TKKさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス(2002年製作の映画)

4.4

ポケモン映画最高峰。雰囲気がピカイチ。
この映画でヴェネチアの存在を知って行きたいと長年思い続け、ついに今春ヴェネチアに。サトシ主観でアルトマーレの迷路を彷徨うシーンはそのまんまだったし、「ひとりぼっ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.6

宇宙への想像力を広げてくれる映像体験。未来や宇宙空間の設定に説得力を感じさせる圧倒的な映像表現。壮大な世界観の中で描かれる家族愛。たまらんです。
総合的には、類似点の多い2001年宇宙の旅やインセプシ
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.8

独創的な世界観、ごちゃ混ぜの言語が産み出す独特のリズム、退廃的で不穏な雰囲気が織り成す魅力的な作品世界。加えてキャストの演技が光る光る。約3時間だが長くは感じなかった。
手放しで面白いとは言えなくて、
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デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

3.5

評価が低いのは知っていたけど、TVで流れててつい見てしまった。
言うほど悪くないじゃん?が率直な感想。
低評価の大きな要因は、原作・前作の扱いの粗雑さなんでしょう。確かにデスノートの設定が乱雑だし、前
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

特殊な家族の愛を描いてきた是枝監督。今度はこうきたか。!という印象。面白かった。
それぞれのキャストの演技が光り、全体のバランスも抜群。よく出来てる。

検察側の罪人(2018年製作の映画)

4.2

キムタク・ニノコンビの相性がとてもグッド。他の同僚と並んだ時圧倒的にイケメンで若すぎるけど(笑)
展開が飛び過ぎていたり、全体的に散漫な印象もあったけれど、どのキャストも演技力抜群でそれぞれにフォーカ
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あさひなぐ(2017年製作の映画)

3.7

このタイミングで見たらエモエモのエモだった。
スポ根ものを久しぶりに見たのでなんか良かった。
アイドル映画なのに顔を隠してしまうというのは斬新。面を脱いだ時のギャップ狙いなんでしょうか。
みんな忙しい
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.2

来月ローマに行くので、この機会に。
ちょうどいい古臭さで好みだったし、モノクロならではの美しさが良い。
オードリーヘップバーンが美しさとあどけなさの絶妙なバランスのところにいて、唯一無二。
聖地巡礼が
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.8

扱うテーマは割とありがちだけど、表現が独創的。
登場人物はわずか4人ほどで、背景も代わり映えしない。会話と心理描写、アンドロイドのビジュアルと身体性等のわずかな要素で魅せてる。ミニマルの極致。
SFだ
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SCOOP!(2016年製作の映画)

4.5

東京の切り取り方、カメラワーク、光の取り込み方などなど画面作りが最高にツボ。大根監督の作風大好きですが、今作は少しダークな味も加わってて刺激的。
ストーリーも、ゲスなエロと笑いに、週刊誌業界の様子やあ
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.7

アンハサウェイにマリオンコティヤール。その他新キャラ続々で全員魅力的で豪華。何よりアンハサウェイがキャットウーマン姿でバイクを乗り回すシーンが至高。

戦いメインの中でいろんなベクトルのドラマが進行し
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.3

このシリーズは、さすがノーランといったところで、ただのド派手アクションに終始せず、しっかり中身のあるストーリーが魅力。
ジョーカーのカリスマ性がスゴイ。たしかに表情や挙動に雰囲気があるし、計画力組織力
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

帰省した際、生でクイーンを見たこともある鑑賞3度目の母に連れられて。母は3度目でもしっかりと泣いておりました。
自分はというとクイーンをあまり知らなくて、それでも楽しめると聞いていたけれど、本当にその
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.1

バレそうになってアタフタするシーンとか毎朝会う双子のおっさんとかラストシーンはすごくよかったなぁ。
プロデューサーが鬼畜過ぎて笑ってしまいましたけど、最後すぐチャンネル変えちゃうシーンが表すように、テ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.9

期待値が上がりに上がってたので、そんなにかな?というのが率直な感想。
しかし、面白かったことには違いない。低予算でマイナーな作品がここまで話題になったという過程、ミニマルな素材で巧みに作られていること
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.3

大きく変わった2人の関係性。時を経るにつれて得るもの・失うもの。
3作目ともなると会話がホントにリアルで全部アドリブなんじゃないかというくらい、モノにしてる。ここまで面白い夫婦喧嘩ならしてみたい。
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グリンチ(2000年製作の映画)

3.4

世界観や美術凝られてて見応えあるし、キャラクターも立ってて良かった。
しかし、いまいちパンチが無いというか、脚本が面白くなかったように感じる。
主役のインパクトは強いが、全体的にティムバートンやディズ
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ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

4.3

一年前待ちに待って見たけど寝てしまって、ついにリベンジ
この世界観最高ですね、夢があるし、幸福感すごい。
モーションピクチャー取り入れてて当時では珍しい感じだったと思うけど、カクカク感があり、その点は
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.1

これぞファッキンリア充クリスマス映画。
でもこのクリスマス特有の全開ハッピーオーラはなんだかんだ好き。
群像劇としても面白いのだけど、人多過ぎて把握できてなかったので見直したい。

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.7

相変わらず会話は面白いが、どうしても気になる低予算感。さすがにワンカットが長すぎるし、ロケ地が少なすぎる。せっかくパリなのにもったいないなと。尺も短いし。
しかし、2人の会話の安定感がすごく、むしろ切
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

カルチャーショック。。。

これが60年代の映画だなんて。未だ最先端。映像表現も構成も脚本も。

これは人生で一番喰らった映画体験かもしれません。
全シーケンスやべぇ。

何度も見て咀嚼していきたい。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.4

退廃的でハードボイルドで少しイかれててロバートデニーロがカッコよい映画。
まずオープニングがカッコよすぎ。『ナイトオンザプラネット』に重ねて、タクシーをオシャレなアイコンとして認識するように。エンディ
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.6

記念すべき100レビュー目
今まで見た恋愛モノの中ではこれが一番グッと来た。
8〜9割が2人の会話のシーン。大抵のカップルの会話なんて見てらんないと思うが、このカップルの会話はとても面白いし、互いに距
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

4.3

桁違いにスケールがアップしてて、10年以上経ってるけど見応えありました。
しかし、アクション多過ぎるなぁ。一回一回長いし、それが何回もあるものだから。カーチェイスは興奮したんだけど、同時並行で別アクシ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.2

最初の映画でこれを作れてしまうハイセンス。
スーツにグラサンの男達がカッコよすぎる。
展開も目を離せず、グロテスクなのもあって少し体力を要する。
日本の任侠映画の要素をアメリカのギャングに落とし込んで
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踊る大紐育(ニューヨーク)(1949年製作の映画)

4.0

なんだこのテンションは!楽しい、!

舞台のノリを映画に持ってきていて、終始コミカルな動きとありえんドタバタギャグ展開が続く。ミュージカルあまり得意じゃないけど、このテンションでやられるとスッと受け入
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恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

3.8

1番の見所はグゥイネス・パルトローの美しさ、演技力。
テンポ感、ギャグ、キャストもよい。

時代背景を理解するのが難しくて、シェイクスピアの知識もないので深く楽しめてない感はある。

この手のものが苦
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.9

小さい頃、何度も見ていたこの作品ですが、一度も最後まで見きったことがなくって、初めてしっかり鑑賞。

いやー面白かった。複雑な設定によって作り込まれた世界観。これは子供が理解できるわけない。
物凄く興
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ドイツ零年(1948年製作の映画)

3.9

救いようもなく悲しい。敗戦国のリアルなのだろうか。

しかし、主演の美少年っぷりと瓦礫のような廃墟、モノクロのコントラストによって映像が美しい。それだけに悲しみが対照的で余計際立つ。

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.7

日本版から入ったので、展開はわかっていたけど結構違いがあった。
脇役の描写が日本版より極端に少なく、こちらはメインの2人にガッツリ。その点とギャグシーンなどは日本版の方が好みでした。
でも、恋愛の過程
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.3

問題作と言われる所以がすぐにわかった。クレイジークレイジー。

暴力シーンはじめ非人道的な行為を魅力的に見せることで、ヒトの獣の部分、暴力的な本能?を抱えていることを観客に気づかせる。キケンな映画です
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.8

安定の世界観。楽しく見れました。ツタヤでホラーの欄に置いてありましたが、コメディのとこに置き変えた方がいいのでは。

あの世の役所?のシーンと、砂漠の世界のシーンなんかはティムバートン爆発してます。脳
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.9

8割方タクシー車内の映像で、特に起承転結やストーリーの抑揚はない。ただひたすら、タクシードライバーと乗客の会話を5バージョン見るだけである。
しかし、それだけなのに面白い。あっという間の2時間。
いい
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