かぼちゃさんの映画レビュー・感想・評価

かぼちゃ

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市子(2023年製作の映画)

3.9

なかなかしんどい話。
良い過去も悪い過去も捨てて生きていかないといけないのはしんどい。
恋人との幸せのひととき、仲良くなった友と夢を見た時など良い時間があったことが救いか。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.9

コメディながら政治に対する思いをぶつけた作品で観ていて楽しかった。
上手くことが運びすぎるような気はしたが、この作品の終わりとしてはハッピーエンドで正解だと思う。
生まれ変わったという表現がちょいちょ
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.9

テンポの良さ、破茶滅茶に見えて所々で顔を見せるそれぞれの立場での思いや言葉、楽しく観られる一本だと思う。
特にお気に入りは、上と下に挟まれ、各所に気遣う牛島のキャラクター。
オーバーに描かれているとは
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.7

本当に本当にささやかな小さな幸せ、本当に本当に小さな一歩を踏み出すためのお話。
重いところもあるけれど、全体的にはほのぼの観られた。
アパートの住人たちとの交流も良いが、職場の人たちとのやりとりもまた
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こどもつかい(2017年製作の映画)

2.8

まあ田舎民や昔のサーカスの描写など気になるところはいろいろある。
でも、前半の門脇さんと有岡さんと子役の子の団欒シーンとか良かった。
門脇さんのニワカファンというのもあるが、ホラー側(サイコパス側)で
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.9

三歩進んで、二歩下がるようなところもあったが、だんだんと家族らしくなっていく過程が丁寧に描かれていたと思う。
それと、リンコの母を登場させたことでリンコの性格が形成されていった過程やカイの母との対比が
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君は恋人(1967年製作の映画)

3.0

浜田さん復帰作ということで、豪華メンバーでストーリーは二の次。
でも、お祝いだから細かいことはどうでも良い。
ただ和泉さんは大好きで、とんかつ屋で働いている娘としては吉永さんよりあっているけど吉永さん
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女子ーズ(2014年製作の映画)

3.3

昔映画館で、名前に色のついている人は割引というので観た。
今考えると豪華なメンバーで楽しいコメディだった。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

最初はこだわりの強い2人が意気投合してからは、凄いワクワクする。
しかし時を経て、一緒に物事をするからしてあげるに変わっていくのが現実の生活なのだろうけど悲しい。
振り返ると彼自体は3枚千円で受けてい
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

今回は怖いおばちゃんでも、優しいおばちゃんでもなく、可哀想なおばちゃんを演じる杉村春子の演じ分けは凄い‼️
また軍艦マーチの時の笠智衆と加東大介の会話が良いし、岸田今日子が可愛い。
あと魚編に豊で鱧は
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お早よう(1959年製作の映画)

4.3

小津作品の中ではほのぼのしていて(近所はギスギスしているが)個人的に一番好きである。
嫁に行く話云々はなく、佐田啓二さんと久我美子さんの恋もなんだかほのぼのしているし、子供たちの家出も最後はテレビが買
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麦秋(1951年製作の映画)

4.2

個人的に家族の温かみが感じられるので、東京物語より好きである。
最終的に家族が別れ別れになるとは言え、前向きに記念撮影してお別れと言うのも良いし、老夫婦も大和に隠居でほのぼの終わるのも良い。

東京物語(1953年製作の映画)

4.0

まだ家父長制の名残があり、大家族で住んでいる人の多いあの時代に、末娘と同居しているとは言え都会に出て家族に会っても、昔馴染みにあっても孤独感を味わうことになる老夫婦を描いているのは凄い。
また尾道に帰
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合葬(2015年製作の映画)

3.4

ここでの評価ほど悪くはないと思った。
隊への参加の動機も三者三様で個性も出ていたが、やや時間の短い映画だからか戦争突入からは少し駆け足になったように感じた。

オオカミ少女と黒王子(2016年製作の映画)

3.1

青春している映画。
人を好きになるのは理屈じゃないのは分かるが、たまに優しいところがみえるとは言え、あれだけ馬鹿にされてまでというのはわからないと言えば、わからない。
吉沢亮さんが当て馬なんだけど綺麗
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サニー/32(2018年製作の映画)

3.0

北原里英さんも頑張っちゃいるけど、やっぱりゾクゾクするのは門脇麦さんが出てきてから。
本物を任せただけのことはあると思った。

雨月物語(1953年製作の映画)

4.2

京マチ子さんのただならぬ妖艶さと健気に夫の帰りを死んでも待っている田中絹代さんとの対比が良かった。
しかしこの映画の京マチ子さんは美しかった、

チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.1

映像としては、ミュージックビデオみたいなオシャレ感があった。
栗山さん演じる記者と成田さん演じる吉田の存在が二人の演技は良いのだけれど、今一生きていなかったように感じた。

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.6

水辺だとかレコード屋とか公園とか出てくるところの割と雰囲気は素敵だったし、三人の関係性を丁寧には描いていたとは思う。
ただ最後の結末はなんとなくしっくりこなかった。

渇水(2023年製作の映画)

3.4

最後の行動は唐突なような気もしたが、それまでの姉妹が困窮する様子や主人公の心情の変化などはよく描かれていたと思う。

小早川家の秋(1961年製作の映画)

4.0

関西の話だし、関西人のキャストが多めで良い。
特に中村鴈治郎と浪花千栄子のコンビの会話は聞くだけで、昔の関西弁の心地よさを感じる。
それから新珠三千代も存在感があって良かったが、原節子は印象が薄かった
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.8

不倫相手といる時と夫といる時の差が表情や感情のみならず、服装なんかにもよく表れていて丁寧に描かれていたように思う。
結果、ほつれるとは言え、ほどけないように記念日のプレゼント用意したり一応ほどけないよ
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幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.2

器用な居残り佐平次は、フランキー堺だからこそ❗️
心中やら起請文やらテンポよく様々なことが起きるので飽きる間も無く、時間が経っていた。

洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

4.0

新珠三千代の色気はすごいし、轟夕起子が旦那が帰ってくるまでと帰ってきてからを上手く演じ分けていたし、芦川いづみは店員さんは可愛く、女優陣の魅力がよく出ていたと思った。

明治侠客伝 三代目襲名(1965年製作の映画)

3.7

鶴田浩二がとにかく格好良い。
特に良いのは、跡目を決める時の津川雅彦とのやりとりは先代親分同様に親のような愛情をぼんに対して持っているのが感じられるシーンで良かった。
あと藤山寛美もなかなか良かった。
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大空に乾杯(1966年製作の映画)

3.0

吉永小百合も和泉雅子も十朱幸代など主要な登場人物はなかなかぶっ飛んだキャラクターであった。
和泉雅子の妄想劇場とか小高雄二のエセ関西タレントとかあって喜劇的には楽しめた。

昭和残侠伝(1965年製作の映画)

3.5

任侠ものは初めて観たが、様式美あり、友情あり、愛情あり、人情ありで良かった。
耐えて、耐えて、最後に忠臣蔵のようになるかと思いきや、圓生がおさめたものの、また耐えて、三人忠臣蔵になるまでの流れも最高。
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青春のお通り 愛して泣いて突っ走れ!(1966年製作の映画)

3.3

ツンデレ、チャッカリスカヤこと吉永小百合の可愛さほもちろん、前作より松原智恵子のキドリンの可愛さを堪能できる作品であった。
お姉ちゃんの女と最後のなにわ先生にはびっくりだけれど、終始基本的には明るいの
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青春のお通り(1965年製作の映画)

3.3

好みの問題もあるが、明るくツンデレなキャラクターの吉永小百合はお嬢様役のときより生き生きしているように思う。
またチャッカリスカヤが好きなんだけど、キドリン(松原智恵子)のアプローチに翻弄される優男の
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