riikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

3.8

有り体に言えば、退屈なストーリーだし心震わすようなキャラクターへの動機付けもなかった。

でもたまにはスイーツバイキングみたいに、お腹いっぱいに最初っから最後まで多幸感に包まれた映画もあっても良い。
>>続きを読む

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.0

現代のシンデレラたちは転職媒体でキャリアを探してその先に夢を見るんだ..
夢が王子様(ヒーロー)だった時代なんて終わったのよと言わんばかりに走り去っていったペネロペ、レーサーだけに...

ラルフの描
>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

3.7

ザッツオール山ちゃん、とは言い過ぎかもしれないけれど、日本の字幕推し達を今回ばかりは吹き替え版にいざなった張本人だよね。いざなわれたよ。

ガイリッチーがお金をたくさん使えると一周回ってシンプルになる
>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ホラーだった。
好きが過ぎてその人になりたいって気持ちの演出、絶妙だった。
奴隷のような信者のような、強制なのか意思なのか、愛がそうさせるのかそれとも惑わせるのか、というか愛ってなんだ?
私の愛の矛先
>>続きを読む

ヴェロニカ・マーズ ザ・ムービー(2014年製作の映画)

3.7

クリステンベルの顔も声も性格(インスタとかで見た感じの)も好み!
クリステンベルと言ったらアナ雪よりもコレ。
これはドラマを観てきた人へのファンサービスムービー。
ヴェロニカマーズの新シリーズ制作が正
>>続きを読む

ハイ・ライズ(2015年製作の映画)

1.0

トムヒとジェレミー・アイアンズが出てる〜!っていうテンションだけでは決して観れなかった。視覚的にも精神的にもグロくて辛い。
マンションヒエラルキーを登る前に人間として全員1段目からやり直して来いと言い
>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.8

すごいもんを観た。
クリスチャン・ベイル
エイミー・アダムス
スティーブ・カレル
サム・ロックウェル
思わず名前を列挙したくなるメンツ。
なのに、え?この人達どこに誰役で出てるの?ってレベル。ポスター
>>続きを読む

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

アベンジャーズ1から兄弟喧嘩、社内制作事故ときて今回は同僚との方針ズレ。
社内の内輪揉めでどこまでも世界を巻き込むスタイル。

内輪揉めだからこそ決裂は観ていて心が痛い。でも、世界中は本当に迷惑だ。(
>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

聴覚というポテンシャル弱めの五感を頼りに押し進められるワンシチュ系。

予想をしながら観てしまうという客側の思考を逆手に取って順手に持ち替えたラストには閉口。この後どうなったか想像してね的王道モヤモヤ
>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.5

シリーズをすべて追ってきた者にとっては、11年間のあらゆるシーンを回収してくれ、非の打ち所を探しても涙で滲んでしまうシリーズ最終作だった。
サヨナラなんて言いたくないよ、アベンジャーズ。

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.0

リブートなのもあり説明描写は最小限で、分かってるやつが見てくれという体。
エドワード・ノートンといいマーク・ラファロといい困り眉のやつがハルクやりがち。哀愁を眉に乗せがち。

唐突にくそださい技名を叫
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.3

レビュー忘れてた。
ロケットの声がブラッドリークーパーだけど、懐かしきハングオーバーノリを観ているようで楽しい。

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

家庭内問題が宇宙規模で大迷惑。
ロキのスーパー自由な悪戯野郎っぷりには、もはや親しみを込めてロキ坊と呼びたい。

はじめの寸劇のロキ役がマット・デイモンでソー役がクリヘムの実兄ってところで出
>>続きを読む

コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団(2016年製作の映画)

3.0

こんなモノホンなB級映画かつ家族(ジョニデ・リリデ)やその知り合い達(元妻含む)で撮ってみちゃった感は中々観られるもんじゃない。
アメコミ風に「帰ってくる!」みたいな終わり方だったけど、全くもってお呼
>>続きを読む

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.3

ソーのハンマーぶんぶんが観れたら、まあ正直もう敵の倒し方の適当さなんて気にならない。
あっちこっち時空を超えてね、トドメはいたって普通の圧死なんだよね。ギャグ。
それにしても、ロキのダメンズっぷりにだ
>>続きを読む

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.5

ハンマー持ち上げっこ和気あいあいの中、ハルクがおどけて見せたのをドン引きスルーは良くない。そんなんだから人工知能に付け込まれちゃうんだよ。
人工知能と言えば、ウルトロンは恐ろしいまでの知能を持っている
>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

かつての親友と…かつての恋人と…
ああこういう迷い悩みながらも心赴くままに決断していくヒーローが大好きだ。ナースにときめく男なんだよヒーローも。
キャプテンアメリカがマーベルで2番目に好きだっ…

>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.0

アベンジャーズ誕生前の物語ライトスタッフ仕立て。
コールソンがいちいちグッとくる。ステッカー買ってしまったじゃないか。

キャプテンの名を冠した彼女にはたいしたカタルシスもなく、「わぁ、つよーい」とし
>>続きを読む

アイアンマン3(2013年製作の映画)

4.0

トニーなりのヒーロー定義を見据える独り立ち編であり3部作の締め。
前半のシリアスを文字通り吹っ飛ばすアイアンマンスーツ総当たり大爆発はロボットムービーのロマン大爆発。

でもさ、トラウマ克服したとか
>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.3

作画、脚本、声優、揃い踏み!
予想を遥かにスイングしてきたスパイダーバース。

笑いとアクションとホロリのバランスがちょうど良い。
スタン・リーが「返品不可」と示すところは、マイケルへの覚悟を持てとい
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

トニーはシャーリーの上手いピアノに、
シャーリーはトニーが分けた美味いチキンに。
それぞれが相手を見て破顔したカット。感動は人種やLGBTの壁を超えられる。
それを嬉しいと思って観ることが出来る時代に
>>続きを読む

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.5

ホークアイのシュピッからのロキのパシッ(ドヤ)からのボンッッッが大好き。何度見ても笑う。
そんでハルクにボッコボコにされて放心状態になって目覚めたらトドメを刺されるという一連の流れはもはやコント。大好
>>続きを読む

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.5

クリヘムの適切な肉体美と、
アンソニー・ホプキンスの尊厳さと、
ナタリー・ポートマンの清潔さ。
役者だけでお腹いっぱいの満足度。

関係ないが、クリヘムが実弟とソー役をオーディションで争うという場外兄
>>続きを読む

アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.4

ハマー社のスーツを紹介する時のサムのくそださいダンスが上手く下手すぎる。役者だなあ。
しかしマーベルはこれ1回きりのサム・ロックウェル。
サムの小者感は使い勝手が良いと思うんだけどな。カムバックサム。

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.9

キャプテンマーベルに向けてマーベルモチベーション強化週間。

ダミーとユーがちょっとポンコツで愛らしい。トニーの大学時代の卒業制作だから大事にしてるんだよね。
もう何周目か分からない鑑賞になると感想も
>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.4

ど根性ヴェノムとトムハ。
地球と相棒を助けるのに理由なんていらねー、フィーリングだ。
ていうバディムービー。

悪党に粛清を(2014年製作の映画)

3.7

マッツが好きならただそれだけで俄然この加点の王道西部劇。
とにかくセリフが少ない。小粋なジョークを効かせるような演出はなし。ただ粛々と渇いた死が描かれる。
誰よりも悪党顔したマッツの復讐劇。
マッツ好
>>続きを読む

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

3.1

クリスチャン・ベイルの下腹ぶよぶよ頭髪スカスカっぷりは見事なアプローチ。

アプローチと言えば、カメオ出演のマフィア役のデニーロの凄み。
「お前の国はどこだ?」からの、アラビア語で畳み掛けて本当にアラ
>>続きを読む

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.8

ウェスの初期作品。
既に「分かる奴だけ楽しんでくれ要素」がふんだん。わかんないよー、アンダーソン。

教師との失恋(≒母親の死)をアジアンの女の子との出会いで乗り越える際に掛かっていたBGMはジョンレ
>>続きを読む

コレクション(2018年製作の映画)

4.0

myfff2019ショートフィルムより。
13分の名作。
マニアっていうのは幸せ者なんだね。心眼で見ることのできる境地にいける。
ラストの画廊のオーナーのセリフはその境地にいる者への賛辞や羨望からでた
>>続きを読む

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.7

夫は与える側で妻は与えられる側。
授賞式のシーンで当たり前のように夫は「妻への称賛を与えてやってる」。
これ、うまい演出だ。
何様だっつー話ですね。女…というより1人の人間が尊重されていない。
妻は夫
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

マイアミがメンバーの演奏につられて思わず「(マネージャーを)やるよ!」と言うところと、
ライブエイドで「ra-dio...」と思わず口ずさむところが好きだった。Queenに何かを与えられて突き動かされ
>>続きを読む

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.6

未解決事件のノンフィクション作品ゆえのモヤっと感。
よいよい。この追体験たまらん。
現地の当事者たちもこのモヤっと感を抱いて今なお生活していると思うと、まさにデビットフィンチャーの仕掛けた追体験の罠に
>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.5

ラングがうっかり野郎すぎて周囲の人間は生死に関わるレベルで迷惑被っているというのに「まったくアンタは!」ぐらいの一喝で済ませてしまうあたり、MCUでも稀代のコメディ枠でありがたい。

ゴーストも悪役も
>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

マクドナー監督!!!
http://okaemonblog.jugem.jp/?eid=154
この考察を観てから再鑑賞したら、
オープニングのサム・ロックウェルが車の中でワオワオ言っている以上にワオ
>>続きを読む

情婦(1957年製作の映画)

4.4

エンドロールでネタバレ厳禁と出たけれど、観た側がハラハラして楽しめなければそのルールは守られない。
この緊迫感と爽快感を味わったからこそ、それを他の人にも分かち合いたくネタバレ厳禁を殆どのひとが守るん
>>続きを読む