マさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.1

お前のポエムの題材でも感動ポルノでも女性に全てを押し付けることの正当化でも何でも無いだろ...
社会が自分達の世界を破壊すると理解してるから何処にも相談せずに生きることを選んで行く訳で 勿論だからこの
>>続きを読む

それいけ!アンパンマン ばいきんまんと3ばいパンチ(1996年製作の映画)

-

一つ一つの画がめちゃくちゃ綺麗(川や森)、劇伴が少ないのとかこの頃のアニメーションの(キモい言い方かもしれないけど)"神聖さ"が溢れてる 結局今何をやってもコレを作り出すのは難しいんだよね=から無理に>>続きを読む

クラッシュ(1996年製作の映画)

4.6

人体破壊よりも傷跡 人命救助の為に破壊される車の描写は人体破壊描写にしか見えない 窓ガラスにくい込む機械の感触。走りの魅せ方がめちゃくちゃかっこいい、軽やかでヌルッとしたチェイス 確かにヌルッとしてな>>続きを読む

コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.5

ちゃんと全部終わってることを再確認する時間か、何かが少しでも変わる事を願う方が良いのか。ここのレビューにすら日本は他人事だと思ってる人がいるけど、じゃあこの国のジャーナリズムってどれだけ機能してんの?>>続きを読む

マグノリア(1999年製作の映画)

4.3

映画の力を信じ続けるPTA。1人の人間を9人に分解してるけど その元となった人物は明確。パンチドランクラブ以降が映画自体の即興性を楽しむものだとするなら、マグノリアは真逆で計算性を楽しむ 勿論極端な意>>続きを読む

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.0

新しいPTAに向けたラストのPTA 自分語り 家族を許さない
ピアノ(ピアノじゃない)はどう考えてもPTAにとってのアレ "ドランク"って言ってるのに酒を飲む描写は殆ど無い =...

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.5

アンチポリティカルコレクトネス、アンチヒューマニズムを語るラース・フォン・トリアーがリベラルによって帰結する(させられる)まとめ その後に起こる「でも...!」な出来事 ダメかもしれないけどアツい カ>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

4.6

エンタメ性が爆上がりし 殆どコントのようなシーンが連続する、話は(過去作の要素を何度も反芻するように)いつもと同じといえば同じだけど。語り方がより分かりやすく露骨に、細かく理屈的になってるから集中力を>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.5

映画好き(笑)のための映画
監督自身がやりたいこと(差し込みたいイメージ)と映画自体があまり連結してない気持ち悪さは確実にある、それが良いのか悪いのかはよく分からん...

メランコリア(2011年製作の映画)

4.0

/ だといつもそっち側が勝つ 奇跡の海の反復 いつもよりかは薄味

ロストケア(2023年製作の映画)

3.8

これが前田哲の映画、商業作品として大きく公開されることが1つの希望にも それでもどうにもならないようにも

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.6

最初から最後まで音の絞り方が凄い、静けさと環境音か映画館の機材が出してるノイズレベルにしか聴こえない劇伴で2時間40分引っ張る演出力はマジだと思う サントラを「アルバム」として作り出したHildur >>続きを読む

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.3

The House That Jack Builtと同じで冷たい街に向かって助けを呼ぶけど誰も来ない、だから失望して諦める。ケンドリックのHow Much A Dollar Costと同じように 目の>>続きを読む

はりぼて(2020年製作の映画)

4.0

本当に最悪なことをした人が1番怒りながら突っ切る迫力
オリンピックのニュースが流れるタイミングがスゴすぎる
「なせる技」「俺だけじゃない」

人間の反応って俯瞰してみるとめちゃくちゃ面白い、ひたすらに
>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.5

ドナルド・トランプでさえも愛おしく思えるか。オーラル賞?マッチョな男性を全肯定する訳では無く、ポルノ業界やセックスワークにおける女性の境遇の過酷さを意識せざる負えない作りや ストロベリーが完全に搾取さ>>続きを読む

イディオッツ(1998年製作の映画)

4.2

こういう形でしか生存できないのに、このテーマで露悪的(分かりやすい)見せ方にならず、なり切って生きることの難しさや過酷さ(なり切って生きることが出来ない人々)を描くことに注視できるのはラース・フォン・>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.2

ガーディアンズを壊した男が改心し救う ってそのまま過ぎる、Twitterや若い頃のしょうもない露悪や冷笑でやらかして多方面に迷惑かけてもやり直せる👍

良い映画だけど、ザ・スーサイド・スクワッドみたい
>>続きを読む

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.8

優しさ なんて概念がなんであるのか考えるとこから始める、映画のスクリーンの枠が空間と同化したからこの映画は今までの「映画」を超えてると思う、ここからスタンダードに成るべきとも。
自らの加害性を出さない
>>続きを読む

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.3

向き合うな→向き合え よく良く考えればめちゃくちゃ厳しい映画

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.3

息子が不在の状態で話が進む理由の気味悪さ、これが何の誇張でも無いことはアクトオブキリングで分かる
徹底的に一般人として描かれる犯人描写が最悪過ぎ、仕事をし 家族と触れ合い 人混みの中に紛れていく気持ち
>>続きを読む

バーディ(1984年製作の映画)

4.3

社会が狂っているという認識の優しさ、勿論その通りだと思う
どっちの意味でも映画的な跳躍をしないラストでここまで決まってるのがスゴい 褒めも突き放しもしないけど、希望とポジティブな思いは詰まってる