを建ててたのだろうか…。というカルチャーショックを受ける作品。
命綱という仕組みがないため、ワンミスで人が死ぬ危険な現場で、サラリーマン金太郎的な世界観(なんか結局暴力
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.9

一瞬、社会派的な要素をゴジラに持ち込んだのかと思いきや、特にそれは関係なくクリーチャーとしてのゴジラの造形のカッコよさとドンパチを楽しむ分かりやすいエンタメでした。その割りきりがよい。

風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.4

宮崎駿らしい説教臭さやコンプレックスの発露のようなどろどろした感じが悪い意味でなくなってしまって、変に素直な映画になってしまっている気がした。面白いが、宮崎駿でなくてもよいのでは。

恋愛要素も本当に
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.2

映像はすごかったが…。緊迫カットシーン集という印象で話に筋の通ったまとまりがなく、映画としては微妙な気持ちに…。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.2

大衆向けに寄せすぎて、謎の恋愛要素やチューリングの悲哀に重きが置かれ過ぎていた。
そのせいでエニグマや暗号解読の説明が薄く、その点での感情移入がしにくかった。いやまあ、そこをくどくどと説明しすぎても冗
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武士の献立(2013年製作の映画)

2.4

平和な江戸時代には、武士が台所役を勤めていたということが知れたのはよかった。が、料理にはほとんど焦点が当てられず、侍と台所役の狭間での葛藤が中心に。主人公の味覚や料理の腕も断片的にしか生かされず、タイ>>続きを読む

バーバー(2001年製作の映画)

3.2

現代的な厭世感を床屋という象徴的な職業に見いだした佳作。白黒の画面はさほど効果的とは言えないが、ラストシーンが映えたのは良かった。

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.4

シナリオの大筋は下らないが、小ネタとして使われる狂ってる感の演出は秀逸。

KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(2016年製作の映画)

3.6

ゲームのプロモーションで作られた映画としては破格の出来。本編へのキレイな繋ぎかたが素晴らしい。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.0

探していたもの自体には何の意味もなく、しかしその過程で少年は成長していくという青い鳥的なストーリー。その意味では凡庸なお話なのかもしれませんが、自閉症ゆえの執着心と臆病さがあるからこそ成立する物語は、>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

3.0

もうすべてわかってた話なので、分かってることだけをやってほしかった。この期に及んで犬コロとか出てこなくていいのでは…。

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

3.4

ラストバトル二本立てはよかった。エピソード4以降に繋げる流れも諸々きれいにできてまあよかったんじゃないでしょうか。ただ、それ以上でもそれ以下でもないという印象。

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.2

シナリオ自体は使い古されたテーマの焼き直しで見るべきところはないが、それを女優の演技力と演出でうまく乗りきってる。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.9

ラストのフィルムの演出が、内包するテーマ全てへの回答となっていて素晴らしい。

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.0

お手本のようにきれいなシナリオ。ゲーム的演出も素晴らしい。

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

2.8

ヨーダのバトルシーンだけのために退屈なストーリーを延々と見せられる。パドメがアナキンに惚れる説得力がなさすぎでした。オビワンのしょぼさも際立つ。

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.8

無駄なくテンポの早い展開と、切れのいいアクションが見ていて飽きない。僕がスターウォーズに求めていたのは、こういう薄っぺらさなのです!

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

2.6

期待しすぎてたのかなー?帝国の逆襲というわりには、個人対個人のスケールの小さな話に焦点が当てられてしまって、結局戦争はどうなってんの?という状態に。ストーリーとしても盛り上がる箇所が少なく、退屈な展開>>続きを読む

スター・ウォーズ 特別篇(1997年製作の映画)

3.6

ようやく見ました。細かい粗はあるものの、テンポがよいから飽きずに見れる。でも神格化される意味はこのエピソードだけでは分からなかった

知りすぎていた男(1956年製作の映画)

3.1

色々と突っ込みどころは多く、緊張感を欠く箇所もあるものの、じわじわとくるスリルはやはりヒッチコックだ!

さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.4

ダメになった人たちが、世界の果てに逃げていくという話に弱いのです。

白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

4.0

戦争ものかな?と思ったけど、実際にはエロゲーのような話だった。登場人物が満遍なく狂っていて良い。あと邦題のセンスが素晴らしい。異常な夜に参加したのは奴隷を除く白人だけ、ということが皮肉だ。