にしりゅうさんの映画レビュー・感想・評価

にしりゅう

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大河への道(2022年製作の映画)

3.2

脚本家が好きで鑑賞。最後の橋爪功のセリフが、森下佳子がいいたいことなのかな。

今日、キミに会えたら(2011年製作の映画)

3.8

障害の大きな恋愛は、他のものは全て失っても相手のところで1から生活を築くぐらいの覚悟がないと難しい。この2人の場合は、色々決断のタイミングはあったけれど、最初に男がロンドンに来ることを躊躇した所が分か>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

映画が終わって場内が明るくなった時、「あそこのあれさ〜」と誰も話し出すことなく、皆「・・・(よかったけどどゆこと?)」みたいな顔で無言だったのがツボだった。少なくとも私はそうだったからそう見えた。もう>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.5

被害者は何度傷つけられれば良いのか。
職場の人間には「よくあること」と流され、弁護士には「立件は難しい、示談しろ」と言われ、示談に応じればNDAにサインさせられ、変な噂を流されても本当のことを言うこと
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帰ってきたムッソリーニ(2018年製作の映画)

2.6

「帰ってきたヒトラー」のイタリア版。話の流れはほぼ同じ。独裁者を生み出したのは支持した国民。歴史は繰り返す。

日本だと、誰が生き返ると歴史が繰り返すことになるんだろう?この人!という誰か1人が浮かば
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決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.5

事前情報なしで鑑賞。周囲に担ぎ上げられて出てきた以上、ずっと神輿に乗ることが求められる。神輿の方向性を決める権利は乗り手にはなく、自分の意思を貫こうとすると神輿から振り落とされる。それが生々しく、コミ>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.2

出版社が舞台の騙し合いバトル。大泉洋の飄々とした感じと、松岡茉優の融通のきかないまっすぐな感じが良いコントラスト。

痛くない死に方(2019年製作の映画)

4.3

在宅医療バンザイ映画ではなく、きちんと失敗例も描いていたことで、在宅医療がどういうものかがより伝わった。坂井真紀もよかったし、おじいちゃん役の方の死にゆく姿が凄かった。かなりの間、目を開けてたよね?!>>続きを読む

浅田家!(2020年製作の映画)

3.3

脚本がよかった。前半の写真家として成功するまでと、その後の震災後の場面がメリハリが効いていてずっと惹き込まれて見ることが出来た。

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

2.8

原作未読。おそらく端折られているだろう場面が多く、登場人物の感情表現が突然すぎて置いていかれることがしばしば。

かんちゃんのメッセージも、原作を読んだらもっと染みるんだろう。

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

75歳以上で希望すれば誰でも利用できる権利。
そのうち、PLAN75があるから高齢者に対する生活保護や年金などの社会保障が縮小されて。
TVでも「日本の未来のために」とか「若い世代のために」とか「思い
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日本独立(2020年製作の映画)

3.8

見終わった後に皮肉なタイトルだと気づく。
日本「独立」などではなく「隷属」だった。
アメリカからすればそりゃそうだろう。戦争に勝って日本を占領しているのに日本に自由に決めさせるわけがない。

戦後の政
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東京原発(2002年製作の映画)

4.0

2時間で原発について学べるよい映画。
そしてちゃんとエンタメとして楽しめる。

今まであんなに極端に原発に予算が充てられていたとは。利害関係者の目先の儲け優先で税金が投入されてほしくない。
次世代に問
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

2.8

序盤~中盤にかけて、お金がないという割に流されるがままの主人公にも、実情を知らず調子のいいことばかり言う夫にもイライラしっぱなしで途中で見るのをやめようかと思った。

最後は草苗光子に持ってかれたなぁ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

原作者の井上雄彦が脚本・監督だからこその出来と説得力。漫画スラムダンクの世界がそのまま映画になっていて、漫画で惹きつけられたカット割りやキャラクターの動き、台詞が、その素晴らしさを損なうことなく映画に>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

生きてるだけで丸儲け、血が繋がってなくとも親子の絆は築くことができる。
明石家さんまプロデュースだからこそこの部分が特に心に染みた。

最初中途半端な関西弁が気になったが途中から気にならないくらい物語
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めがね(2007年製作の映画)

3.5

デトックス映画。

ぐっすり寝て、美味しいものを食べて、綺麗な景色を見て、たそがれて、それが幸せだよなぁ。

「なにもしない」がこんなに贅沢な事とは。疲れた時に何も考えずに見たい映画。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.0

内容を知らずに見始めたので展開にびっくりした。が、この時代の抑圧された女性にとっては、他者に心をさらけだせること自体がほとんどなく、今回それが可能で心を通わすことができたのが同じ女性だった。だからそう>>続きを読む

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

4.0

周囲に比べてできない部分の方が目に入ってしまうけれど、その子自身の中でできる部分を見つけてやること。サインを見逃さないこと。子どもが自閉症でなくとも見習うべき親の姿勢があった。

オーウェンはカウンセ
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Arc アーク(2021年製作の映画)

2.8

台詞のせいか?お芝居がわざとらしく感じる場面がちらほら。
会話劇がメインなので映画ではなく舞台の方が向いている作品なのかな。プラスティネーションの描写など見て足りない部分は観客が想像で補うだろうし。
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.5

おもしろかった!こんな実話があるとは!
裁判のシーンは笑ってしまった。実際もこんな感じだったのかな。

エイミーアダムスのぱっと見可愛らしい感じが生かされた役。従順なようでいて芸術家として譲れない芯の
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

原作を読みたくなった。映画の中であった幾つもの問題提起についてじっくり読んで考えたい。

生島の子供達の事件後の人生にやるせなさを感じた。ほんと親ガチャ。昔、宮部みゆきの「火車」を読んだ時にも同じよう
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

ヤングケアラーとして生きてきた少女の、家族を負担に思う気持ち、一方で家族だからこそ助けたいという気持ち、その葛藤がとても丁寧に描かれていた。

家族側としては、「家族が助け合うのは当然」「お手伝い」と
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ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

3.0

メディアが恐怖を煽り、分断を加速させる。そしてそれが誰かの利益に繋がる。

コロナ禍が終わらない今の日本と重なる。

米国の抱える問題を斬新な方法で追求するマイケル・ムーアには驚かされる。

けれど、
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.8

デミ・ムーアが可愛すぎる!その後のGIジェーンやチャーリーズエンジェルでのいかつい役が想像つかない。

デミ・ムーアの可愛さと、ウーピーの名演と、幽霊をめぐる設定のおもしろさと、見どころがたくさん。今
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ショックウェーブ(2020年製作の映画)

3.0

爆発事故の数年前から、内閣退陣、デフォルト、通貨価値の下落etcの問題があり、既に国内行政がうまく機能していなかった模様。それが故の危険物のずさんな管理だったのか。
こんな状態では国に補償の期待もでき
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ホームレス中学生(2008年製作の映画)

3.8

親になった今見ると、せめて子供達が働けるようになるまでは健康に生きたいと思った。母親の悔しさと心残りは大きかっただろうな。父親も病気して大変だったみたいだがそれでもあのやり方しかなかったのか。でもすべ>>続きを読む

ラスト5イヤーズ(2014年製作の映画)

2.9

女性視点と男性視点で時系列が異なる構成がおもしろい。

芽が出ない現実を受け入れられず、いつまでも自尊心は高く、男に対する劣等感が高まっていく女

妻に対するリスペクトがあるようで、養ってやってる感、
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マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

3.5

世代的に、楽曲よりもゴシップや見た目の奇抜さの方が先行していたけれど、これを見ると音やリズムの細かなところまで指示を出していて才能に溢れた人だったということがわかる。

この大量のスタッフは、マイケル
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.6

ビヨンセが美しすぎる。ジェニファー・ハドソンという新たな才能を発掘したのがこの作品の最大の功績。

ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.4

映画館の大画面&大音響で見たかった!
テーマは違えど話の展開はインディペンデンスデイと似ている。あの映画はウィル・スミスと戦う最後のエイリアンでずっこけた記憶が。。。この映画はそんなことはなく、最後ま
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.0

ロビイストの活動を通じて、銃規制の賛成派と反対派の攻防が繰り広げられる。銃規制がトピックではあるものの、物語の主軸はロビイスト。

日本も為政者や権力者のために奔走するブレーンがいるんだろうな、今なら
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.0

こういう恋愛は男の方が引きずる。やめた方が良いとわかっていてもはまってしまう相手の女性を黒島結菜が上手く演じていた。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

ふたりの関係の移り変わりがリアル。特に別れに至るまでが。

なにか変わるかもと思って体を重ねたけれどそんなことはなく虚しさだけが残る朝。

空気みたいな関係になっちゃえば楽なのかな、と思ったところで輝
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.0

彼らの現在地、彼ら自身の行動の結果ではあるが、親の影響もかなり大きい。違う環境を幼少期に与えていたら、違う人生を歩んでいたんじゃないか。貧困の連鎖、虐待の連鎖をいかにして断ち切るか。考えさせられる。

地獄の花園(2021年製作の映画)

3.0

設定よし、キャストよし、見栄えよし。
ただアクションをもうちょっと頑張ってほしかった!

キメキメの格好をしていても出てくるパンチがへなちょこで…興醒め。
CGでカバーするにも限界がある。
男性俳優で
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