TKKさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

サンライズ(1927年製作の映画)

3.7

映像が美しい。
都会の女との絡み、写真館、ルナパークのシーンがお気に入りです。

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

4.4

ありふれた恋愛映画かと思っていたが完全に裏切られてビックリ。ただのキラキラ恋愛映画ではなく、沁みる青春映画。

なんだかよくわからないけど泣きそうになる場面がいくつかあった。台詞や映像の一つ一つが素敵
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

1.0

うーん、これは難しいですね。
アメリカの知識があってカルチャーに慣れていて、シニカルなアメリカンジョークが分かっていたら面白いんだろうけど、自分は面白さがわからず、ずっと皮肉ばっか言っていてだんだんイ
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.2

バットマン×ノーランだからこそできた映像。
誕生秘話のパートが特にノーラン色全開で、バットマンを忘れて違う映画を見ている気分だった
CGを出来るだけ使わない監督。バットモービルがシビれるほどカッコいい
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.8

あらゆるジャンルの要素が詰まっていて、どれもが良かった。素晴らしい構成力。

DNAで予め運命が決められてしまうという、先見性の高いとてもリアルな設定。Blu-rayで見ていたので、00年代後半の作品
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.5

マトリックスというSF設定は非常に面白くて、世界観がよいです。人生観にモロ影響してる。ここは星5。
でもその設定だけに、もっともっと壮大なスケールでもできそうなんて考えてしまいます。マトリックスは壮大
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イノセンス(2004年製作の映画)

4.8

ゴーストインザシェルの続編。
前作より説明が丁寧!特典映像に解説まである!トグサのおかげで感情移入しやすい!

バトーのハードボイルドさがたまらない。この押井作品の雰囲気が最近ツボになりました。アカデ
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.6

昔見た時より面白くなかったなぁ。あれ、こんなんだったっけって感じです。

絵はもちろん好きだし、全体の雰囲気とか、終盤の切ない感じとかは好きなんです。
でも、画面も音も展開も大人しくて盛り上がりに欠け
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.6

前作のラストでなかなかの急展開を見せたのに、初っ端から更なる超展開。観客はシンジと同じように完全なる置いてけぼりを食らう。でも、ヒントとなる伏線が散りばめられてて色んな推察ができて楽しい。

中盤まで
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.8

カッコいいシンジ、少し感情豊かな綾波、より存在感を増すアスカ…
完全に新劇派!
でもアニメ版鑑賞ありきで面白い。

シンジが正統派主人公になっててエンターテイメント色強く、求めていたベタな展開が繰り広
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.1

ストーリーはアニメ版と大差はないものの、CGによって使徒や背景などが大幅にスケールアップ。
特に、ヤシマ作戦は進化し過ぎてて笑ってしまったほど。
ストーリーがわかっていても十分興奮でき、退屈しない。
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メトロポリス(1927年製作の映画)

3.7

アニメの方の『メトロポリス』の元ネタがわかって満足。
約100年前にこの世界観を作り上げていることに驚くし、機械化社会の鋭い風刺にもなっていて脱帽です。
ただ、フィルムの損失箇所の部分がやっぱり文字ナ
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戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

3.4

初めてのサイレント、モノクロの映画
もっと眠くなるかと思っていたけど、サイレントならではの演技論や演出論があることがわかって斬新に感じられて面白かった。
オデッサ階段のシーンは見応え抜群で、映画の古典
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GO(2001年製作の映画)

4.7

"これは僕の、恋愛に関する物語だ。"

と言っておきながら、差別やアイデンティティといったシリアスなものまで色々なジャンルをカバーしている。

窪塚洋介とその役の両方にシビレた。特典映像の舞台挨拶やイ
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.5

ドンデン返し系になるのかな?
すっかりやられてしまいました。
大泉洋めちゃくちゃカッコよくて憧れてしまった。キャスティング良いです。
ミステリーとヒューマンとコメディとちょっとしたロマンスが合わさって
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.7

重い、哀しい、暗い、辛い

自分的にTHE邦画

関係ないけど、道産子ですが、北海道弁で喋るってこれなんだってわかって面白かった

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

4.4

初めての岩井俊二作品

かなり好きですね。雰囲気、画面、ストーリー、恋愛観・青春観。

小学生の夏の青春って、こういうことこういうこと。

奥菜恵が聖であります。この歳でこんな魅力出せるってすごすぎる
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劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

公開当時周りで話題になり気になっていた作品。
不安が的中し、新キャラや新作画での違和感が否めなかった。大人の事情があるのはわかるが、せめてタケシカスミでやってくれたら違ったと思う。
ポケモン初期を思い
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.6

初めてのタランティーノ作品
みんなブッ飛んでて、展開もブッ飛んでて面白い。
シャッフル時間軸と、複数の軸が交差する構成が楽しい。
ユマサーマンはもちろん綺麗なんすけど、マリアデメディロスにハッッとした
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.4

とにかく美しい映画でした。
名作の風格みたいな威厳があった。
3時間にはとても感じられず、一回も時計を見なかった。それほどに面白かったということになるだろう。
なんといっても、ディカプリオがこれでもか
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.6

全体的な雰囲気、東京の切り取り方やカット割り、色味はオシャレで良い。
ただ、外国人の視点を持つのが難しくて日本人が見るのに向いてないかも。ロスト・イン・トランスレーションが出来ません。
「風をあつめて
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.5

夏の文化系の青春とか00年代特有の醸し出す雰囲気は好みだった。
タイムパラドックス観が独特で滑稽。
伏線がしっかりしていて面白い。
ずっとドタバタだからなのか、あまり抑揚を感じられず物足りない感があっ
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.6

映像とテンポ感が良かった。
設定が設定だけに、より面白い展開にできたんじゃとも。

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.9

設定がぶっ飛んでいたのでちょっと不安だったが、子育ての日常的な描写がメインで、リアリティのある細かい描写によって没入しやすくなっていた。
反面、純粋に人間の話で別の描き方をしてもよかったんじゃないかと
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ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)

3.5

オォー!とニヤニヤしながら言ってしまうようなちょうどいいチープさ。
レディプレイヤー1と読んだ本にメカゴジラが出てきた影響で鑑賞。シンゴジラやレディプレイヤー1のメカゴジラに比べてアクションシーンがシ
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.9

思っていたより地味展開だったのと、バトルシーンが物足りなかったのとで少し期待を下回った。
サイバーパンクでアジアンテイスト強めの世界観や、ダークな雰囲気漂う映像美は強く印象に残った。特に雨のシーンが素
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永遠の0(2013年製作の映画)

4.1

終戦記念日に鑑賞。
戦時中の人々の想いや、市民をここまでに追いやってしまう戦争というものの凄惨さなど、戦争を経験していない若い自分には想像の範疇を超えないが、心に響くものがあった。
戦時の状況下でも自
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メトロポリス(2001年製作の映画)

4.3

2023/08/31 再鑑賞
作画とサントラがグンバツ。キャラデザは手塚治虫タッチでポップだがゴージャスなアニメ。背景の描き込みが変態。
皆キャラ立ちしてる分、主人公ケンイチが薄くてストーリー上の興奮
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.3

ウィノナライダーきっかけで鑑賞。
描いているテーマは面白く味わいのあるものなのだが、展開が転々として感情描写が足りなくて入り込めなかったのかもしれない。全体的に薄味で刺さらなかった。キャストが好みだっ
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

現実に退屈し、過去に憧れを抱いてしまう。この系統とても感情移入できて好きです。
前情報なしで見て、パリでのラブロマンスだと思っていたらいきなりタイムスリップしたので驚いた。
文学には疎いので、深く理解
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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

4.6

通信・情報化の進んだ大都市は、逆に言えば通信を絶たれただけでこうなってしまうのか、都市は進化するすればするほど脆いのかもしれない、という逆説的な面白さがあり、押井守の都市論にもなってます。
都庁やベイ
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

3.8

インターネットができて間もない頃に、ここまでのリアルで高等なサイバー犯罪を描く先見性に脱帽。
難解な会話が大量に交わされる押井節や、犯罪の巧緻さでシリアスな展開だが、キャラクターが庶民的で抜けもあって
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.5

独創的で作り込まれた世界観に圧倒される。ダークな雰囲気で統一されている。
最近になってドンピシャのトレンドであるAI、人間とは何か、などがテーマで、先見性が凄い。この頃の映画はアキラもそうだが先見性が
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.9

ポップカルチャー万歳な映画。
シンプルに楽しい凄い。終わった後笑顔が止まらない。
初めてのIMAXで迫力に唖然。この作品との相性バツグンで、近未来アトラクション乗れた感覚。
デロリアン、カネダバイク、
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