riikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.2

「死者を思い尊ぶことが救いになる」ということを暖かく教えてくれたピクサーに感謝。

2018年の漢字は「災」となったけれど、この1年であったことを思い出しながら観ていた。
辛く悲しい別れが訪れた死者の
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.1

おばかなロビンと大人なプーの話。

クリストファーロビンは妻と娘の為に働いているんだけど、同時に部下たちの人生も背負っている。
かつての親友との別れを惜しむ余裕もないほどに自分を犠牲にして周りのために
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

4.1

イーサンがインスタでサム・シェパードについて記事を上げていたので思い出した。

キャッチコピーが『人類には夢、男たちには挑戦』
現実的には実用性の見えない戦闘機の高高度への限界突破へのトライ。

(概
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.7

主人公はスラムの街の歴史。
経験が答えにならないことなんて多分にあるのに、正直者には天が報いるということだね。

ちなみにラストにちゃんとインドっぽさをアドオンしてきたけれど、
そこにブルーノマーズ似
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.6

同性愛を否定する人にも観てほしい。受け容れる必要はないけれど、否定することもいらないんだよってことが、この二人の一夏から感じることができるかも。
終盤の父親の言葉があると無いとでは大きく印象が変わった
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ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(2018年製作の映画)

3.9

右脳で見れて声出して笑える映画。
あーーーーー、映画さいっこう!
映画館で観ているみんなと一体になって笑えるからこそ楽しいやつ。
ローワン・アトキンソンが好きな人もそうでない人も、疲れた心を休めにぜひ
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.0

スマホを落としただけだけど、拾ったのがサイコキラーだったから仕方ないねって話。良心ある人が拾えばどうにもなってない。
誰にでも起き得るって意味では、searchのほうがよっぽどサイコだったな。

北川
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

私がネットをサーチしている時、ネットもまた私をサーチしてるのだ。的な。
インターネットも深淵に差し掛かっている。

100%スクリーン画面で構成。
さながらずっとスクリーン越しでネット上の実況を見てい
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デッドプール2(2018年製作の映画)

3.4

小ネタに次ぐ小ネタ。映画館より、家で「コレはアレだよね」とか言って観たいね、デップーは。
エンドロールに本編に関わる肝をもってくるなんて肝が座ってる。

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

本人の意志が常によく分からなかった。
見世物にされたくないけど、英雄としての扱いに不遜な態度もあって、
家族からの扱いにも悩んでるいるけど、それを打ち明けることもなく、
終盤の車の中での母親とのやり取
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エスター(2009年製作の映画)

3.8

子どものエスターの妖艶さや狂気的な雰囲気もさることながら、終盤のエスターの正体に鳥肌が立つ。
「早く死んでくれ…」と願いながら観てしまった。
別エンディングもゾっとする。ハロー、マイネームイズエスター
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.2

学歴社会に貧富格差。
カンニングは悪だとか、そんなん二の次なんだ。
むしろ、悪だとはっきり認識しながらカンニングをすれば、それこそ華麗にスマートなオーシャンズ11だったのかもな。
実情はもっと泥臭い。
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.7

インフィニティウォーはアベンジャーズを正義と捉えて観ることが難しい。
こういうところがマーベル作品の好きなところ。

どんどん新規お断り的なマニアックな楽しみが視覚的にも聴覚的にも増えてきちゃって、
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ウォール街(1987年製作の映画)

3.8

Greed is good.
悪役が言うから痺れる。マイケル・ダグラスの若い色気がぐんばつ。

アントマン(2015年製作の映画)

3.0

元も子もないことを言うけれど、リアルな蟻の大群の協力プレイを見る度に量子の世界にいっちまえって思う。
マイケル・ダグラスのウィンクに加点なんだよ。

グーニーズ(1985年製作の映画)

3.5

最近じゃストレンジャーシングスがちょっと踏襲しているけれど、この雑感はグーニーズじゃないと。着ている服がころころ変わるのはご愛嬌。

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.5

「フランシス・ハ」や「ヤングアダルトニューヨーク」の監督のNetflixオリジナル作品。
芸術家の父親を中心に振り回される異父母兄弟3人の物語。

キャスティングはとっても豪華。
もはやFilmark
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

アァァクションッッッ!!!
何も知らずに観ることで、B級映画から名作に生まれ変わる。

フック(1991年製作の映画)

3.3

会社一辺倒なアラフォー親父のロビン・ウィリアムズがある日ピーターパンに…というワンアイデアストーリー。

誰よりもピーターパンを信じ待ち望んでいるフックが、実は一番少年の心を持っているのではないかとい
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グリフィン家のウエディングノート(2013年製作の映画)

2.7

ロビンが観たくて鑑賞。
脇役でも観れて嬉しいなーと思うも束の間、下品でしょうもないハートフル。ラストは無理くりラブアクチュアリー。
デニーロは最近この手の下ネタダメ親父役が多いな。

ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら(2016年製作の映画)

3.4

キャストをみて気楽に観られるコメディと確信して鑑賞。
やっぱりNetflixオリジナルは安心して観れる!ということに楔をさしてくれた。
くだらなくって下品で最後はほっこり。
キャスリン・ハーンのやべー
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

3.7

ロビン・ウィリアムズは中身子供の大人役やらしたら適任。
笑顔が無邪気すぎる。大好き。

そんでキルスティン・ダンストは子供なのに完成された顔立ち。今とあんま変わんない。

沈黙 SILENCE(1971年製作の映画)

2.9

篠田版は劇伴がすばらしく良かった。
スコセッシ版では逆に音楽は殆どなく生々しい生の音を強調していたけれど、
スコセッシは篠田版のスコアには敵わないと見たんじゃないだろうか。

それにしても日本人の所作
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.6

クレイジーなブラビ最高。斜視のアイディアはブラピ本人らしい。
そんで、エンドロールのWhat a Wonderful Worldがまた皮肉たっぷりで良いよね。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

誰かの辛いことを本人よりも怒って悲しんで、誰かの幸せを自分のことのように喜べる。
出てくる人はみんなそんな人。
脚本はスティーブ・コンラッド。今の所観るものすべて刺さっている。

DOPE/ドープ!!(2015年製作の映画)

2.9

ブラックムービー風。あくまで「風」といった印象。テーマは何だったんだ?

「ハーバードに何故いくか、僕が白人でも同じ質問をする?」
こんなセリフがあるわりには特に行動にポリシーはないんだよな。

ファ
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.4

「それでもレギュラーになれないの?」
あの緊迫感にそぐわないギャグが好き。
スピルバーグはエンターテイナー。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

これは最早アトラクション?
すべての映画・ゲーム・アニメファンに捧ぐ!って感じだ。
感無量。最高に楽しかった。興奮で筆舌に尽くしがたい。
絶対に絶対、映画館へマストゴーオン!

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

こんなに辛い巡り合わせってあるんだろうか。
辛い2時間だった。そして文字通り言葉を失った最後の展開。
この監督の作品はすぐには咀嚼ができない。

ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男(2016年製作の映画)

3.5

このサイコパス感。
原作未読だけど、ハイスミス作品と見聞きして鑑賞。
道理や筋なんてあるわけもなく、物語が進めば進むほど物語の外に投げ出されるような感じ。

乱暴な言い方だけど、話が面白くとも何ともな
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

「小さな抵抗に寄与するのが夢でした。」
涙が出た。
この一言にジャーナリズムが詰まっていて、民主主義の国の記者である誇りを感じた。

「新聞記事は歴史書の最初の草稿」であって「報道の自由を守れるのは報
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恋人まで1%(2014年製作の映画)

2.9

ザック観たさに流し見鑑賞。
NYとザックは合うね!映える。

しかし...日本なら30代でこのノリはひんしゅくを買うね。アメリカならアリになるんだろうが。
もうこの手のストーリーは食い尽くした感がある
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ダーティ・グランパ(2016年製作の映画)

3.0

デニーロ×ザック・エフロンの下ネタ全開コメディ。

ザックと言ったらのダンスシーンは下ネタにまみれて、
デニーロなんて、ホント気狂いの域の色ボケ爺さん。
まあ、ホントにこんなデ・ニーロ・アプローチは望
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スモーキング・ハイ(2008年製作の映画)

3.0

役者一覧を見ただけでも頭空っぽコメディを期待できちゃう布陣。
イケメンのおばか役が大好き。フランコ最高。
泣き食いハンバーガーには自分の知り得ない萌えの感情を知ってしまった思い。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.2

史上最も有名な6分間のあの乳母車のシーンをはじめ、
何度見ても緊張感が損なわれない撮影技法、やっぱりデパルマ監督すげー。

セリフについてもストーリーのテンポを損わない仕立てながら、スマートかつ皮肉に
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マザー!(2017年製作の映画)

2.6

破壊からの創造を願っても、人類は学びがなければ同じことを繰り返すよね。という、ただそれだけのことを延々とメタファーにメタファーを重ねて訴える2時間。
ただの聖書。