にさんの映画レビュー・感想・評価

に

映画(209)
ドラマ(20)
アニメ(0)

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

原作と違うところもあったけど嫌な感じの変えられ方ではなくて、物語の芯さえ守られていれば幸せな実写化作品を作ることはできるんだなあと思った。
ウララの後ろ姿が意味を持ったものとして何度も出てくるのが印象
>>続きを読む

あしたの少女(2022年製作の映画)

-

日本での公開をずっと待っていたので、ようやくという気持ちで観に行った。全く心の整理がつかないまま観て、観終わってからも受け止めきれないものが多い作品だった。とても社会的だけれど、同時にとても人間的でも>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

-

映画としての完成度が高いのは分かるし、好きなシーンもあるけど、どうしても2人の立場の不均衡さが引っかかって没入しきれなかった。

わたしたち(2016年製作の映画)

4.0

もう随分遠い記憶だけど、たしかに子供には子供の社会があったことを思い出した。
自分でも身に覚えがあるけど、このくらいの子供って本当にびっくりするくらい無邪気に残酷なことを言ったりしたりする。
結局、先
>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

好きな監督と好きな俳優の協業なので、とても楽しみに待っていた。映画としてものすごく面白いかと言われるとどうだろうなと正直思うけど、存在してほしいと思える映画ではあった。以下、個人的に印象に残った点。>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

自分の中にぼんやりあるアメリカ映画の概念そのものみたいな映画だった。エンタメ作品としてよくできてるし、映画館で観るための映画だなと思った。面白かった。トムクルーズすごいね〜

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.7

アクションがかっこいいのは制作がMAPPAさんだからなのか、それとも最近のアニメはみんなこういう感じなのかわからないけど、映画館で見てよかったな〜と思った。

エターナルズ(2021年製作の映画)

4.3

ノーストレスでしかも面白いって最高だな〜!久々に英語を喋る人ばっかりの映画を見たからちょっと不思議な感じだった。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.1

妙なドラマチックさはなく、かといって冷めた感じもなく、ちょうどいい温度感の映画だった。女性同士の関係性描写が、現実と乖離してないところが良い。無意味に啀み合ったりしないところとか。
結局階級の違う人間
>>続きを読む

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

インド社会における英語が話せることの意味が日本とかなり違っていて驚いた。
ただ尊重されたいだけ、というシャシの切実な声にはとても共感できたし、彼女があの後も家族関係を維持するのであれば、夫と子供が面と
>>続きを読む

おろかもの(2019年製作の映画)

3.5

俳優さんたちの演技がすごくよかった。
映画なので落とし所がないといけないんだと思うけど、結局割りを食うのはいつもこういう人たちだなあという展開で、そこはモヤモヤが残った。
クライマックスのシーンが素敵
>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.2

久しぶりこういう色調の映画を観た。陰影がすごく綺麗。
最初から全員顔つきが良いんだけど、それでもそれはその人のほんの一部でしかないということを思い知らされる。それくらい、表情も人物の見え方も変わってい
>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.7

俳優さんみんな良かった!登場人物全員幸せになってほしい。
温泉のパートが一番グッときた。怒れなかった情けなさって意外なほどダメージが大きい。
グサグサ刺さる感じかと身構えて行ったけど、どちらかと言えば
>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

4.2

中学2年生の私がこの映画を観たとしても、こんなのは自分たちじゃないと言っただろうけど、かつて中学2年生だった今の私にとっては、身に覚えがありすぎる話だったなーという感じ。
あの頃の私にヨンジ先生のよう
>>続きを読む

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.6

絵が綺麗。シャオヘイが可愛くてニコニコしながら見た。
個人的に、電車内でのあるシーンの乗客の反応にすごくグッときた。当たり前のことが当たり前になされている描写に飢えてるなあと思う。
中国のファンの方達
>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.9

話の要素として目新しいものはないのに、めちゃめちゃ面白い。
最後までだれるところが全くないのは脚本演出の妙なんだろうけど、その上でやっぱり役者の演技が良すぎる。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

2018年の公開当時もそうだったろうけど、2020年の今観て、尚更やりきれない気持ちになった。
この2年でも日本はどんどん貧しくなって、この映画は全然過去のものにならなかった。そのこと自体は辛いけど、
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

ゾンビものって進んで見たことなかったけど面白かった。KTX乗って釜山まで行ってみたい。

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

いい映画だったけど、本筋よりも田舎の鬱屈とか人種の格差描写にしんどくなってしまった。希望のある終わり方だったのはよかった。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.1

銃規制法案やロビイストに馴染みがなくても面白く観られるだろうか、という不安は完全に杞憂だった。脚本の人すごい。
最後まで着地点が読めない面白さももちろんあるし、エンディングまでいったら今度はそこに至る
>>続きを読む