にくみちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

にくみちゃん

にくみちゃん

映画(184)
ドラマ(0)
アニメ(0)

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.6

偶像化。
史実、伝記系よりホラー、モンパニ系の映画だったように感じる。
ピカドンのピカドンっぷりは流石だったけど、それ以外の映像でグッと来るものはなかった。音響面は良かったんだけど。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.7

悪い奴悪すぎ。
鬼太郎っぽい所もそうじゃない所も良かったと思う。自分は前半でダレちゃったけどそれでも盛り上がれた。
横溝正史、実相寺昭雄、墓場鬼太郎、最遊記あたりから幾つか好きな人は嵌まれると思う。

ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.0

お化け退治再び。
コメディ要素は鮮度を失った感じがしちゃったけど、吹っ切れたような荒唐無稽さは気持ち良かった。
前作で気になったアメリカっぽさも今回はアッパー系だからそこまで気にならなかった。

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

2.7

愉快なお化け退治。
コメディもホラーも自分には刺さらなかった。楽しむには流石に見るのが遅すぎたか。
テーマとか撮りたかったものとか全く分からなかったし、何だったらアメリカの嫌な所が透けて見えた。

エクスペンダブル・レディズ(2014年製作の映画)

2.7

アサイラム社製女傭兵軍団。
限られたコストで精一杯頑張った感じが良い。
超展開がある訳ではないけど「なんで?」が続いた。なんでかは分からないままだったけど、みんな楽しそうだしこれで良いんだと思う。

エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.6

マッチョジジイ部。
旬を過ぎたからジジイになっていくのにそのジジイがこんだけ元気だと困ってしまう。ジェイソンステイサムが小僧扱いってどんな環境だよ。
間延びしたりもしてるけどそれはもう可愛げかな…。

これがUFOだ! 空飛ぶ円盤(1975年製作の映画)

3.1

当時のオカルト人気を感じる。
つい民俗学的な視点で見ちゃったけど子供にとっては嫌な不気味さかも。
いるいないはともかくとして、最近 UFO に連れ去られた人の話を聞かなくなったなとしみじみしてしまった
>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.3

ルーブルへ行ったし撮影もした。
良くも悪くもテレビの延長だったと思う。
自分はドラマ版のカメラワークが好きじゃなかったからその点は良かったんだけど、音響の悪さが気になって残念な気持ちになった。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.9

結局原作の凄さに帰結する。
平坦で一貫したテーマだからどうしても見立てが発生してしまうし、監督や出演者、ロケ地など外部情報も合わせて奇跡的な出来だと感じた。
エンドロールの森羅万象感も凄かったね。

四月物語(1998年製作の映画)

3.3

大人になっていく。
田舎から出て来たばかりの少女を切り取った内容で、特別不幸な出来事が起きた訳ではないのに心がザワザワしてしまった。
脇が強く、空気感がもつ説得力の裏打ちになっている気がする。

あの頃。(2021年製作の映画)

3.9

揺らぎの中で支えになるもの。
こういう仲間もいなかったしドルオタでもなかったけど十分刺さった。
バンドマンやサブカル界隈が多く見れるのも良かった。あと、また仲野太賀が映画でケツを出していた。

新宿スワンII(2016年製作の映画)

3.0

露悪的な幼稚性。
こんな感じになるなら「探偵は BAR にいる」みたいに型に嵌めた方が良いと思った。前作と今作でヒロインが虚像と実像の関係になってしまったのも悲しいし。どっちも良かったんだけどね。

網走番外地(1965年製作の映画)

2.5

ムショ暮らしの場当タッリィ。
保護司がライフル撃ちながらトロッコで追い掛けてくるし思ってたよりずっと珍妙だった。当時の世代じゃないとグッと来ないのかな。
雪景色で見易い絵面になってたのは良かった。

バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

2.4

どいつもこいつも。
正直この映画の愛で方が分からなかった。それぞれの不道徳な行為が絡み合ってちょっとおかしみもあったりするんだけど…それだけなんすよね…。
これが 98 年公開なら諦めもつくんだけど。

マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.5

荒野とガソリンの RPG。
前作とギャップを感じるほど一気にポスカリになっていてビックリ。北斗の拳や Fallout で既知の世界観であり文脈だったから分かり易かった。
文明以外にもまだ失っていくマッ
>>続きを読む

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.0

川崎、川崎、また川崎。
現実の 80 年頃に対してリアリティを感じなくて、更に作中の少し特殊な世界観や近未来という設定で、多層になってしまった構図を掴むのに時間がかかった。
後半は結構面白かったんだけ
>>続きを読む

極道黒社会 RAINY DOG(1997年製作の映画)

3.2

哀川翔の貴重な三ケツシーン。
ソナチネみたいにしろと言われたのかガチ雨で脚本が変わっていったのか重い現場の中で奇跡的にまとまった感がある。
三池作品らしさは格好良いモザイクと無駄なガメラぐらいか。

新宿スワン(2015年製作の映画)

3.7

新宿のバイオーム。
図らずも東リべと続けて見た事でなんだか意味を感じてしまった。
沢尻エリカを筆頭に兎に角脇が良くて山田優まで良い。監督の遠景が好みなんだけど、ロケ地の都合か少なめで残念。

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

2.8

タイムリープに理解のある弟君。
同じフリの繰り返しでうんざりした。流石にもう分かるって、って言う。最早そのお陰でエンディングのカタルシスを感じたぐらい。
ギャグパートとか良いところもあったけどね。

!〔ai-ou〕(1991年製作の映画)

3.1

飛行機が飛んだなら。
ベタなあらすじ、謎キャスト、若い監督、強力な裏方…こんな感じだから当然出来は良くない。でも心証は良い。
今は vhs のガビガビ画質で見るしかない。いつかサブスクに来ると良いな。

悪夢探偵2(2008年製作の映画)

3.1

サトリ適性。
広がった設定に気を取られる事が多かったから母と子の物語に絞ってくれた方が見易かったかな。
前作のサイコスリラー的な映画からしっとりホラーへの急転換についていくのは大変だった。

悪夢探偵(2006年製作の映画)

3.2

異様な世界における一般人代表 hitomi。
単純な演出だけど怪物の概念が怖すぎた。悪夢あるあるだけど、自分が主演じゃない夢の居心地の悪さったらないよね。
もうちょっとコストに見合った出来でも良かった
>>続きを読む

L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.1

ギャングにはギャングをぶつけんだよ!感。
どうにも物足りない。キャラの掘り下げは不足してるし、ストーリーも間延びしてるように感じるし、そういうのを暴力描写でトントンに持っていこうとした感じがある。

ベロニカは死ぬことにした(2005年製作の映画)

3.7

内的世界の緩衝地帯。
ビデオ屋でバイトしてた時に高回転した挙げ句パクられた事を思い出して観賞。官能的なシーンのせいだったのか。
物足りなさはあるけど悪くなかった。特に劇伴は良すぎてミスマッチ気味。

新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争(1995年製作の映画)

3.4

シモグロバイオレンス。
どうしても技術的に見劣りする点もあるけど、それでも演技力や他の表現で一つ高まってるように見える。
作家性が強いところや意外と綺麗に落ちたところも良かった。
うーん、ギラギラだ。

スティング(1973年製作の映画)

3.6

どこまで騙してたのか。
強引なシーンもあったけど引き込まれたし、名画が苦手な割にも楽しめたと思う。
追いかけると同時に追われる立場にある映画は良い映画。幕切はもう少し盛り上がりたかったかな。

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.7

スパイインベルリン。
KGB、シュタージ、ベルリンの壁と来ればいくらでも暗く出来たのに洒落感が続いてて新鮮だった。特に劇伴が良くて劇伴だけでもファンつきそう。
脚本より主演を追うタイプの映画かも。

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

3.7

父性の旅。
地上波だから多分カットされまくってるんだろうけど、自分には丁度良かった。歌唱も ED だけだったし。
普遍的だからかシナリオは単調に感じたけど、言い方変えればストレートで良いのかも。

YAMAKASI ヤマカシ(2001年製作の映画)

3.3

七人の義賊。と、もう一人。
何度か見たけど、クリムトのシーンとか昔はぼんやり見てたようで発見があった。
とは言え印象が大きく変わるほどではなく、やはりストリートからパリを見る映画だった。

亡国のイージス(2005年製作の映画)

3.3

工作員 vs 昭和マンパワー親父。
エンタメとも社会派とも言いにくい立ち位置にいる映画。
内容については防衛省の協力を得るために紆余曲折あったのかな。
キャストや水の演出は予算の力を感じられて良かった
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.6

正義の執行。
映画としてはもう少し欲しい気持ちがある。内容としては現実で起きた事件や環境を思う事で観賞後のお土産が多くなってホカホカになれた。
右でも左でもポリティカルな邦画がもっと増えると良いな。

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.0

蝶々とカセットテープ。
映像と世界観はまだ鮮度が守られてた。劇伴は流石に 30 年近くの時の流れを感じたけど作風と相まってそれも味と言えなくもない。
オチの余韻も良かったなー。みんな幸せになれたら良い
>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

男とか女とか音楽とか。
苦手なミュージカル映画を克服しようとして視聴。
徐ろに歌い出す事に必然性を感じなくて相変わらずゾッとしてしまったけど、クライマックスが全部持って行ってくれて命拾いした。

インセプション(2010年製作の映画)

4.6

自分もそろそろキックして欲しい。
久々に見たけどやっぱり面白い。
一度や二度想像した世界なのに映像化されずにいた隙間の世界が格好良い。エンタメ感、シンプルながらややこしい設定も好きだ。勿論オチも。

壬生義士伝(2002年製作の映画)

3.8

何度見ても独白聞き取れないのに泣いてしまう。
複雑且つ尻すぼみになりやすいから新選組ネタは避けがちなんだけど、これは何度も見てしまう。
また暫く「おもさげながんす」って言いたくなるんだろうな。

バレッツ(2010年製作の映画)

3.7

さらば愛しき仲間達よ。
冒頭のおしゃれめ演出とか、北野作品をイメージさせるようなシナリオとか、好きなところも多かったけど、
有刺鉄線のシーンとか後半から終盤にかけてはちょっとモタってた印象が残る。

>|