YKさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.5

この話はストーリー性というより、ダンスと歌のための作品と思ったらしっくりくる。こんなに血気盛んで何にでも真っ直ぐ突き進む若者たちは現代にいないだろうなと思ったら、虚構とはまた違う非現実味を感じて、不思>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

「僕は正しく傷つくべきだった。」
「遺されたものは、生きていかなくちゃいけない。」
車窓からの景色をずっと見ていられるあの感じ。ドライバーが代わり違う道を走ることで交差する2人のストーリー。あの車は一
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(2020年製作の映画)

4.0

「織りなす」と呼べる人生を送りたいと思った映画だった。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

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まっすぐな人が潰される世の中
逃げることを推奨する人々
悪を見過ごす勇気もまた必要だと。
その純粋さが報われない社会で生きる価値は、どこを探せば見つかるのか。生きづらさを感じる誰かを悲しい結末に導かな
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.3

メディアトレーニング、権力プレイ
なぜ政治がいつもいつも優位なのか
もはやリテラシーとか何の意味も持たない戯言で、遂の幸せは至ってシンプルなんだと思った。
あと皮肉って結局何を生み出すのかが疑問。
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欲望の翼(1990年製作の映画)

3.5

一昔前の音質・画質・照明
BGMがないからドキュメントっぽく感じるけど“作り込まれた世界”感もちゃんとあって、その場の空気を映像に閉じ込めるセンスはいったいどこから来るのと思った。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.6

「踊って」「綺麗よ」
性への自覚が生まれた場所で、
母性を注ぎ夢となった娘が舞う
これが全てだった。
バレエの芸術美とトランスの女性美
追い求めるものは違うけど、どこかリンクするとこがあって、感覚的な
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.5

この監督の作品構成飽きないし、病みすぎる前に場転が来るから多少エグくても最後まで見てられる。
森田剛が森田くんて劇中で呼ばれると、見てる側がバグって勝手にサイコ補正されるのが面白かった。

空白(2021年製作の映画)

4.8

正義の振りかざしは鬱憤バラシと大差なくて、実は普通に見える人ほど目をぎらつかせて致死量の正義を、しかも悪びれもなく浴びせてくる。
正義の先には必ず犠牲がある。
時間、距離感、キャンバス、いろんなものに
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.7

誰も知らない名も無い今を駆けてゆくの
あの三日月へ手を伸ばして
君を知りたい
声に成らない臆病な朝を
例え何度迎えようとも

音楽と映像がキラキラしてて綺麗だった
オープニングが1番ゾワっとした

僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

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初めてアイドルのドキュメンタリー見たけど、アイドルってストーリー性が全てなんだと思った。完全商業主義の中で大人から与えられた命題に対して、何をどう思ってどのように表現しようとしたのか、その全ての葛藤や>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.7

A hero can be anyone, even a man doing something as simple and reassuring as putting a coat around a>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

The world is cruel. And the only morality in a cruel world is chance.
Unbiased. Unprejudiced. Fair.
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.9

What you really fear is inside yourself.
You fear your own power. You fear your anger the drive to
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.9

アブエラの地下鉄の独唱シーンが印象的。
周りの乗客のダンスとか風貌が死の世界への誘いっぽくて、ここだけ毛色違うコンテ風。

「夢は、きれいに磨けば光るダイヤモンドじゃない。時にはゴツゴツしていて、綺麗
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

この恋をひとつずつ束ねいて
君という光があるのなら
巡り巡る運命を超えて
咲かせるさ 愛の花を 花束を

ヒミズ(2011年製作の映画)

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「悔しい悔しい悔しすぎる。
自分てなんのために生きてるのか。
若い時こそ苦労しろって。いっぱい失敗しろって。プライドなんかなし崩しにして、一回人生やめちまえ。
今のお前は生きる覚悟も、生かされる価値も
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

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「この目に言葉が見える それを描くんだ」

藍絵具を顔から浴びるシーン
突風の中顔を輝かせ貪るように絵描くシーン
若き日の北斎と晩年の北斎がダブるシーン
この映画そのものがアートだった

「絵で世界は
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