nikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

宇宙空間の孤独が映像美を通してリアリティを持って伝わってきた

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.2

若き日のブラッド・ピットが美しくつチャーミングだった。BGMが常に最高潮みたいな雰囲気

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.4

過去を美化するのはどの時代でも共通だから結局退屈に感じる現代にも良いところはいくらでもあるんだと思った。

アメリ(2001年製作の映画)

4.0

ほとんど他の子供と触れ合って過ごしてこなかった主人公が過保護気味の親から独立して自分の人生を歩み始めるお話。キュートかつユニークな世界観はまるで宝石箱に煌びやかだった

ディセント(2005年製作の映画)

3.4

一粒で二度美味しい傑作ホラー。全体的にクオリティが高い作品なのはいうまでもないけど前半はシチュエーションホラー、後半はモンスターホラーとまさに一粒で二度美味しい作品として楽しめた気がする

ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)

3.2

狂った人がさらに狂っていく過程の描写をなかなかのリアリティで描かれている点は良かった。

サークル(2015年製作の映画)

3.4

この作品は序盤、謎の部屋で目を覚ます人間たちの描写から始まりラストまでの99%くらいの時間その部屋での出来事が描かれる。極限状態で見せる人間の汚さ、エゴむき出しにることの醜さが存分に押し出さていたのが>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.4

決して正しい行動など取っていないけれどどこかに何かに共感してしまう。青臭い厨二病なんて年齢を問わず一度は誰もが通り過ぎるのだと思う。普遍的な心理だから、今尚語り継がれる作品になっていると感じる

マスク(1994年製作の映画)

4.0

ジム・キャリーの狂気的かつコミカルに演技に魅了された。子供の頃みたトムとジェリーのような世界観を構築していて派手な映像と演出はどの世代が観ても楽しめるだろう

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.6

ビョークの表情と母の子に対する強い表情、そしてミュージカルパートでの表情、それが代わる代わる変わるシーンがどうしようもなく切なくまた心を締め付けられた。観た後の賛否は大きく分かれるだろうが誰が観ても心>>続きを読む

CUBE(1997年製作の映画)

3.6

白目のドアップ、目を覚ますと360度グルグル回るカメラワークが、謎の空間に閉じ込められるという現実ではあり得ない状況に拍車をかけ恐怖を煽る。難度の謎解きや作り込まれた脚本はスリルが最後まで続き、テンポ>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

3.8

SFホラーの原点であり古典的立ち位置の作品。グロテスクありながらちょっと洒落ているスマートな造形は"エイリアン"という存在そのものを引き立たせている要因だと感じた

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

最後には誰も傷つかないハッピーエンドで終わるような感じが少年漫画のような非日常的な冒険譚と、ディズニー映画のようなメルヘン・ファンタジー感と背景の闇をミックスしたような話みたいな印象を受けた。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.6

マチルダという少女に魅了されぱなしの映画だった。殺し屋と少女の純愛ストーリーは残酷で美しく、儚い愛の形を見ることが出来た。後はじめにレオンのドアが開かれ暗かったマチルダにパッと光がさして希望を持つこと>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

4.2

表現手法が独特で斬新だった。アイデア、演技、演出、構成。色んな要素が重なって名作になっていると感じた

インシディアス(2010年製作の映画)

3.4

最初から最後まで安心して観られる不思議なホラーという印象が強い。謎の霊能者や面白げな助手君が登場するのも作品の雰囲気を重くし過ぎす、かといって緊張感も損なわせずとても良いバランスだった

[リミット](2010年製作の映画)

3.2

閉じ込められた棺内に携帯電話がある事で、外部との会話劇がメインとなってしまい大事な生き埋めのシュチュエーションの特性を活かしきれていない気がした。賛否両論ありそうな作品

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

現代メディアにも通じる問題提起を含んだ良作だった。話の発想、組み立てに加えて主人公が真実に気付いて行く様子に釘付けになってしまった。トゥルーマンが虚構の世界から現実へと踏み出すラストシーンの晴れ晴れと>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.8

ドラッグに溺れる若者達の最底辺な日常を赤裸々に見せつけてくる90年代スコットランドの辺境での生活を描いたカルト的な人気を誇る作品。カメラの置く位置が面白いカットがたくさんあって便器の中、カーペットに沈>>続きを読む

タイム・トラップ(2017年製作の映画)

3.4

何だかよく分からない物語のまま、力技でハッピーエンドを納得させるような作品。

キャビン(2011年製作の映画)

3.6

B級コメディ風ホラーの傑作。ホラー映画の概念を良い意味で壊したというか、それ斬新でとても良かった

サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.4

怖さのあるホラーというより、ゴーストタウンが舞台の暗く陰鬱な物語だった。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

最初からスピーディーな展開で人間の愚かさをコミカルに演出しているのが良かった。狂気に満ち溢れたイカれたディカプリオの演技を堪能出来る作品

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.6

様々な伏線から謎を解いていき徐々に回収されるまでのリズムとテンポが素晴らしく、最後まで息つく暇もなかった。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

-

結論を簡潔に言うと「人間の狂気」が見事に描かれている作品だった。青年アレックが相手を睨みつけるその表情はまるで観る者をことごとく目で切り刻んでいるかのようで戦慄が走る。奇想天外で、挑発的で、人を思い切>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

GLUTTONY(暴食)GREED(強欲)SLOTH(怠惰)LUST(肉欲)PRIDE(高慢)
ENVY(嫉妬)WRATH(憤怒)の七つの大罪を題材としたデヴィッド・フィンチャー監督の傑作ダークサスペ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

ナレーションで説明することなく映画のテーマである「貧富の格差」をビジュアルで説明している表現力は絶妙でこの伝え方のうまさが傑作として評価される理由だと感じた。経済格差を深刻なものだという意識を持つ人で>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.8

我々は「社会」「秩序」に縛られているだけで、みなジョーカーになり得る可能性を示唆しているような気がした。人間の本性や狂気を具現化して現代社会に突きつける傑作、初めて観た時の衝撃は自分の脳裏に濃く残るだ>>続きを読む

Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

3.6

2時間掛けてひねりのない予想通りのストーリーを高クオリティの演出で見せられた感じだった。ベタベタな展開がどこか新鮮な気がした

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

5.0

世界観を作るのが上手かったからか何の違和感もなく見ることが出来たし、映画の世界に引き込まれた。映画史に残る結末は自分自身の心の奥に強く残り続けるだろう

ミスト(2007年製作の映画)

4.2

霧の中に何かがいて出ていくと(入ってこられると)襲われて殺されるという表層的な恐怖の裏に、恐怖に襲われた人間が産み出す恐怖という二層構造の恐怖を描いたホラーの佳作。序盤のB級感とラスト締め方に魅力を感>>続きを読む

シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.2

バートン色と大衆性との絶妙なバランスが図られた傑作ファンタジー。パステルカラーの街並みにゴシック調の城、そこに炎をイメージする赤やオレンジの色合いが徐々に増え始めていく緻密な配色の構成に驚かされた

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.6

常に多様な魅力が各シーンに詰まっていた。早期思春期と50年代のアメリカの魅力を感じ取れる青春映画の金字塔

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.2

本作はコメディでありながら「障がい者」や「格差社会」「人種差別」などの重いテーマを内包していた。二人の価値観の違いによるコントラストが巧みに表現されていたのが面白かった

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.8

スラム育ちの青年の運命と過酷な半生を疾走感あふれる演出で描いた人間ドラマ。

インセプション(2010年製作の映画)

4.2

現実離れした世界観ながら論理的に大きな破綻がないだけでなく、しっかり感情に訴えかけるメッセージもあってクリストファー・ノーランの頭の中を覗いてみたくなった。